怪我は怪我
病は病
別物だと思って生きてきた
それは甘かったのか
或いは無知だったのか
傷付き痛めつけた身体は必ず強くなる
そう信じてただひたすらに鍛えて磨いてきた
その傷は何年もかけて分厚くなり
強さそのものになると信じて
だけど傷は傷
積み重ねてきたダメージは、傷は、怪我は
病へと姿を変えて身体を蝕んでしまった
鈍感な僕がそれに気付いたのは、
もう身体が悲鳴を上げ切った後だった
なんて馬鹿なんだろう
だけどせめて、今まで痛みを発して必死に訴えかけてきたこの身体たちを、
聞こえぬフリをしてきた時間以上の時を費やし
休め、癒やし、また育んでいきたい。
その先に待つものが或いは望まざるものでも
今はこの手には何も握るまい
この足にはこれ以上の枷を履かせない
すまん、すまん、
すまん
病は病
別物だと思って生きてきた
それは甘かったのか
或いは無知だったのか
傷付き痛めつけた身体は必ず強くなる
そう信じてただひたすらに鍛えて磨いてきた
その傷は何年もかけて分厚くなり
強さそのものになると信じて
だけど傷は傷
積み重ねてきたダメージは、傷は、怪我は
病へと姿を変えて身体を蝕んでしまった
鈍感な僕がそれに気付いたのは、
もう身体が悲鳴を上げ切った後だった
なんて馬鹿なんだろう
だけどせめて、今まで痛みを発して必死に訴えかけてきたこの身体たちを、
聞こえぬフリをしてきた時間以上の時を費やし
休め、癒やし、また育んでいきたい。
その先に待つものが或いは望まざるものでも
今はこの手には何も握るまい
この足にはこれ以上の枷を履かせない
すまん、すまん、
すまん