長くなりますので、スルー推奨です(笑)
勝手な備忘録なので、ってかブログってそういうもんですよね(正当化)
今季、最後の檜舞台を残すのみとなった。
この舞台に上がりたくて、そこで勝ちたくて、僕はずっと戦ってきた。
そして、戦う毎にこの舞台が持つ意味をヒシヒシと感じるようになった。
みんな、必死だ。
個人差はあれど、みんな本当に必死なんだ。
あそこで戦う意味、あそこに辿り着くまでの道のり。
その重さを、ライバルたちと戦う中で、生き残る中で、
文字通り痛いくらいに感じた。
その意味を知るまでに、実に3年かかった。
一端に生き残った今、僕は戦った彼らに恥じるような戦いは決してしない。
当然だけれども、上がりたくとも上がれなかった戦友の涙も持っていく。
そしてこれからは、何の遠慮も要らぬどころか
躊躇していたら食われてしまう舞台だから
最初から全身全霊でぶち当たる。
今季、色々あった。
本当に。今までの人生の中ではありえないくらい。
目まぐるしく環境が移り変わる中で、
僕らしくもない、サボる事もせず鍛え、目指し、
数え切れないほど押し寄せる感情の波にドップリ飲み込まれて、
挙句の果てに肉は断たれ、骨は折れ、訳のわからない病気も抱える事になって
それでも
支えてくれる大切な人に救われ続け、泣かせ、耐えさせ、
そんな弱い自分がどうしようもなく嫌いで、
情けない話だけど、本当に死を選ぼうとして、
絶望の淵で殴られ、諭され、いい歳して大声で慟哭して無念を嘆き、
泣き腫らした後に漸く、最後に戦う選択肢を選んだ。
これが正解だったか、間違いだったか、
そんな事に大きな意味はない。
ただこんなちっぽけに成り果ててしまった自分が、
戦う事で誰かの為になるのなら、最後の最後まで戦っていたいと思えた。
独り善がりかも知れない。
だけど、完全に独り善がりでない人生などこの世にあるのかな。
自分に出来る事、自分にしか出来ない事。
それを見極めるまで37年も掛かった。
そして、あらゆるものを失っても尚、
それを続ける覚悟を決めるまでにもまた時間を要した。
いい加減、自分でも愛想が尽きる。
みんな、色んなものを背負って生きてる、戦ってる。
他人には言えない悲しみも、絶望も、情けなさもみんな持ってる。
人それぞれ背負うものは違っても、無傷の人はいない。
特に勝者の中で、赤ん坊のような無垢な者は皆無だと知った。
勝者と呼ばれる者全員が、何かに追われ、何かを背負い、デカイ傷を引きずり戦ってる。
そんな中で僕も戦える事を、喜ぶべきなのだと思う。
誇りに思うべきなのだと思う。
僕の身体、よくぞ最後まで動いてくれた。
もう少しだからな、一緒に辛抱しよう、一緒に戦い尽くそう。
支えてくれた大切な人。
僕に出来る事はこれくらいだけど、
だけどそれでも命、捧げてやり切るから、
最後まで見てて下さい。
情けない姿、いっぱい見せてしまった。
弱い所、ウンザリするほど見せてしまった。
見放してくれて良かったのに、今の今まであなたは見捨てなかった。
だからせめて、その心に報いたい。殉じたい。
家族、親友、最愛の人。
全ての大切な人へ、僕の全力を贈ります。
僕を生かしてくれ続けた全ての人へ、この命でお返しする。
全ての喜び、幸せ、悲しみ、苦難、痛み、絶望、死の淵までも
今は感謝する。おかげでもう何も怖くない。
あとどれくらい動けるかはもう考えない。
考える必要もない。何があっても動けるだろうから。
与えてくれた時間を目いっぱい使って、今季は最高の戦いをしよう。