本当に会いたいと思う人間には中々会えないようになってる。
そう思えて仕方ない昨今ですが。
久々に、お盆休みで帰省した親友とようやくの再会。
またコレ、何年振りだ??(笑)
今回は2年振りくらいで済んだか。
積もる話があっても、親友の顔を見ると10分の1も話せない。
それは良い意味で、親友のオモロ・ポジティブな雰囲気に感化され、
ついつい自分の中にある「悩み」やら「愚痴」なんてものが後回しになり、
次第にネガティブなものはどうでもよくなり、帰る頃には何と言うか、
感情がほぐれた状態になっている。
不思議な男です。
自分の苦労話をしていても、何故か苦しそうにはしないので。
本人は愚痴のつもりらしいのだけど、嫌なカンジがしない。
僕は「親友」というキーワードには特に敏感で、
短い年月、浅い繋がりの生半可な付き合いしかない人間から
「俺らは親友だよな」とか言われると一気にその人を信用する気が失せる。
あと、やたらと握手してこようとするヤツも。
その理由、というか根底にあるものが、
この親友ともう一人全く別タイプの親友、2人の男の存在なのだと思う。
僕にとっての親友は、人生でこの2人の偉大な男しかいないと思うし、
これ以上必要ではないとも確信します。
長い長い年月を経て、
僕の情けない失敗も、過去の生き様も、
昔々の歴代の彼女なんかも知っていて(笑)
僕自身が嫌気を差してしまうようなこの人生を
彼らは決して笑わず、いつも真剣な眼差しで向き合ってくれた。
過度に押し付けたり、過敏に慮ったり、
べったり連絡をしてきたり、恩を着せたりなんかもせず、
ただただお互いを一人の人間とし、僕を一人の友として尊重してくれた。
親友だから当たり前じゃないのか?と
文字に書き表してしまえばそう思われるかも知れないけれど、
だけど「それが出来る心ある友が、お前には存在するのか?」と問われた時、
心底胸を張ってYESと答えられる人が、どれくらいいるだろう。
僕は僥倖にも2人いる。
散々な人生だけど、
家族と、嫁さんと、そして親友に僕は世界一恵まれている。
それだけでもこの人生は本当に幸せなんだなと
今この年齢で改めて再確認する。
これ以上の贅沢って、実際考えられないや。