歌うようにゆるやかに(andante cantabile)

マイペースで歌を歌い続けようっと☆

金子みすず こころの宇宙

2008-01-26 21:52:16 | 音楽
今、金子みすずさん作詞のうたを練習中。

彼女について書かれた本を貸してもらって読みました。
  

   さびしいとき

 私がさびしいときに、
 よその人は知らないの。

 私がさびしいときに、
 お友だちは笑うの。

 私がさびしいときに、
 お母さんはやさしいの。

 私がさびしいときに、
 仏さまはさびしいの。



倉田百三の『出家とその弟子』の中に、親鸞上人がさびしさに
ついて語っている場面があるそうです。
何物でも癒されない人間の運命としての淋しさはどうすればよいのか。
淋しい時は淋しさをまるごと受け入れて淋しがればいいと。

なによりもさびしいことは、だれにもこのさびしさがわかって
もらえないと思う時、さびしさや悲しみや苦しさが二倍にも
三倍にもなってしまいます。

でも「さびしいね」とこころからこだましてくれる人が
いるとさびしさは半分の半分の・・・と減っていくのです。

お母さんのやさしさとは、さびしいときに「そう、さびしいねえ」と
抱きしめてくれるやさしさだったのです。



と以上のような解説をよんでますますこの詞がすきになりました。

とことん淋しがっているときも、だれかしらその淋しさを
わかってくれる人がちかくにいてくれるものなんですね。



コメント (2)
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サロンコンサート

2008-01-26 20:58:37 | 音楽
半年ごとにおこなわれているサロンコンサート。

幹事さんに誘われて一年前にソロに挑戦しました。
なにを歌おうかなあと楽しみにしていましたが、
結局、退院して一ヶ月の現状では自信がなくて・・・・
みなさんの歌をききにいってきました。

「あれ~、今日は歌わないの?」と何人かのかたに声をかけられました。

それなりの声しか出ないのがわかっているし、
ピアニストの方とあわせる時間もないし・・・といろいろ言い訳して
しまいました。



独唱やシャンソン・重唱・チェロ独奏など楽しませてもらいました。

幹事さんのグループが木下牧子さんの作品をとりあげていらっしゃいましたが
くどうなおこ、やなせたかし、まどみちおさんたちの詞がこころに
しみました。結成8年でいきもぴったりです。
「いっしょにやらない?女性が3人だとレパートリーも増えるし。」
なんて声をかけていただきましたが、今はコーラスだけでせいいっぱいかな。
ソロは自分のペースでできますが、アンサンブルだと練習が大変ですよねえ。


でも歌はやっぱり言葉があるからすばらしいですね。
言葉を歌うことで、気持ちが伝えられます。

次の機会にはステージにのれるように精進したいと思います。
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