根っこは変わらず

相棒が、ここ最近はなんだか専門書を読みふけるようになった。
詰め所でも暇さえありゃ、なんか読んでる。

学生時代のバイト先で出会った頃なんかはそんなタイプではなく、
まぁ本は読んでたみたいだけど、啓発本とかビジネス本ばっかりだった。

それが今は、なんだか小難しいモノをお読みだ。
勿論彼の担当する仕事には欠かせないものなんだろうけど。

「賢そうな本、読んでるな」と冷やかすと

「アホやから読んでるんやで！」と笑う。

んなことないんだけどね。

しかしそういうとこが、相棒たる所以なんだと再確認。

驕らず慢心せず、決して誰をも見下さず。
そして何より己を知る、故に先を知り得る。

読んだ本の数を自慢するバカとはエライ違いだ。