一刀入魂 勇往邁進

2012年4月デビュー
2015年5月初勝利&再起不能
2019年、人生本番開始(笑)

いよいよ

2016-03-27 02:33:17 | 日記
今日は学校で奨学金の説明会。
あと白衣とケーシーの採寸やテキストの購入手続き。

多くの学生さんでごった返した。
気が付けば、父兄さんは僕くらいの年齢の人も多い。
なんとも言えない複雑な心境だったけど、
今にして思えば僕はこれで良かったのかも知れない。
そうも思った。


いよいよ来月から始まる。

不安材料は探さなくてもいっぱいあって
だけど僕の天秤にかけた時、それらよりもどうしても重いものがあって。


身体は益々痛くて不自由だけど、
なんとかやれるだけやってみようと思う。

ここから3年。
正直に言って、それはとても長い時間だ。

その長い時間には、まだ踏み込む前段階だけど
きっと多くの、そして重い意味がある。
それだけは分かる。

何も、資格を取って独立する事だけをとらまえて言っているのではなく。

僕は考えてみた。
考えずにはいられなかった。

僕を生み、育んでくれた両親は
3年どころではない長い道のりを、長い長い上り坂を、
雨の日も風の日も、病める時も真っ暗な時も、
決して放り捨てず、決して諦めず、ずっと変わらずにいてくれた。


僕を支えてくれた人は、同じく3年どころではない長く辛い、
普通の人間ならばとっくに弱音を吐いて投げ出した苦難の道を、
愚痴の一つも吐かず、泣き言も言わず、全然楽勝だと笑いながら戦ってくれた。

僕がどんな姿になり果てようとも、
ただ生きていてくれさえすればそれだけで良いと言ってくれた。

ただただ、そこに愛情しかないからと。


その愛情が、僕の大事な人たちを縛っているのだとしたら…。
一時期はそう考えた事もあった。

それならばいっそ、どうか僕を捨てて
皆それぞれ有意義に、命を、時間を、自分自身の大切な人生に充てて欲しい、と。

僕は本当に愚かだった。浅薄で、馬鹿で愚鈍で短絡的だった。
今もそうだが、今よりもずっとずっとひどかった。

皆、同じ言葉をくれた。

その程度の半端な覚悟で、お前を愛したりしないと。


その言葉に、嬉しさを超えた、形容出来ない思いが込み上げるばかりだった。
申し訳なさと、皆のその想いに必ず応える覚悟と共に、言葉にならない嗚咽と共に。


奇しくも、自分が遅まきながら志したこの道は、
叔母が無念の内に命半ばで倒れた道だ。
これはきっと偶然ではない。そう感じる。
受け継ぐなどと厚かましい事は言わない。
ただそこにある道は、ただの一本道ではないと腹を決めた。


ドラコン競技に打ち込んできた中で、
僕は全力を果たして死ぬのならそれも良し、と思ってきた。
実際口にもしてきた。

そこにウソはないけれど

僕がこんな身体になった時、どれだけ愛ある人たちを悲しませただろう。

何よりも僕が必死に打ち込んでいたものが失われた事に、
どれだけあの人たちは、こんな僕に寄り添ってくれただろう。


もう、これ以上大切な人の感情を擦り減らしたくはない。
もう、こんな僕の為に大切な人たちの命を頂く事は出来ない。したくない。

3年の時の中で、
もしも
弱気になった時
挫折した時
絶望しそうになった時に
思い出せ。


この命は、大切な人たちの長い年月と、血と、汗と、計り知れない量の涙で守られてきた事を。

この命は、火花のように散らしたり、安易な犠牲を払って終われる安い代物ではない事を。

あの人たちに、報いる為に今の命がある事を。



じっくり行こう。
焦らず、結果が中々付いてこなくとも、
着実に、淡々と。

今までの自分が出来なかったスタイルを積み上げて作り上げよう。
今まで、あの人たちが見せてくれたような生き方を。


後悔は残さない。









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