オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

今年も有難うございました。

2020-12-31 18:16:00 | ノンジャンル
 長かった一年もやっと終わりになろうとしています。今年も有難うございました。今年は新型ウィルスに世の中振り回されていました。そんな中オートバイの販売、新車の人気などは堅調に推移していったと聞いています。流行りものを扱っていない当店にその恩恵はありませんでしたが。
 それでも趣味で乗っている方は世間の状況に左右されることなく付き合いをさせていただいています。変わったのはオンラインで仕事をする方、不要な外出を減らすなどで自宅にいる時間が増えたおかげでしばらく乗っていなかったオートバイを復活させるというかたからの依頼が増えました。
 年季の入っている車両が多いので念入りな整備が必要な車両も多くじっくり整備修理をさせていただきました。そんな中ですが、当店の狭い店内で車両の保管ができず長時間待ってもらったことは大変申し訳なく思っています。来年は改善できるように工夫して行こうと考えています。
 オートバイで走っているときは人と接触が避けられるという環境なのでこの状況でも楽しめる趣味だと思います。来年も安全に注意して楽しみましょう。



オイル漏れ

2020-12-22 19:26:00 | ベスパ
 スッキリ晴れ上がった青空でした。空気は冷たいかったですけど風が無かったので暖かったです。このままツーリングに行きたい陽気でした。



 オイル漏れ修理をしたET3です。この前の修理のET3とは別の車両です。ベスパはしばらく止めておくと床にオイルが垂れているなんてことが多いです。キャブレターや燃料コックから漏れた燃料のオイル。マフラーやシリンダー合せ面からのオイルなど様々。
 まれに起きるのがエンジン下側、ギアチェンジを行うシャフトの部分からのオイル漏れです。ギアオイルがたまっているところにあるクランクケースを貫通しているシャフトの小さなOリングがオイル漏れを抑えています。物を見ると心細くてOリング2本くらいにしてほしいと思いますが、これまでで修理したのは3台ですからこれでいいかもしれませんが。これも含めて全体のオーバーホールを行いました。


赤ペンの先がOリングです。

ベスパの不調、完了

2020-12-15 19:19:00 | ベスパ
 エンジンのかかりが悪い、チェンジなど操作がバカ重、125ccなのに力が無い、それにギア抜け、これだけのことがあると重症な不具合車だと思うでしょう。また巷では、ベスパなんてそんなものさと言われて諦めてしまうかもしれません。でもこれでは楽しめません。

 ここまで書いてきたように、一つ一つを見ると、致命的な不具合ではありません。ベスパに乗りなれた人なら調子悪いと気が付く内容です。
 多くの四輪車は荷物を載せたり何人かの人を乗せたりできますが、人ひとりだけ乗せて移動する機会が多いというのも事実。そういう車には車検があります。ベスパ人ひとり押せて移動する交通手段、車のように点検をやって乗ってほしいです。


ベスパの不調その4

2020-12-10 20:19:00 | ベスパ
 調子を取り戻したET3、これで修理完了。調整中は外しておいたカバーなどを取付けて完成。それで最終確認走行に出ました。かかりもよく調子よくシフトアップしていき4速に入れたら、“ウィーン”とエンジン回転が上がりました。ギア抜けです。もう一度シフト操作、やはり、“ウィーン”と抜けます。手でレバーを抑えているしかありません。

 シフトケーブルのエンドがずれてしまったのか?そんなことはないハズ。戻ってカバーを外してチェック。ケーブルエンドスクリューが緩んだりはありませんでした。すこし4速側の遊びを少なく調整して走行。もうばっちりです。じゃこれで終わりと、再度カバーをつけて走り出すと、“ウィーン”。ここでカバーが原因かと気が付きます。

 カバーを別のET3の物と比較してみました。すると、ケーブルエンドスクリューの先部分を通す穴が開いていました。ここを通すかどうかでギア抜けが起こるとは思われません。じっくりカバーを見ていて発見しました、違うところを。エンジンへの取付ネジのボスがギア抜け品は円柱です。別のET3の物は、円柱が半分切りかかれていました。これはどうして?実車のメカをよく見ると4速に入れた時レバーと取付穴が非常に近いのです。スキマを確保するために切りかかれていたのです。早速ギア抜け品のカバーを半円柱に加工して取り付けたところ。ギア抜けは無くなりました。









まだ不調は続くのか?