一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

世界が終るまでは

2016-03-12 01:20:18 | 音楽
世界が終わる時まで、
または自分が最期を迎える日まで、
何かを諦める事はない。

80歳を超え、背骨は前後左右に曲がり、指は全て変形していても
まるで少年のように瞳から光が衰えない人がいる。
まるで今も現役でいる事が、当然とさえ思っている人がいる。

その眼差しが、こんな若造に檄をくれる。


先生、アンタでっかいガタイして羨ましいなぁ、
僕はチビやから他人より鍛えなアカンねん。

僕の指、全部曲がってしもてるやろ、昔鍛えすぎてなぁ。
おかげで変化球投げやすいねんで。誰にも予測不能の球投げれるんやで。

背骨は上手いこと回らんけんどな、足はまだ生きとるから、
他人より早く捕球しやすい位置に回り込めばええねん。

何とでも鍛えようがあるでな、楽しいなぁ。
今週も、来週も若い衆連れて試合に回らなあかんねん。
忙しけど、動き回りたいから身体ようほぐしてくれる?

学校、頑張ってな。
ええ先生なれるでな。



WANDS?? 世界が終るまでは… Music Video




80歳の大先輩は、今日も笑顔で帰路に就いた。
ハツラツとした声で、ありがとう先生、と手を振って。

この人の「世界」は終わるどころかまだ中盤戦なのかも知れない。

僕の「世界」はどうだ。
自ら終わらせてしまっては、あまりに恥ずかしい生き様だ。
終わらせるつもりはない、そう思っていたけれど
本当にそうか。

心のどこかで弱音をジャンジャン吐き出してはいなかったか。
道行く人を羨んではいなかったか。
失ったものを見つめすぎて、まだある可能性をかなぐり捨てていたんだろう。

誰かの同情なんて要らない。言葉も、慰めも要らない。
それも本心なのだとしたら、じゃあしばらく蹲りたいだけか。
そんな事して何になる。

一回りも年下の仲間が、逆境が来るとニヤけて来ると言ってる。
「面白くなってきたな」と闘争心に火が付くのだと言う。

そんな男がライバルとしてお前を認めている。
況してや80歳の大先輩に、置いてかれてどうするんだろう。


身体が欠損したのなら

このどうしようもなく火付きの悪いシケった精神力に

油でもぶっかけて燃やさなきゃ。


まだ、10歳そこらで放ったあの場外ホームラン、
あれを超える超常現象は起こせていない。
あれを超えるアドレナリンは出ていない。
10歳のクソガキだった自分に、いつまでも追いつけない。


30年近くあれから歳を食ったんだ。
だったら30年越しの知恵を振り絞って、今の、そしてこれからの戦略を立てろ。

まだ世界が終わった訳でもないんだから。













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