オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

オーバーホール

2007-02-14 17:59:30 | クラシック
 クラシックバイクのエンジンをオーバーホールするとき今のオートバイではやらないような作業をすることがあります。クランクケースなら最初はベアリングやメタルの交換ですがそれが簡単にできないところがあるのです。

 このトライアンフのカムシャフトのメタルもそんな例。穴が袋になっているところに入っているメタルで、ベアリングプーラーなどを引っ掛けることができません。この場合はメタルにタップを立ててボルトのプーラーで引き抜きます。ワークショップマニアルにもこうしろと書いてあるので純正なやり方です。ただウィットワースのタップは無いのでミリを使いますが。22mmというタップはここだけにしか使いません。

 メタルの交換ができたといってそれで安心はできません。カムシャフトを入れてクランクケースを合わせるとガタが全く無くバッチリ!じゃ無くてインレット側は渋くて回りません。これをスムーズに回るようにするのに半日かかってしまいました。




タップは必要なサイズが手に入りますが22mmくらいになるとボルトが見つからないですね。これはホンダ用の工具が使えました。

TLM200R

2007-02-11 10:20:44 | トライアル
 TLM200Rです。タンク、サイレンサー、スイングアームなどがスペシャルなものに変わっております。登録して公道走行も可能なのでこれからトライアルをやってみたいという人には良いのではないでしょうか?

価格84,000円(現状の本体価格 諸経費別)
書類あり(ナンバー返納済)



 TLM200/220Rは当店でも何台か販売しました。普通に乗れるトライアル車ですので今でも釣りや山での散策に使いたいということで探している人も多いです。トライアルだけではなくいろいろなところで使えるところがこのモデルまでの日本のトライアル車の良いところです。今でもライディングのトレーニング用として生産されているようです。


思い出だけになってしまった日光スピードパーク

2007-02-09 18:37:02 | ノンジャンル
 モタードセミナーをやる場所を探していて思い出したのは、以前ジムカーナで使った今市の日光スピードパーク。人家から離れて林の中にあったし、ジムカーナで車がグルグル回ったりしていたのでタイヤの痕など問題ないし使えれば言うことがありません。しかし最近イベントをやっているという話を聞かないのでクルマ関係の人に尋ねてみたら閉鎖されたらしいとのこと。それで、今どうなっているか見に行ってきました。その場所へ着いてみると、唖然!そこにはもう何もなくなっていました。がっかりでした。以前は入り口から入ると駐車場があって食堂やテラスを備えた建物、そして舗装されたコースがありました。所属していたクルマのクラブで借りてジムカーナを主催したり、大好きなクラシックなスポーツカーのイベントも良くやっていたので見に行ったり、イベントが無くても行くと練習することができたのでよく行っていました。それが跡形も無くなくなっているのですから狐につままれたような感じです。

 去年は鹿沼カートランドが終了したし、気軽に走れるところが少なくなって車やオートバイで走るのが好きなものにとっては寂しいです。また気を取り直して探すことにします。

 昨日はモタードの練習に参加したいという人から電話がありました。今年も今月18日(日)からライディングセミナーを始めるので参加してもらうことにしました。ドリフトの練習はできませんけどオートバイに乗るライディングテクニックの練習になります。


手前のススキが生えているところ辺りが建物のあったところ。見事に何もありません。その先のコースは舗装も無くなって自然に帰っていました。