まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

ヘンな飲み会とカレーと絵画

2012-05-04 18:49:13 | 人間文化論
昨日はヘンな集まりがありました。
「てつカフェ」 で知り合ったある方が、飲みたいから集まろうよと、
同じく 「てつカフェ」 参加者の数名に声をかけ、
GWだっていうのにそれに賛同した人が何人かいて、
昼間っから集まることになったのでした。
当初は凧揚げしようとかわけのわからない企画もありましたが、
あいにくの荒天のためそれはあきらめ、
DUCCAでランチを食べるという無難な路線からこの会は始まったのでした。

ランチを食べ終わったあとどうするかまったく決まっておらず、
グダグダ水を飲みながらしばらく歓談を続けたあとで、
どういう話の流れでそうなったのかわかりませんが、
その言い出しっぺの方のご自宅にみんなでうかがうことになりました。
そこは実家ということでご両親が住んでいらっしゃるのですが、
まったく迷惑も顧みず、アポなしの突撃訪問です。
お宅は街中というのにものすごい豪邸で、
6人ぐらいの突然の訪問者は軽く受け入れるキャパがありました。

いちおう私たちは 「お構いなく」 とは言いましたが、
お母様としてもなにももてなさないわけにもいかないでしょうから、
飲み物やらお菓子やらいろいろと出してくださいました。
私はこの性格ですのでまったく遠慮もせず、ビールをグビグビ頂いてしまいました。
ところで、私たちが通されたリビングダイニングには最初からずっと、
いい香りが漂っています。
お母様が手作りのカレーを煮込んでいらっしゃるのでした。
市販のルウなどは使わずに、さらには塩も使わずに、
牛すね肉をじっくり煮込んだカレーが作られているのでした。
おそらく夕食用に作っていらっしゃったのでしょうから、
まだ夕方にもなっていないその変な時間では煮込み足りないはずですし、
私たちも先ほどパスタランチを食べてきたばかりでお腹いっぱいなのですが、
その香りと、お母様の得意気な顔の誘惑に打ち克つことはできず、
味見をさせていただくことになりました。
これがべらぼうに美味い。
もちろん、さらに煮込んで一晩置いたりすればもっともっと美味しくなるのでしょうが、
そんなことをしなくとも、十分楽しむことができました。
カレー好きとしては、カレールウを使わずにカレーを作ることのできる人は、
無条件で尊敬してしまいます。
お母様、どうもごちそうさまでした
初対面ではありましたが、ご近所ですので、これからもカレーの臭いがしたら、
突然寄らせていただきますのでなにとぞよろしくお願い申しあげます。

そして、お父様は芸術家でいらっしゃいます。
アマチュアの画家としてずっと作品制作に携わっておられ、
作品集を出版してしまうほどです。
なんてオシャレな夫婦なんだ。
家の中もピカソのポスターやご自分の作品があちこちに飾られていました。
福大の渡邉晃一先生のこともよくご存じのようでした。
自分は絵も描けないので、こういう方も無条件で尊敬してしまいます。
驚いたのは、お父様は音楽も好きでいろいろとCDをもっていらっしゃるのですが、
買ったすべてのCDの情報をご自分の手帳に手書きでまとめていて、
そのひとつひとつにジャケットのスケッチを3cm×3cmくらい小さく描いていらっしゃいました。
うーん、カッコよすぎる。

そのお父様も出品している展覧会が連休明けに開催されるそうです。
調べてみるとチャーチル会というのは全国的な日曜画家の組織のようです。
こちらもできればうかがってみたいと思います。


第57回チャーチル会福島

春の例会展

期日 : 2012年5月9日 (水) ~14日 (月)

     10 : 00 ~ 18 : 00

会場 : 福島市民ギャラリー

入場無料



素敵なご夫婦との時間を楽しんだ後、おかしなメンバーはさらにARROZに繰り出して、
延々と馬鹿な会話と美味しいスペイン料理で盛り上がったのでした。
うーん、まあなかなかいいGWの過ごし方だ。
それにしてもヘンな一日であった。