イグ・ノーベル賞に股のぞきの研究で日本人教授の2人が受賞した。
イグ・ノーベル賞は本家本元のノーベル賞にちなみ、下らない研究やその成果に
面白おかしく賞を与えてしまおうというものです。
イグ・ノーベル賞が話題になると忘れていた本家本元のノーベル賞の話題も
必然的に思い出させてくれる。
この段階からノーベル賞ブームが始まるのが例年の定番だ。
慌てて今年のノーベル賞の話題に注目するべき。
日本では毎年のように期待されている村上春樹氏の念願の文学賞受賞。
今年のノーベル文学賞の下馬評では村上春樹氏が1位で、
嫌でもこれまで以上に今年こそは受賞へのボルテージが上がる。
更に使命感を熱くするハルキニスト達。
ちな去年私は、ノーベル文学賞は移民問題に揺れるEU圏の世界情勢を考慮して
『愛、ファンタジア』のアシア・ジェバールが受賞するのではと予想を立てていたが、
なんと2015年の2月にご本人が死亡の為に結果が出る前から外れていた。
個人的には村上春樹がノーベル文学賞を受賞するかどうかに興味は無い。
これからも良い作品を作り出して欲しいのだが、どうもハルキニストばかりでなく
村上春樹周辺の私大からノーベル賞をの声があざとく聞こえる時がある。
STAP細胞の不正論文騒動の小保方晴子のケースでもそうだが、熱狂し過ぎて
受賞の本質を見失う傾向は如何ともし難い。
優れた作品を輩出し優秀な執筆活動を継続していること。
そして受賞する上でどのような人物であるか世界の人が理解し得る
存在であることが望ましい。
荘厳たる文筆家として受賞した大江健三郎以来の文学賞受賞を期待します。
もしも村上春樹が受賞した場合にはどのような言葉で形容されるかも楽しみの一つ。