ピレネーの山の犬 Zion♪シオン

シオンとともに歩く道、ともに見る風景、暮らしと庭の花たち。

薔薇と虫たち

2018-07-03 | 庭・花
八重咲きのエキナセアを撮ろうとしたら、
今年もカマキリの赤ちゃんを見つけました。
この庭に暮らし、成長していく姿に出会うことが
庭仕事の楽しみの一つになっています。



庭には、困りものの虫たちもたくさんいます。
例えばチュウレンジバチ、バラゾウムシなどには、
被害にあってもバラに大きなダメージを与えるほどではないし、
大量発生でない限り、やられちゃったわ~で済ませていますが、
コガネムシには目を光らせています。



フルーツ香でいっぱいの5月のストロベリー・ヒル。
6月下旬、マメコガネが飛来し、花に潜っていました。
マメコガネは花粉だけでなく、花びらも食べて台無しにしてしまいます。



そして、幼虫は根を食べ、植物に深刻なダメージを与えたり、枯らしたり・・・
その食性には共存という本能のようなものが感じられません。

植物に使用する薬剤は、オルトランDX粒剤とベニカXファインスプレー。
これだけでも、コガネ幼虫をはじめ深刻な被害からかなり救われています。



優しく佇むウォラトン・オールド・ホール(5月)。

バラの花粉を食べる虫には、ハナムグリもいます。
葉っぱを食べるコガネムシによく似ていますが、
ハナムグリは花粉や樹液を食べ、幼虫は腐葉土などを食べます。



ハナムグリは、つやのない緑色や銅色に白い点の模様があるもの、
緑の金属色のものなど数種類いるようですが、
体型はコガネムシより角ばっていて、背中の羽の付け根が二等辺三角形。
カナブンもハナムグリの仲間でよく似ています。
似ていても、それぞれが違うことを認めてあげたい。



可愛らしいハーロウ・カー(5月)。

昆虫には全く詳しくありませんが、観察は好きな方で、
庭仕事をしながら、無意識に虫の動きを追ったりしてしまいます。
そのうち、Zionが出て来てかき回し、庭仕事はなかなか終わらない・・・(笑)。



プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント(5月)。
温かみのある色合いと香りが魅力。

庭の木やバラや草花がいつも健やかであってほしいと思いますが、
特に大きな害を及ぼさない虫たちの楽園でもあってほしく、
おおらかな庭が私は好きです。



ジ・オルブライトン・ランブラー(5月)。
条件の良くない場所での植栽だったので、4年目にしてやっと樹勢が出てきました。



四季咲き性、小さいのに整ったカップ型の花とやわらかな色に魅かれて。



アラン・ティッチマーシュ(5月)。
たくさんの花弁とオールドローズ香にうっとり。



ロンサールと絡むナエマ(5月)。
枝先にしか花がつかないので、短く剪定してブッシュにするのですが、
何故か、いつもツルになってしまいます。
この冬は、さらにもっともっと短くしてみましょう。



ウィズレーは、6月も一番花のよう・・・



ステムが細くて咲くと重みでうつむき、とげも多く扱いにくさはありますが、
開花の連続性、美しさ、香りは魅力的。



ブラザー・カドフィール(5月)。
とても力強い枝なので、ブッシュ仕立てにしていましたが・・・
去年からやっぱり、ツルになってしまいました。



玄関先で、深いオールドローズ香にふと立ち止まります。



とても活力のあるオーラを浴びると、
一日、パワフルに働けそう。



繊細で、まるで妖精のようなウィリアム・モリス(5月)。

その香りで心を洗ってみたい・・・(涙)



雨が降る時以外は閉じているガーデンパラソルを開いてみました。
日除けではなく、防水スプレーを施して雨除けのために使っています。
直径は270センチで、デッキ全体はカバー出来ませんが、
鉢植えはこの季節にありがちな雨による被害から免れています。

梅雨空は重くて、気だるい鉛色。

バラに付いたカイガラムシをこすり落としていると、
7月の眩しさが一瞬だけ、通り過ぎて行きました。

そして、強風、また雨、大雨・・・

今度は、南から台風が!

そんな~っ!


  

今日も会いに来てくれて、ありがとう!




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