今日も妻の葬儀の話とか、色々

昨日、我が子の書いた手記をご紹介しましたら、結構な方が見に行かれてたようで。

・高二で知った、死の瞬間から火葬までの全て
https://note.com/hanaoru_kaoru/n/n4de07b069a12

我が子も「なんかたくさんの人が見にきてる」とメッセージ送ってくるほど。
僕はまだ読んでおりませんが、結構好評なようですね。二次創作小説とか書いてネットにあげているくらいなので、そういう文章能力はそこそこあるようです。
そんな素地があるのでサラッと文章が書けるというのはあるかと。

映画原作とかになったら読もうかな、とかふざけたこと考えておりまして。

父親役は福山雅治にしてもらうか

とか勝手に自分の役を決めてみたりしてます。
まぁその辺は冗談ですが。

さて、車の話。
先月までは「ＭＩＮＩを手放すか」と書いてましたが。
これは、ポルテの方が車椅子は乗るし病人を運ぶのに適しているので「ポルテを残すか」と思っていたわけです。



が、現状それがなくなると、ＭＩＮＩとか中古で売っても二束三文なので売らない方がまだいいということになりまして、ポルテのほうに出向してもらおうかと思っております。
まだローンが残っているので、ローンどれくらい残る計算になるのかわかりませんが手放すことで保険料とか車検料金とかはなくなるので維持費分は楽になりますか。

外車の中古とか二束三文ですからね。

というわけで、とりあえずスーパーフォアもまだ持っておくことになりそうです。
介護が２週間で終わってしまったもので。

もっと長くさせてもらっても良かったんですけどね。



妻の方ですが、全く宗教色がないので位牌もないし戒名もないし、線香もないわけです。
なので祭壇を作ったはいいんですが「置くものがない」
ので、とりあえず直前までものを食べることができなかったので、送ってきたみかん、柑橘類、りんご、そのほか好きそうなものを並べておいております。
あとは季節の果物が出てきたら、それ買っておいてあげようと思っておりますよ。

千羽鶴とかオルゴナイトとか、色々送っていただいたものもありましたが、ちょうど届いたときに亡くなってしまいましたので。祭壇の方に飾らせていただいております。
あとは殺無生のアクリルフィギュアとかも置いてあげてますが。
それと、退院したのに読み損なっていたダンジョン飯の１０巻も置いてたりします。
割と、宗教色をなくすと置くものがないものであるな。
としみじみ感じましたが、送っていただいた花なども置いて華やかにしておりますよ。



さて、昨日書いてた続きをちょっと書いてみますか。

別の斎場でとりあえず一夜を過ごし。
夜遅くまで通夜と葬儀の流れを決めて。

疲れたので布団敷いて寝まして、翌朝6時に目が覚めます。
ここのところ、２時間以上連続で寝たことがない生活を介護がスタートしてから１週間以上しておったので早く目が覚めたものです。

そこで、斎場にあるお風呂に入ってさっぱりします。
これ、宿泊費が２泊で１０マンくらい取られるので

「高級ホテルやん！」

と僕は思いましたので

使わな損ではないか。


と思い全ての施設を余すとこなく使うことにしております。
最後の家族旅行が一泊５まんの高級和風旅館と思えばそれなりに良いのかもしれん。
とかつまらないことを考えたりもしましたが。

畳に布団とかかなり久々で、体が冷えてしまいました。薄い布団越しに床からの冷えが体を直撃してくるのでなかなか辛いものがありましたね。

そして、朝食を食べて我が子と色々話をしていると、お姉さんご夫婦から連絡がありまして。
僕に軽トラを貸してくれるので、それで早めに家に帰って準備した方がいいのでは？
と提案していただけます。
ありがたくその提案に乗りまして、妻の番を交代していただき、軽トラで家まで走っていきます。

超久々のマニュアルミッションでしたから「大丈夫かいな」と思いましたが割とスムーズに。

ただ、軽トラで45分走行すると疲れますね。

家に帰り、早速我が子のために喪服になりそうなものを探します。
制服持ち帰ってないので、妻の服と我が子が持っていたシャツと、わが母のシャツと、その辺を組み合わせていくことになりました。よく考えると親子３代合作喪服になってますね。
僕はクリーニングに出してた喪服を引っ張り出してきて、
そのあとは葬儀の時に流す映像ように妻の写真と、遺影用の妻の写真と、
あとは棺に収める際に着替えのための服を用意していきます。

服について我が子に見せながら「これやろ」といつも妻が気に入って身につけていた長袖シャツ。ただ、それはほぼ作業用になっててちょっとぼろっとしてましたが。
それと、いつも身につけている上着と外をバラの手入れするときにかぶっている帽子と歩きやすい靴などを選びます。

妻の写真ですが、昔の妻の２０代のアルバムから引っ張り出してきたり、結婚の時に使った写真を引っ張り出してきたりして、我が子と
「これがええかな」
とか言いながら、我が子も「お母さんらしい」というものを選んでいるともう時間がやってきます。
急いで着替えてＭＩＮＩに乗り込み葬儀場へ。

葬儀場に着くとお姉さんご夫婦は不思議なことが起こったとそんな話をしてくれました。
携帯の電波が僕たちが到着するくらいまで通じなかったというのです。

それで
「これは妹が出ていくな、と言ってたのかもしれないね」
なんて話になってまして。葬儀の時は何かと不思議なことが起こるものです。
最近Wi-Fiとか不調だったりインターネットが不調なのも妻の電波のせいだったのかも？
と思わないでもないですね。
2月27日はポケットWi-Fi使って、ものすごくスムーズにできたのですよ。
ですが、28日は同じポケットWi-Fiを使っているのに電波は切れるし圏外になるし家のＡＤＳＬも有線のくせに途中で切れるし
とめちゃくちゃ安定してませんでした。

葬儀場でも突如圏外になってたりしたので、なんかあるんでしょうね。

2時過ぎに通夜を行うとこに移動するので、その前に湯棺ですよ。
初めてそういう儀式を見ましたし、僕が棺から出したり入れたりするの手伝ったのですが。

まず、棺から出すときは死後硬直で棒のようになっていて、頭と足を担当の方が持って、僕が腰を持ったのですが「棒を持ってるみたい」な硬さでした。

そして湯棺ですが、これは実際に見ないとなんとも説明できないので我が子の手記を見てみてください。

終わったあと、一度湯船？からあげる際にまた呼ばれて妻を持ちましたが、その時はもう柔らかくなっていてクニャッと関節が曲がる感じがあり腰を持つ時に「おっとと」となる感じがありました。

最後に棺に収める際は、４人くらいで抱えましたが、棺から出すときよりも重たく感じたくらいでして。

そして葬儀場を移動。
通夜の会場へ到着し通夜が始まります。

家族葬、でしたがあっという間に広まったようで１００人くらい人が来た感じになったようです。
その辺がさすが妻というところでしょうか。

妻のママ友さん達には僕が妻の携帯で連絡してたので、通夜が終わった後に来てくれまして。
通夜が終わったあとは、近い親類、兄弟くらいまでで食事をし、皆は帰っていきます。

そしてそのあと、
タイさんの奥さんから

「今タイさんがそっちに向かってます」

とご連絡が。

え、埼玉から車で帰ってきてるその足でくるのですか？

と思いましたがどうやらそのようで。
お疲れでしょうに、直接葬儀場に夜中来ていただきまして、妻と会っていかれました。

そもそも、タイさんと知り合いになったのも妻がいたからでして。
佐野美代子さんがくるイベントに足を運んだ際に、妻が

「後ろで、タイさんとかそんな話してる人がいるよ！」

と言って、そこに連れていかれて初めて遭遇したという次第。
僕は、人脈とか全く作る気のない人なのですが、妻と関わっていると妻を通じて多くの人との関わりが生まれていきまして。
その関わりは、全て良い人たちばかりなのですよね。
タイさんが来ていただけた、というのも十分奇跡ではありますが。
その始まりを作ったのが妻であったのだな、としみじみ感じながら話をしておりました。

ほんと、妻経由で知り合いになった人は大抵良い人ばかり。
妻自体が人を陥れたり自分だけが得をするような思考が欠落しているくらい「善良」というのがそのまま当てはまるような人物でしたもので。

あ、善良だからといって僕に優しいわけではないですよ。
近しい相手にはぐさっとくることも普通に話しますんで。

同じような波長の人たちとつながりが生まれるものなのであろうな。

としみじみ思ったりしました。

そこで我が子と卒業制作の話をしたり、芸大目指す話をしたり。

そして、僕はまた「もったいないから風呂に入る」と風呂に入り、この日は敷布団を２枚重ねてあったかくして寝ることにしました。

布団敷くときは我が子は全く手伝いもせず自分の枕持ってったくらいですか。
まぁそんなもんですよ。

そこで、普通だったら今日で肉体を持った姿と別れるわけだから、なんか思う人もおるやろうけど。
我が子も、僕も「人間は魂が本質」であると思っているので、そこにある抜け殻の肉体はなくなると寂しいけど、そこまで重要視してないとこもあります。

なので、通夜の時も思ったのですが妻は向こうでレオとの再会を楽しんでいる様子が感じられたりしてましたので、自由になれた喜びでなんかその辺ウロウロしている感じを強く受けたところです。

側にいる感じは常にありますので、全く気配がなく寂しいという感じはないのですが。
ただ、直に触れ合ったりすることができないのが寂しいというところ。

よく考えると、息がある、意識がある妻に最後に触れたのはオムツ交換した時でしたから。

「生前最後に触れた記憶」

がそんな感じなのですよ。

妻と出会うことで多くの人と出会い、つながり、良い関係を結ぶことができて。
これからあと、妻がいなくて僕はちゃんと人と接していけるのだろうか。

とか不安になることもないこともないですが。

妻は印象の強い人でしたので、前も冗談で言いましたがワークショップに妻を連れてこない理由は

僕が「まるの日圭」ではなく「まるの日圭の奥さんの旦那さん」という立ち位置になって印象が薄くなるから、という話をしたことがあります。

実際、二人で人と会うと、妻はすぐ覚えられるのですが僕は印象が薄いらしく覚えてもらえないこともしばしば。

それくらい、なんか外に放出し続けていた人であったと思います。

明日は葬儀から納骨の話になりますが、我が子が先に書いてますので。
詳しく書くより僕の印象の方を書いていきたいと思います。

ただ、「こいつサイコや」とか思われそうな描写もちょいちょい出てくるかもしれませんが。

さて、今一人で家で生活していると「寂しいだろうな」と思われるかもしれませんが。
どことなく心は繋がっているのはずっと感じてますので、喪失感というかそういうものは割となかったりします。

こういう仕事しててよかった、と思うのと。
我が子がしっかりしてくれる子でよかった、と思うところです。

僕は今日何してたかというと、妻の仕事場を片付けてまして。



今後、僕がサロンから母家へと仕事場を移そうという考えであります。
猫にやられないためにどうすればいいのか

それを考えていかないといけないので、普通より面倒です。
ゲロとしっこに負けない環境作りはどうすればいいのか。悩ましいですね。

掃除してたらやたら重たい箱が下にあって。
なんだろか？
と開けてみたら



１０kgのヒマラヤ水晶クラスターが。

箱から出した瞬間その場の空気感が変わるくらいのものでしたが、こんなの買ってるの知らなかったので。

とりあえずまた箱に戻して、どこかに飾るか、３０マンくらいで人にうるか考えてみたいものです。
すごく綺麗でしたね。

最後に、妻が学生時代にお姉さんに送った精霊流しを歌っている時代の「さだまさし」の絵。
写真を見ながら描いたものらしく、お姉さんが我が子のために送ってくれたものです。







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