一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

師匠に会って

2019-12-26 00:52:55 | 日記
先日、やっと師匠に会ってきました。

最後に会ってからもう実に丸1年以上もご無沙汰しちゃってて、
時の経つ速さたるや…と、師匠も僕も互いに唸っちゃいました。

相変わらずお元気そうで、何よりだった。
手土産も喜んで頂けた。

公私ともに大変な一年でらしたようなのに、
そんな素振りも見せない師匠はやはり根っから強い「大人」だと再確認した。

普通の人なら「こんな事があって大変だった」「めっちゃ凹んでる」「辛かった…」などと
話の9割が苦労話や愚痴で終始するだろうに、彼はこちらからその話題に触れても
「まぁべっちょない(どうってことない)」とニコニコしてる。

最近、っていうかもう2年以上か、ドラコンから全く以て離れた僕に、
「どないや?最近スゴイ選手が現れたぞ?一刀君でも負けるんちゃうか??」
と、嬉しそうに挑発してきた(笑)

「ああ、今の僕では勝てんでしょうね」とキッパリ言うと、
「なんや…えらい謙虚やん…」と物凄い意気消沈してらした。

以前までの僕なら「僕に勝てるヤツは僕しかいません」と断言してたから、
きっと師匠はそういう返事を期待して、ワザと奮起を煽ってくれたのだろう。

だけど僕は、今のドラコン界隈に師匠以外に「面白い」選手を見出せない。
実力云々の話ではないし、そんなものはこの際どうでも良い。

男一匹が、意地とド根性と覇気と闘志をぶつけ合う。
磨き上げた技と力量を闘い合わせる。
そのなんて言うんだろうか、「気合」のようなものを師匠以上に持っている選手を知らない。
そしてもはや、知ろうとも思わなくなった。

僕のあそこでの目的は「己の証明」であり、「己の可能性を体現する試金石」だった。
要は、ド素人でも魂捧げてブッ込めば、プロをも打ち砕くという事を己で立証したかった。
それを成し得た瞬間が、折しも身体もブッ壊れたタイミングだったので
自分の中でかなりの納得感を持って身を引けたと自覚している。

今はもうステージが、自分という人間がどれだけの人に役立てて、
そしてどれほどのものを世に残せるのかという「人生の目的」に移っている。
だから、いつまでも「おらが一番」の世界に興じている場合ではないというのが正直なところだ。

少し寂しそうな顔をされていたけれど、師匠もそれは理解してくれているようだった。

ただ・・・
敢えて言わせてもらうけど、やっぱり僕に勝てるのは僕しかいませんよ、師匠(笑)



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