オイルが無くなるとエンジンにダメージを与える事態になるのはご存知の通り。ピストンが焼きついた、という話はたまに聞くことがあると思います。それと同じくオイルが無くなるとミッションが焼きつくことが有ります。
ピストンの焼付きの場合、クラッチを握ったりギアをニュートラルにすると車輌は動かすことが出来ます。しかしミッションが焼きつくと動かすことさえ出来なくなります。
最低限、エンジンオイル(またはミッションオイル)の量の確認をしていなくてはいけません。
青矢印はシャフトに対してフリーに動きます。黄色はシャフトとともに回転します。ニュートラル位置の場合2本のシャフトは別々に動くことが可能です。
このミッションは一番右側のシャフトとフリーに動くギアが焼きついてシャフトと固着してしまいました。
30年近く前のオフロードモデルです。最近はビンテージモトクロス等、クラシックイベントがはやっているので、古いオートバイが復活することも多いと思います。なおさらメンテナンスには気をつけたいものです。