一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

自分を生きなきゃ不幸だ

2019-11-15 11:54:54 | 日記
僕は自分の両親に感謝している。
それは、親としての「愛」というものを彼らが常に模索し続け、
試行錯誤しながら我々子供に与えようとし続けてくれたからだ。

いかに親とはいえ、人間なのだから間違いだって必ずある。
それでもそこに愛があるのかないのかくらい、子供は見誤らない。

ただその間違いが、我々3者にはそれぞれ違った伝承の仕方をしたようだ。
それもまた人間の営みであると、客観的に見る事が出来れば割り切れるのだが…。


兄は母のスパルタ学歴至上教育に長い間苦しんでいた。
一度、大きな傷を負うまでその事実に気付かなかった。

自分が本当に求めているものは「小さな幸せ、温かい家庭」であった彼は、
それに気付くまで実に40年もの時間をエリート意識に支配されてしまった。

姉は母の夢をそのまま受け継ぎ、今また自分の子供たちの才能を度外視し、
このご時世に未だに学歴を躍起になって押し付けては子供を叱りつけている。

「超有名進学校に、あと2点で合格のところまで行ったんだ!」
ってもう両手で数えられないくらい聞かされる。

ドラコンで言ったら「あと2ヤードで決勝リーグだったんだぞ!」か?
自慢にも何にもなりゃしない(笑)

一度甥っ子に「叔父さんだけが味方」と言われた時は、自分の事以上に危機感を覚えた。
彼もまた、兄と同じ苦しみを負わされて孤立無援なのが分かったから。
行きたくなかったんだろう、そんな学校。

僕はと言えば、母のそういった期待や願望とは全く真逆の人生を選んだ。

兄の苦しみ藻掻き、挙句に人生の目的を失した姿と、
敷かれたレールを完遂し切った姉が見せた、化物のように傲慢で視野狭窄な姿。
それらを見て、どっちにもなりたくはないと思ったからだ。

未だにそれを親兄弟から責められるが、自分には全てを理解してくれる人がいる。
まさにそれが自分の求める人生だったので、そこに一切の曇りも淀みもなく
全力でその人を幸せにしようと戦えている。


母は愛の深い人ではある。
だが、幼い頃からやはり厳しく高い学歴を得るように強いられ育った。

それが実現しなかった無念は、未だに現在進行形で語るほど、
彼女のトラウマとして刻まれてしまっている。
歳を取って少し呆けているにも関わらずだ。

それだけ、幼少期の環境は人の心に深いものを残す。
それは光、影、傷、ぬくもり、是非を問わずありとあらゆるものなのだろう。

何が正解なのかは、どうしても自分にしか分からない。
それが「人間」だ。

もし親から褒められ容認される事を「自我」と勘違いした者は、
親がいなくなった時にいよいよ化物となる。


学歴なんてものはブランド品と似たようなものだ。
それでマウント合戦する姿は、自分の餌の量を自慢し合う家畜の姿に過ぎん。
超一流以外は全て5流であり、目的のない進学ほど無駄な事はない。

MITだろうがハーバードだろうが、求め出せばキリがない。
大切なのは「自分が求めるものは何か?」でしかない。

お金も資格も仕事も競技も何でもそう。
超一流を目指すのか、そこそこで満足するのか、半端で満足か。
親の顔色見るより自分の胸に聞いてみるのが一番早く、正確だ。

自分が洗脳されている事に気付かない人間は、
「いつでも他者と比べている」という事に気付くべきだろうな。
隣の滅びかけの国見て分かんねぇかな?
あそこ学歴好きだろ(笑)

自分の人生は自分が往く。
子供も親も自分ではない。




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