ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

美しい心

2011-11-04 | 散歩と人
今朝は、悶々とするような出会いから始まった。

近くの公園で、朝露で濡れたZionの足を拭いていると、
池の周りを掃除していた男性が近寄って来て、
マナーの悪い飼い主のことを訴え始めた。



排泄物の始末をしない・・・
ブラッシングをして毛を放置する・・・

きれいに掃除したばかりの所を汚される怒りを
誰か犬の飼い主にぶつけることで、気持ちを晴らしたかったのだろう。
怒りは、当然である。

黙って聞いていた私に、男性は少し、申し訳なさそうになり、
掃除中のゴム手袋のまま、Zionの頭を撫でようとした。

それは、マナー違反・・・
触り方にもマナーがあることを言わなければ!と思った。

が、その一瞬よりも素早く、Zionが避けたのだった。



悶々としながら、歩いていると、
「シオンく~ん」
近くのカトリック幼稚園に通う女の子と母親だった。

初めて出会った時と同じように 「さわらせてもらってもいいですか」 と母親。
いつも、触れるか触れないかのところで、愛しむような女の子・・・
そして、Zionをじっと見て
「行って来ます」



「行ってらっしゃい」
Zionもまた、女の子を見ていた。

親子の美しい言葉や動作に心が洗われる。
会えてよかった。
女の子は優しいだけでなく、
動物の心も分かる人になるかもしれないと思った。



そして、もうひとつ・・・

前に、ある公園で、声をかけて来た老夫婦。
夫婦は、Zionのことを美しいと言って下さり、
おばあちゃんが 「あなたも触らせてもらってごらんなさい」 と何度も勧めるのに
頑固に触らないおじいちゃん・・・
その理由は・・・?

「ワシの手で触ったら、犬が汚れるっ。 ワシは触らんっ!」

Zionが美しいのではなく、おじいちゃんの感性が
美しい・・・と思った。


  


今日も会いに来てくれて、ありがとう

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