先日、1人のおじさんが道案内をしているところに出くわし、
聞くとはなしにその言葉を聞いてしまいました。
そのおじさんはこう言っていたのです。
「あちらのテージロを右に曲がって…」
たしかに 「テージロ」 と聞こえました。
それを聞いて思ったのです。
おお、久しぶりに正しい日本語を聞いたぞっ
音としては 「テージロ」 と聞こえましたが、
正しいひらがな表記をするならば 「ていじろ」 でしょう。
漢字にすると 「丁字路」 です。
そうです。
アルファベットの 「T (ティー)」 ではなくて、漢字の 「丁 (てい)」 です。
「T字路 (てぃーじろ)」 ではなくて、「丁字路 (ていじろ)」 が正しい日本語なのです。
音も似ているし文字の形も似ているし、間違えて覚えている人がとても多く、
最近では 「T字路 (てぃーじろ)」 で定着してしまいそうな勢いです。
しかし、ウィキペディアにも書いてあるとおり、
あくまでも 「丁字路 (ていじろ)」 が正しい日本語なのです。
というわけで、間違った日本語に敏感に反応してしまう私は、
久しぶりに正しい日本語を聞いてうれしい気分になっていたのですが、
その直後ちょっと心配になったことがありました。
このおじさんは 「丁字路 (ていじろ)」 が正しい日本語だと知っていてそう言ったのだろうか、
それとも 「T字路 (てぃーじろ)」 と言うつもりで 「テージロ」 と言ってしまったのではないだろうか、
という疑問です。
うちの母親も英語やアルファベットに極端に弱いんですが、
それくらいの世代の方々って、例えば 「D」 を 「ディー」 ではなく 「デー」 と発音しますよね。
ひょっとしてそれと同様のことが起こっていたんではないか、と…。
つまり、もともと間違って覚えていたんだけど、その発音を間違えて、
一周して正しい日本語になっていただけという可能性もありえるのではないかと思ったのです。
これはもう今さら確かめる術もないので、
あのおじさんは正しい日本語を使っていたのだと信じるしかありませんが、
それにしても 「T字路」 と 「丁字路」 の偶然の相似には、
神の見えざる手を感じないわけにはいかないのでした。
聞くとはなしにその言葉を聞いてしまいました。
そのおじさんはこう言っていたのです。
「あちらのテージロを右に曲がって…」
たしかに 「テージロ」 と聞こえました。
それを聞いて思ったのです。
おお、久しぶりに正しい日本語を聞いたぞっ
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音としては 「テージロ」 と聞こえましたが、
正しいひらがな表記をするならば 「ていじろ」 でしょう。
漢字にすると 「丁字路」 です。
そうです。
アルファベットの 「T (ティー)」 ではなくて、漢字の 「丁 (てい)」 です。
「T字路 (てぃーじろ)」 ではなくて、「丁字路 (ていじろ)」 が正しい日本語なのです。
音も似ているし文字の形も似ているし、間違えて覚えている人がとても多く、
最近では 「T字路 (てぃーじろ)」 で定着してしまいそうな勢いです。
しかし、ウィキペディアにも書いてあるとおり、
あくまでも 「丁字路 (ていじろ)」 が正しい日本語なのです。
というわけで、間違った日本語に敏感に反応してしまう私は、
久しぶりに正しい日本語を聞いてうれしい気分になっていたのですが、
その直後ちょっと心配になったことがありました。
このおじさんは 「丁字路 (ていじろ)」 が正しい日本語だと知っていてそう言ったのだろうか、
それとも 「T字路 (てぃーじろ)」 と言うつもりで 「テージロ」 と言ってしまったのではないだろうか、
という疑問です。
うちの母親も英語やアルファベットに極端に弱いんですが、
それくらいの世代の方々って、例えば 「D」 を 「ディー」 ではなく 「デー」 と発音しますよね。
ひょっとしてそれと同様のことが起こっていたんではないか、と…。
つまり、もともと間違って覚えていたんだけど、その発音を間違えて、
一周して正しい日本語になっていただけという可能性もありえるのではないかと思ったのです。
これはもう今さら確かめる術もないので、
あのおじさんは正しい日本語を使っていたのだと信じるしかありませんが、
それにしても 「T字路」 と 「丁字路」 の偶然の相似には、
神の見えざる手を感じないわけにはいかないのでした。