逸材

戦友からいきなり電話があった。

昨日長電話したばかりで、
今朝方もメールしたばかりだったから
何か急用かと思ってみれば


彼の師匠筋に当たる選手が、
非常に僕を評価していた、とのこと。


先日の試合で初めてお手合わせ頂いた人で、
そりゃあもう実力・雷名共に文句なしの超有名選手だ。


そんな人が、僕を日本一に匹敵する逸材だと言う。

あまりに高い評価で、びっくりを通り越した。

ポテンシャルだけなら超Ａクラスだとか…


あの試合では大した成績ではなかった為、
とても自分が彼の目にそう映っていたとは思えないが
嘘やおべんちゃらを言う小者では決してない人だから、
敢えてその高すぎる評価は受け止める。

本気で世界を目指すなら、俺の指導を受けに来いとまで言われた。


面はゆい感じがするけど、それは素晴らしく有り難い申し出だ。


来月の試合までに、去就は考えておきたい。

有り難い、有り難い。