今日もせっせと絵をかいてて目と手が疲れたので。
とりあえず年末なのでスペシャル企画でもやってみましょうか。
以前、と言っても2年前くらいに有料メルマガでかいてた「メガラニカ」の話を冒頭だけ載せてみますね。
アトランティスとかそういう古代大陸とは違った殺伐とした物語なので。
あんましブログとかにも書いてないとこなので、空気感を感じていただけましたら。
よく年末時代劇とかありましたよね。
そんなノリで読んでいただけましたらと思います。
歳末、まるの日ブログスペシャル
<メガラニカ戦記>
俺は砂ホコリにまみれた世界を見ていた。
目の前には機動歩兵の歩き去ったあとと、そこに踏みにじられた畑と農作物。
それに、俺の弟と妹の姿。
すでに息絶え、半分地面に埋もれているくらい土が覆いかぶさっている。
ついさっきまで、ここで三人で立っていたのに。さっきまで、笑顔で畑のなかで、遊んでいたのに。
呆然と立ち尽くしいると、轟音が響いた。
頭上から巨大なナバラ(今でいうならヘリコプターみたいなものですが、プロペラはありません)が降りてくるのだ。
重力の摩擦が砂塵を巻き上げる。内臓がかき回されるような感覚を覚えつつナバラの陰から走り出た。
このまま真下にいると、重力摩擦で体が潰されてしまう。
弟達の上に、ナバラは降り立った。
何か周囲を計測している気配がする。さっきの機動歩兵の行く先を調べているようにも見えるが、痕跡を分析することで規模や武装についての分析をしているのだろう。
まえにも見たことがある。
前にいた集落でも同じようなことがあった。
機動歩兵が俺たちの集落を過ぎたあとにナバラが降りてきて、歩兵の痕跡を事細かに分析しているのを見たことがある。
光を出し、音を出し。何かの電波や重力の変化を拾い。
そして情報を得たらナバラは去っていくのだ。
そもそも、何のために機動歩兵を追っているのかがわからない。
俺の前にあるナバラも、しばらくして砂埃を巻き上げながら飛び去っていった。
その真下には、さっきまであった弟達の姿が消え、凹んだ地面だけが残されていた。
重力摩擦に巻き込まれると、人間の体などは猛烈に回転する砂ヤスリのなかに放り込まれたようになるため、あっという間にすり潰され粉々になってしまうのだ。
さっきまであった、弟と妹の体さえ、畑さえ全てが消えてしまった。
俺は走って家に戻り、手に持てるだけの発砲筒(パンツァーファウストっぽいの)を持ち出す。
途中で叫んでいたように思うが記憶はない、ただ、手の甲や服の袖がぐしょぐしょに濡れているのだけはあとで気づいた。
機動歩兵、そしてナバラ。
あいつらを追いかけてやる。
そして、弟達のようにあいつらも消し去ってやる。
機動歩兵の歩き去ったあとを、俺は追いかけて行った。
追いかけていくが、機動歩兵のスピードにはついていけない。
行く先々で関係のない人々が巻き込まれている姿が見える。みな一様に呆然とし、その後にくるナバラから逃げ、隠れているもの達がほとんどだった。
俺のように後を追いかけるようなやつはいないらしい。
いくつもの死体をを見ることになった。
踏みにじられ、中途半端にすり潰された姿だったり。
普通見たら吐くほどのショックを受けたかもしれないが、今の俺は怒りのみで動かされている状況だった。
道端に放置されているジョッグ(バイクみたいなの)を見つけた。
見たところ壊れてもいないようで、使っていたものが捨てて逃げていったようだった。
荒地も砂地も走れる仕様のようで、今最も必要としているものだった。
反撃する気もない奴らに、こんなものがあっても意味がないだろう。
俺が使ってやる。
そう思い、乗り込む。
後ろのカーゴに発砲筒を詰めこみ。運転席へ戻ってくると。
そこには一人の女がいた。髪を振り乱して、手には振動サイリュ(農作物収穫用の高速振動ナイフみたいなもの。見た目はデスサイズ)を持っている。目は怒りに染まっていた。
「私も連れていけ」
強い光を灯した目は、赤く腫れている。俺と似たような状況になり、同じことをしようとしているのがわかった。
見た目はまだ俺と同じくらいか、もうすこし若いくらいに見える。皮の分厚い服だが露出は多く、外に外套をまとっている。砂地の住人が好む姿だ。
ボサボサにちぎれたようになっている髪はナバラの着陸の際に巻きこまれそうになったのか、そこにいた誰かを助けようとしたためなのか。
たぶん後者なのだろう。
大切なものをなくした怒りが全身にあふれていた。
俺は無言で後ろの席を示した。
裾のボロボロになった外套を翻し、女は席にまたがる。
そして、俺たちはジョッグで走り出した。
機動歩兵の歩き去ったその先を目指して。
俺たちは機動歩兵を追いかけていく道中、なぜ一緒にくるのか女に話を聞いてみた。
「私の目の前でお母さんとおばあちゃんが殺されたわ。機動歩兵は避けられたのに。後から来たナバラの下敷きになって。私の目の前ですり潰されていったのよ」
と言うので俺も自分のことを話す。
「俺は機動歩兵に妹と弟を殺され、体はナバラにすり潰された」
「じゃあ、あなたは機動歩兵を私はナバラを殺ればいいのね」
「なんでそうなる?」
「あなたの大切な人を殺したのは機動歩兵。私の大切な人を殺したのはナバラ。だからよ」
「その振動サイリュでか?届かんだろう」
「だから、あなたの発砲筒貸しなさいよ」
「なんでお前に貸さないといけない?」
「砂漠の民は分け与えながら生きて行くものだからよ」
「そう言われると、そうかもしれんな。このジョッグもお前の集落から持ってきたものだし」
「あんた名前は?」
「人に聞く前に自分から、だろう」
「私はミミリュ。サジェク村の出身よ」
「俺はダラル。ほう、俺もサジェク村の出身だ」
「同郷のものか、それは奇遇だな」
などと話している間に、砂塵が近づいてくるのが見える。
機動歩兵が一掃をしているところらしい。ということは、また集落が消されているところなのか。
急いでその砂煙りのところへとジョッグを走らせた。
俺とミミリュは起動歩兵の早さなどについて情報を交換していく。
起動歩兵の進むスピードは2サグジェ(時速でいうと80キロくらい出てます)くらいで、殲滅した後ナバラはその後2ターメン(1時間後くらいの感覚)してから降りてくるという状況のようだった。
ということは、2ターメン以内に起動歩兵をまず殲滅しなければいけないらしい。
ナバラと起動歩兵を同時に相手にすることは無理だろう。
起動歩兵に追いついてきた。しかし、常に80キロ(面倒なので単位を現在日本に直してます)くらいのスピードで走っているので、すぐに攻撃を仕掛けるのは難しい。
ミミリュに発砲筒が使えるかどうか聞くと、農作業の時に害獣追いで使うから大丈夫ということだった。
「俺があいつらに並ぶから、一番前にいるやつを発砲筒でコケさせてくれ」
「壊さないでいいのか?」
「これで壊せないことはわかっている。俺の親父は起動歩兵にこれを打ち込んだことがあったが、全くあの外側を打ち抜くことができなかった」
「じゃあどうやってコケさせる?あいつらに効かないなら難しいじゃない」
「足元を狙えばいい。少し浮いて走っている足元に大きく急な段差を作ると転ぶ」
「わかったわ。とりあえず足を封じて動きを止めることを優先させるのね」
「殲滅はその先だ」
俺はジョッグで起動歩兵たちの近くに並走する。
太陽の光を反射して、ギラギラと光る表面には砂の粒一つ付いてなく微かにカゲロウのようなものが立ち上がっているようにみえる。
起動歩兵は前にあるものは徹底的に破壊し殺戮していくのだが、なぜか横に対してはあまり反応をしてこない。近くに寄ると攻撃をされるが遠距離からの、発砲筒を打ち込むなら大丈夫だろう。
「いいか?」
「準備できたわ」
ミミリュは両肩に4っつの発砲筒を乗せ、いつでも打てるようにしていた。
照準器を操作して先頭を狙っている。
「少しスピード落として」
ミミリュの言葉でアクセルを少し絞ると、同時に背後で轟音が響く。
発砲筒から弾が発射されたのだ。
照準器から視界による操作で狙った場所に誘導ができる。
一発目は先頭の足元で爆発した。大量の砂煙りが上がる。
先頭の起動歩兵が体を斜めにしているのが見えた。爆発による地面のへこみに足を取られたようだ。
すぐにミミリュは2発目、3発目と続けて撃ち、先頭の起動歩兵のバランスを崩すようにしていった。
しかし、奴らはすぐに体制を戻していく。
ほんの少し進撃速度が落ちただけで、何もダメージがないようだった。
「くそ!こいつじゃやっぱりだめか!」
「ダラル、あいつの足元にジョッグ寄せて、私がこれであいつらの足を切るわ」
「まさか、正気か?あの前に行くと蜂の巣だ」
「あいつらは前には攻撃しているが、足元はまったくしてない。接近すれば攻撃は可能よ」
「撃たれたらどうする?」
「その時はこれで」
と言って外套をめくって見せてくれたのは、体に巻きつけている発砲筒用弾薬だった。形のいい腰のくびれに不釣合いな鉄の塊が6っこほど並んでいる。
「私ごと吹っ飛ぶから少しは影響あるでしょ」
「その時は俺も吹っ飛ぶのか」
「運が悪ければ」
どうせ死ぬ運命なら、こいつらに一矢報いたいと思う。発砲筒の弾薬と推進剤、それにジョッグの圧縮重力発生器が崩壊すれば、かなりの重力振動を起こすことは可能だろう。
もとより捨て身なのだから問題ない。
「爆破する時はジョッグの発生装置も壊すようにしてくれ」
「それは心得てる」
二人で顔を見合わせ、ニヤリと笑う。
同じことを考えていたのだろう。ということは、俺も巻き込んで当然と思っているのだろうが、特に嫌な気はしない。
俺はスロットルを開け、一気に加速し起動歩兵の足元へと滑り込む。
全体は20メートルくらいあるが足元は5メートルくらいしかない。
その懐に飛び込み、ミミリュが勢い良く振動サイリュを叩き込む。足元は確かに攻撃がこないが、足で踏まれればたまったものではない。
サイリュの振動が起動歩兵のフィールドを中和し、足を切り込む。
起動歩兵は体格のわりには足が細いせいか、一撃で足がもろく折れてしまった。
轟音を立て横に倒れる。すると隣の起動歩兵を巻きこみ、連鎖的に多くの歩兵が倒れてしまった。
しかし、俺たちは起動歩兵の攻撃を避けるため一旦距離を置き並走する。
真横から飛び込んで、振動サイリュを振り回しそのまま反対に抜けていく。
その作戦でなんども起動歩兵の群れのなかへ飛び込んでいった。次第起き上がれなくなってきた起動歩兵が増えてくる。脱落したものたちが砂漠の大地に横たわり初めている。
あと少し。
起動歩兵が半分に減った。この調子でいけば時間までに全て倒せるのではないか・
そう思った時、俺の体を起動歩兵の銃弾が突き抜けた。
衝撃のあと、左肩に強い灼熱感を感たがアクセルを開けて一気に走り抜けようとした。しかし、ジョッグがまともに動かない。どうやらさっきの攻撃で重力発生機がやられたらしい。
「ミミリュ、とび降りろ!」
と言いながら振り向くと、ミミリュは気を失っていた。
銃弾が俺の体とミミリュの体を貫通していたようだ。俺は左肩、ミミリュは右耳の上から血が溢れている。頭をかすったのか?
とっさに抱えて飛び降りる。起動歩兵の後ろに俺たちは転げ落ち、無人のジョッグは起動歩兵のなかへ突っ込み、重力振動を発生させた。
どうやら、俺が積んでいた発砲筒の弾薬も誘爆していったらしい。
起動歩兵がなぎ倒され、そこに小型の高重力特異点が生じる。
一瞬の出来事であるが、近くにいるものは全てその重力にやられ、崩壊してゆく。
俺は砂漠に倒れこみ、その様子を見ていた。
先のほうで重力により光が曲がり、粒子が摩擦し電気を発していくのが見えていた。眩しい光が目の前を覆い、砂の巨大な渦が俺たちを飲み込んだ。
光と砂に埋もれ、薄れゆく意識のなかで俺はミミリュに悪いことをしたと思った。
ナバルへの復讐ができそうにないからだ。
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・・・・・・
目を開くと、そこは見たことのない場所だった。
天井は白っぽく光るものが広がっているだけで、木の感じも土の壁の感じもない。
硬く白い石のようなものでできた丸い形の部屋に寝かされているようだった。
飛び起きると、少し高い台のようなものの上に寝かされているのに気づく。
これは、寝る場所にしては柔らかすぎるが。
いつもは木の繊維で編んだハンモックで寝ているため、このような柔らかい塊の上に寝るというのが落ち着かない。
昔別の種族のところではこのようなものを使うと聞いたことがあるが。
手で押すと凹むがじんわりと形は戻ってくる。
ハッとして肩をみると、怪我が治っていた。
肩を完全に銃弾が貫き、骨を砕いて半分肉も削ぐほどの怪我だったのだが。細い赤い線が幾つか走っているだけで、肩は元どおりになっている。
それに、知らない間に変な服も着させられているようだった。
目の粗い繊維と動物の皮で作ったいつもの服ではなく、細かく細い繊維で編み上げられた柔らかく、ゆったりとした形をしている。
この服も初めてみた。
色も若葉のような鮮やかな色をしている。一体どうやって染めているのだろうか。
床の上は氷の色をしていたので冷たいかと思いおそるおそる降り立ってみると。ほんのり暖かく冷たくはない。石のような柔らかく分厚い皮の敷物のような。不思議な感覚がある。
周りを見渡しても何もない。
どうやら俺一人がこの部屋にいるようだった。
どこだここ?
そこで、さっき一緒にいた女のことを思い出した
ミミリュと言ったが、あれはどうしているのだろうか?さっきは頭を銃弾がかすめていたようだったが。
そもそも、なんで俺はこんなところにいるのだ?
どこかに出口がないか探し始めた時、声が聞こえてきた
「おはよう、気分はどうだい?」
どこから聞こえてくるのかわからない。部屋全体に声が聞こえてきるのだ。
どこにいる?誰だ?
身構えて壁部屋の中央、さっきの寝床のとこに戻ると、さっと目の前の壁が開いた。
扉のようなものが見えずに、壁がいきなり開いたようにみえた。
「やあ、すまない。驚かせたようで」
白い全身を覆う服をきていて、上着はマントのように巻きつけているように見える。
身長は俺より高いくらいだが見た目が集落の男達よりも細く女のようにも見えてしまう。
そいつが笑いながらそこに立っていた。
「おい、ここはどこだ?なんでここに連れてきた?」
「君達は救われてきたのだよ。怪我して倒れてたからね。ナバルが連れてきたんだ」
「ナバル?なぜ俺を連れてきたんだ」
「珍しかったからだろう。機動歩兵に戦いを挑む個体は初めて見たよ」
「お前ら、あのナバルとかを操っている親玉か!」
「操ってはいない。彼らは勝手に行動しているだけだ」
「しかし、ナバルが俺たちを連れてきたと言ったろう!」
「私たちのところに、サンプルをたまに持ってくるのだ。それが君達だったと、そういうことだ」
「サンプル?」
「まぁいい。君と彼女は怪我してたから我々が治療した。それだけのことだ」
「ミミリュも無事なのか?」
「君よりは無事じゃなかったが、いまは意識も回復しているようだ。会いにいくかい?」
男はそう言って耳元に手を当てて何言か言葉をつぶやいて。そして
「では、こちらへきてごらん」
と言って微笑んだ。
男は近づくと結構でかく、俺の頭一つは上に出ている。俺も集落では大きい方ないので、これほどの大男を見たのは初めてかもしれない。
白い壁のような背中を見ながら狭い通路を移動していく。さっきの部屋の中みたいな材質でできているようで、木や土は相変わらず見当たらない。
男が立ち止まる。
すると、壁が開き入り口が姿を現した。中に入ると、そこにはもう一人の白い服をきた男が真ん中にあるミミリュのところに立っていた。ミミリュはまだ体を起こせない状態で、座ったままそのもう一人の白い男と会話をしている。
俺が近づくと気づいたようで、俺に顔を向けてきた。
しかし、顔の半分は何か布のようなもので覆われているようで、俺よりも重症のように見えたが
「ちょうどダラルの事を聞いていたとこだった。無事だったと聞いてはいたが。本当に何もないように治っているのね」
ミミリュは驚いたように俺の腕を見て触っている。
「ミミリュはどうなんだ?」
「私は頭の骨までやられてたみたいで、その修復に少し時間がかかるのだそうだ」
と言って右側の頭に巻かれている布を触っている。
「それにしても、ここはどこだ?」
「私もわからない。さっきから白い人と話はしていたのだけど」
二人で顔を見合わせていると
「ここはステーション。君達を監視しているところだ」
と俺の部屋にいた男が言う。
ミミリュの部屋にいた男のほうが背が高く、見上げるほどだが、体格が細いので女のようにも見えてしまう。
俺の部屋にいたほうが
「私はノル」
ミミリュの部屋にいたほうが
「私はシアム」
と名乗った。
しかし、ここは俺たちを監視しているところ?
余計にわけがわからない。
俺たちは集落で生まれ、そこで親に育てられた。
同じ集落で生まれても、俺たち家族は移動生活を行う側だった。集落を安定させていく側のものもいる。しかし、それらはほとんど姿を見せてこなかった。
それに、俺もすぐに移動生活のほうに連れて行かれたのでその集落の姿も、そこにいる人の姿も見た事はない。
ミミリュも同じ集落の生まれだと言っていたので、移動側の別家族だったのだろう。
家族、肉親で移動は行う。
一度に30人〜50人くらいの集団になり、集落を出てからはほとんど戻る事はない。子を産む事になった母親だけが集落へと戻され、そこで出産し歩けるようになるまで育てていく。
だから、女は何度も戻るものもいるが男はほとんど、集落との間を行き来する役割を持った者以外は戻る事はない。その役割も大人の仕事になるので、俺のようなまだ成人になってないものにとっては集落というものは縁遠い。
移動側の人間になったら、集落というのは生まれた場所なだけで、そこで何かする場所ではないのだから。
ミミリュも同じように移動していて、今回の機動歩兵の集団にやられる事になった。
機動歩兵というのは突如現れて前にあるものを破壊しながら進んで行く。
その道筋に俺たちのように移動集落を作っていると容赦なく破壊されていくのだ。
移動側の存在はいつもこの機動歩兵に恐れながら過ごしている。
機動歩兵のこない場所は険しい山の上や湖の真ん中などではあるが、そこではこちらも不便なのでなるべくこない事を祈りつつ、組み立て式の家をを作り移動集落を作りながら生活をしているのだ。
定期的に移動するのも、この機動歩兵からの攻撃を避ける為。広い大地のなかであれば、あれが来るのを先に察知できるため。大抵は見通しの良い場所に移動集落を構える。
しかし、今回は運悪く俺たちが捕まってしまった。妹も、弟も、それで命を落とした。
そして、なぜ俺がここにいるのか。
この男たちは監視と言っているが、何から何を監視しているのか。
しかし、何も男たちは答えない。
俺たち二人が、ここで不自由なく暮らしていくために手を貸してくれるよという事を教えてくれた。
ミミリュのほうが頭の骨と丸ごと失った組織の再生に時間がかかるとかで、それが終わるまではここに居る事になりそうだった。
新しい服をもらったが、それが男たちのような服で。頭と手が筒状になったところに通していく形になっていて、初めて見るものだった。その上に白いマントのようなものを羽織るようになっている。腕のところは筒状になっていて、服と同じように手を通さないといけないらしい。
俺たちの服は皮と麻でできた、腰を覆う腰巻と、肩から胸元を守る胸当てと、あとは日差しを遮るためのマントを羽織るだけで。このように密着する服は着ない。
女も皮の胸当てに腰巻と、ほとんど同じ格好なのだから。
食事をし、俺たちはすぐに元の部屋に戻されまた眠ることを要請された。
ここの食事もまた変わっていた。
元の形がわからないものがたくさん出てきたのだ。
名前を聞いてもよく分からないものばかりだったが味は悪くない。
まだ怪我が完全じゃないので部屋で寝ててくれということだったが。
俺もミミリュも別々の部屋に戻り横になる。この生暖かい柔らかい寝床が最初は慣れないものだったが。横になってみるとすぐに意識を失っていった。
・・・・・・
====================
という感じで、続きが知りたいかたは有料メルマガのバックナンバーで(笑)
137回くらいかたメガラニカ戦記になってますが、現在240回くらいまで来ているので、2016年の最初くらいから書いてた話ですね。
約2年前なんで自分でも話忘れてましたけど。
これ、途中途中に角のある女性との解説が入っていて、武器や道具の説明もあります。
ですが、今回はあえてそこを省いて載せてますので、詳しく知りたいかたは質問でもしていただけましたら。
好評なら明日も続きをちょっとだけ載せて見たいと思います。
ちなみに、主人公たちのすたがはこんな感じ。
僕はアトランティスとかレムリアとかその辺りの情報は過去生つながりで得られていたのですが。メガラニカ(仮)は過去生がないので、銀髪の男性と角のある女性経由での情報集めで得てきたものになります。
物語調なのは僕がこういう見え方のほうが好きなので。
アトランティス。
レムリア。
そしてもう一つの勢力が存在していて。それが仮にメガラニカと呼んでいるとこになります。
その中での生活、暮らしなどを見えたままに書いているのがこの話ですね。
アトランティス話とかレムリアのストーリーに比べるとかなり殺伐としてますんで。
いきなり主人公死にかけてますから。
ただ、何か物語を作るにはいい展開なので、漫画化したいかたはこちらまで↓
marunohicafe @gmail.com
というのは半分冗談ですが(笑)
これから先も戦乱の話が続いていくのですけどね。
僕のリーディングは、その土地やその地域での生活を見ることが多く。
そこで暮らしている人の意識を通してその世界を感じ取る、ということがメインですけど。
これはヘミシンクで過去生見たりレトリーバルしたりしている中で身につけた自分なりのリーディング方法になってます。
なので、アトランティスでもレムリアでも、日常生活の感じを見るのは得意ですよ。
今回の話でもアトランティスシリーズの創世記にでてくる「コーディネーター」がちゃんと出てきてますので。時期は創世記あたりの内容になりますよ。
古代大陸は全てリンクしているので、それぞれの話はどこかで必ずつながっておりますので。そういうのも全体像として表せたらいいですけど。
ファイブスター物語のような長い話なので、一生かかっても書き上げられるかどうか、というとこありますね。
ちなみに、ファイブスターでモーターヘッドがゴティックメードにいきなり変わりましたが。
個人的に最新刊の話や展開、メカは好みでして。最初の頃に戻ったようで今後が楽しみですね。
ちょっと前のファイブスターストーリーは読んでて「何か落ち着かない」感じの物語展開で、楽しく書いている感じがなかった気がしまして。
でもゴティックメードからの流れは個人的に好きな流れです。
コティックメードのデザインも実は好みでして、よりファンタジーっぽくなったのがいいですね。
とはいえ、Amazonの評価とかみるとケチョケチョに言われてるとこもありますが。
作者が楽しく書いていて、読んで楽しいならいいじゃない。
と思うところです。
さて、我が家の風景ですが、妻は春のためのチューリップの球根を植えて養生してたり
これから植えまくる花を揃えていたりしまして
春に向けて花の庭造りに準備をするという感じ。年末も正月もないですね、
猫はあいかわらず
ママ猫とノアと
たぬたぬとベルです。
たぬたぬも、去年は外で寝てたわけですから。
それに比べればぬくぬくしてて嫁さんもいて、という暮らしをしているとこです。
ワークショップ関係ですが、2月の東京夜会、神戸夜会は来年になってから募集開始しますね。
【ただいま募集中のワークショップ】
・1月21日 新年東京夜会 「肉体と、地球と宇宙と、流れを感じるための『共有体』の話」
http://blog.goo.ne.jp/marunohi/e/fbd8266926c017cfd41a63a9ffca60ae
※2018年1月20日のグリッドワークショップはすでに満席です。
・2018年「東京 1月21日 日曜日 グリッド基礎講座」
※今後のお申し込みは、キャンセル待ちになる可能性もあります。
http://blog.goo.ne.jp/marunohi/e/e053b10b2b01073e459d1649e2265c82
2月25日ヒーリングライアーと水素吸引でリラックス(グリッドヒーリングもあるよ)
http://blog.goo.ne.jp/marunohi/e/c2a9ad99746030c2bdb3e5421f637428
【ヘミシンク質問箱&ルリカさんに聞く!そして、「真名圭史に問う」、「宇宙人に聞く?」、「狐に聞く」コーナーへの質問募集中】
ブログでお答えさせていただく、質問コーナーになります。
ヘミシンク関連の話を聞きたい場合はコメントのタイトルに「ヘミシンク質問箱」とご記入の上、コメント欄のほうへご質問入れてください。
ちょっぴりSなお答えやら、向こうの世界の存在的視点で聞いてみたいことは「ルリカさんに聞く」。「真名圭史に質問してみたいが」という個人的に意見を聞いてみたい場合は「真名圭史に問う」、宇宙人からの視点で物事を伺いたい時は「宇宙人に聞く」とコメント欄のタイトルにご記入の上ご質問のほうよろしくお願いします。狐のばあいは、動物のあの世の話から、日常トークまでなんでも。
おいしいお菓子のレシピから、宇宙創世の話まで幅広くお答えさせていただきますが。
同じ質問が幾つもくると僕もだんだん困るので。質問されるまえに、下のバナーからリンクつながってます「ヘミシンク質問箱」やブログのカテゴリーで分けてますので「ルリカさんに聞く」「宇宙人に聞く」「狐に聞く」などのとこ読んでいただけると助かります。
「ヘミシンク質問箱 まとめサイト」を作っていただきまして。こちらのほうが参考にしやすいかと思います。
<◆まるの日圭の「出張ワーク」◆>
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呼び出し次第でどこへでも。「大勢の知らない人とワークするには、ちょっと気が引ける」「気のあった仲間同士でうけてみたい」という方々のために。
お考えの方はお早めによろしくお願いします。
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早いものですね。
メルマガ買いました。
機動歩兵ってどんなんだろうと思いました。マクロスのリガードって奴みたいなもんでしょうか。まるさんは意外とメカを書くことは少ないですね。
私もファイブスターのゴティックメードは好きで、これを見てしまうとベールや盾を持つモータヘッドが古臭く見えます。GTMの方が運動性能良さそうですし。いまだにGTMと設定変更を酷評する人もいますが、自分はすんなり受け入れられました。単純に世界線が変わったんだからこんなことも起きるよ。アマの力でと。
作者は自分が古いと思っているデザインで連載続けるのは嫌だったんでしょうね。自分が納得いくデザインのGTMになってから休載少なくなりましたし。ストーリテラーであると同時にメカデザイナーだからでしょうね。
GTMのカイゼリンの模型がボークスから発売されるようで、買えるといいなと思っております。なんかまるさんのハイアーセルフシンボルアートと感じが似てるなと思います。
最近はエストとヨーンの話がまた読めるのでニュータイプ買ってます。
なお最新の14巻は2/11発売です。
ヒーリングの内容は毎日、変えてますが、よくまぁこんなに色々ヒーリングされたい内容出てくるなぁと自分でもビックリしてます。だんだん欲も出てきておりまして。自分を見つめるのに良い機会となってます。
メールdeヒーリングが始まってからは、ブログのコメント欄にもたくさん投稿があり、読むのが楽しみです。そして、参考にもさせていただいております。
では、少し早いですが、まるの日様、ブログ読者の皆さま、良いお年をお迎え下さい。
メガラニカ、また違った世界観が楽しめていいですね。面白いです。続きが気になります。
また今年は10周年記念「メールdeヒーリング」の大盤振る舞い、長年生きてるとこんないいこともあるんだと感動、感謝であります。なにごとも成し遂げたことのない私が、毎日送っています。
コピペ繰り返しをやめて毎日考えながら書いていると、自分の欲に気付かされ、また本心にも気付けます。一番大事なことは何なのか、考えさせられる時間です~。
今日今まで何も言わなかった母が、「ものすごくリアルな夢を見る」と言っていましたよ!目を開けると寝てるけど確かにどこかを歩いていた、らしいです。
夢がすごいリアルですよね・・・。怖い夢がリアルすぎて、何なのだろう。意味あるのでしょうかね。
まるの日さん皆さん1年間ありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願いいたします。
ナバルへの復讐ができそうにないからだ。」
のところでグッときました。
まだ一話だけではどういう物語なのかわからないのでもう一話ぐらいやっていただきたいです。
昨日レコ大で初めてゆずを見ました。すごい楽しそうな感じで歌ってるパフォーマンスに引き込まれました。あれだけどっぷり音楽楽しめたらいいな、と思い、今ゆずのベストを借りようとTSUTAYAに来たところです。良かった、車で気持ちを上げる音楽他にないかな〜と飢えていたところだったので。
音楽を聴くことは私にとって本質に繋がるために大事だと最近のキャプテンのお話で再確認したので。前からそのことには気づいてて、波動を整えるツールに使ってはいましたが。