まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

日本カント協会@福島大学かろうじて終了‼︎

2016-11-14 19:46:43 | カント倫理学ってヘンですか?
先週の土曜日は日本カント協会第41回学会が福島大学で開かれました。
すでにお伝えしましたように、2日前には公開シンポジウム提題の発表準備は終わり、
前日も雨のなかずぶ濡れになりながら何とか準備を終わらせるや
すぐさま街に繰り出して、前日入りしているカント協会会員の皆さまの接待をしたのでした。
一緒にシンポジストを務める大橋会長や舟場さんをはじめとする何名かを、
「会津郷土料理 楽」 にお連れして、福島の地のものと地酒を堪能していただきました。
そのあとは 「Cocktail BAR 和醸」 などディープな福島をご案内して午前様になりました。
その晩はものすごく疲れていて眠くてしかたないのに、
アルコールが切れた3時半ごろに目が覚めてしまってからはなかなか眠りにつくことができず、
極度の寝不足のまま朝を迎えてしまいました。
何とかリフレッシュしようと珍しく朝風呂を入れて入ったところ、
なんかこれでバッチリ目が覚めてしまって、その後は1日ミョーなハイテンションで過ごしました。
7時35分の電車で登校すると、いい天気のなか自作の案内表示に出迎えられました。



うん、我ながらなかなかいい出来じゃないか。
けっこう目立ってます。
あの雨のなか剥がれたりせずにちゃんとくっついててくれたんですね。
皆さん目にしてくれたようで、
多くの方から 「あんなところに張っちゃっていいの?」 と聞かれましたが、
これは福島市の土地を借りて福島大学が立てたものだそうで、
ちゃんと福島大学の施設課におうかがいを立てて張り出したものなんだからノープロブレムです。
福島大学の敷地に入るあたりに立てた中規模立て看もちゃんと倒れずに立ってくれていました。



うん、いいぞいいぞ。
目立ってるんじゃないかい。
キャンパス内にあちこち立てた案内表示もみんな無事でした。



会員の方々からは、駅からの道案内がひじょうにわかりやすくてよかったとの、
過分なお誉めの言葉を頂戴いたしました。
そして、M棟前の巨大立て看。
これも一夜の風雨に打ち克って最後まで屹立していてくれました。
おそらく私がこの人生のなかで作りだした最も大きな仕事 (work) ですので、
ニッコリ笑って一緒に記念撮影をしておきました。



最後のほうは風に吹かれてビニールが若干剥がれかかったりもしましたが、
倒壊とかせずにすんだのでそれで十分よしとしましょう。

それにしても1日で何役こなしたんだというくらい慌ただしい1日でした。
開催校として各会場で研究発表が滞りなく行われるようサポートするのが一番の務めですが、
開催校の会員が私ひとりしかいないなか、受付、会場、控室などすべてになかなか目が届きません。
空調もつければ暑いし止めれば寒いし、
なかなか発表をしたり聞いたりするのに最適な環境を提供することができません。
と思っていたら大トラブルが発生しました。
お昼の会員総会と最後の公開シンポジウムを開く予定だったL-1教室の空調が作動しないのです。
カギを差し込んで回せば動くからと言われていたとおりにしてもうんともすんとも言わないのです。
相当粘っていろいろ試してみましたがダメで、あとは何とか解決してくれる人はいないかと、
学内中に電話をかけまくりましたが、もとより土曜日なので事務の方は誰も出勤していません。
けっきょくL-1の空調は動かずじまいで、ギリギリの段階で (午前の一般研究発表が終わる直前)、
L-1で総会とシンポを行うのはあきらめ、午前中に使っていたM-2教室でやることにし、
そのための張り紙を急遽作成したり、発表が終了した部屋で告知したりなど対応に追われました。

そんな感じでお昼にはやるべきことが山ほどあったのですが、
私は委員の1人として委員会に出なければなりません。
しかも、お昼のあとの総会では私が開催校会員として議長を務めなければならないのです。
そのためには委員会の議論をきちんと聞いておく必要があります。
今回は、学会の存続に関わるものすごく大きな議題があったのですが、
会長と事務局のみごとな議題整理のおかげで、
委員会でも総会でも大もめにもめることはなくすみました。
先送りしただけでもありますので今から来年のことが思いやられますが、
まあ来年は私は開催校ではありませんのでよしとしましょう。
委員会は少し延びてしまいましたが、総会のほうは私がサクサクと議事を進め、
2時からの共同討議の前にちょっと空き時間を作れるほどでした。

共同討議が始まってからは少し息がつける予定でしたが、
ここからは懇親会幹事としての労働 (labor) が待ち受けていました。
学会ってあらかじめ開催通知を送ったときに、
学会と懇親会について参加・不参加を返信してもらうのですが、
まあこれをちゃんと送ってきてくれる人なんて全然いないんですよね (私もそうですしね)。
しかし、初めて開催校をやってみるとこれがどれだけ大事かというのが本当によくわかりました。
ちゃんと懇親会に参加しますとハガキやメールを返してくれたのは今回たった16人だけですよ。
16人で予約しちゃっていいんですか?
料理もお酒もほんのちょびっとになっちゃいますよ。
まあいくら福島開催とはいっても30人は懇親会に出てくれるんじゃなかろうかと予想し、
いちおう生協グリーンには30人の宴会メニューを頼んでおきました。
だけど、もしもこれが本当に16人しか来なかったら大赤字ですからね。
こんなに頑張った私が42,000円も自腹切んなきゃいけないんですか?
なんて思っていたところ、当日申し込みの人が殺到してくれて、
懇親会参加者は40人になってしまいました。
赤字にならずにすんだのはいいものの、
今度は料理が足りなくなってしまうかもしれません。
というわけで急遽大学会館に走り、グリーンと交渉して料理を増やしてもらいました。
当日にお願いしてできることは限られていますが、
生協さんも知恵を絞ってできることをすべてやってくださいました。
本当にありがたいことです。
それにしてもあとからあとから気の休まるヒマがありません。
そうこうしているうちにあっという間にシンポジウム開催時刻が近づいてきました。

公開シンポと言いながらあまり一般参加者が来てくださることを期待していなかったのですが、
時間が近づいてくると会員以外の方々がだんだん集まってきてくださいました。
その多くは、いつもてつカフェに参加してくださっている方々です。
「おお、みんなありがとう」 ということで私の 「仕事」 の前で記念撮影をしておきました。



てつカフェの常連さんはまだ他にもいらっしゃいましたし、
常連さんが連れてきてくださった方などもいて、私にとってはとても心強い応援団でした。
いよいよ公開シンポジウムの開始ですが、もうだいぶ長くなってしまったので、
その報告はまた稿を改めることにいたしましょう。
最後に、今日になって気がついた大ポカを記しておくことにします。
研究室の冷蔵庫にこんなものが入っていました。



オーマイガッ
これは共同討議とシンポジウムのときに司会者と提題者の方々にお出しするはずだった水です。
せっかく発表してくださる皆さんには冷たい水をご用意しようと、
ギリギリまで研究室の冷蔵庫で冷やすことにしておいたのです。
L-1教室で総会をやっているあいだに取りに行って、
共同討議を開催するM-1教室、M-2教室にセットしておくようにと、
バイトの学生たちには指示してありました。
そして、共同討議をやっているあいだに今度はL-1にシンポジウム用のセッティングをし、
そのときに水を並べるというふうに完璧な計画が練られていたのです。
この計画がL-1が使えなくなってしまったことによってすべて崩壊してしまいました。
私も学生たちも教室を変更したり、そのためにパソコンを入れ替えたりなどの労働に追われ、
すっかり水のことを忘れてしまっていました。
シンポジウムの最中にみんなから責められて喉が渇き、
隣のふなちょが自前のペットボトル飲料を持っているのを見て、
「いいなあ、ぼくも飲みたいなあ」 と思ったときも、この水のことは思い出しませんでした。
ま、しかたないでしょう。
いろいろありすぎましたからね。
提題者や司会者の皆さんも水がなかったことくらいは何とか許してくださるのではないでしょうか。
いろいろと行き届かない点はあり、けっして無事終了と言えるようなありさまではありませんが、
とにかく何とか終えることができたということを慶びたいと思います。
1人開催校、1人開催校と言い募ってきましたが、
もちろん1人の力ではやり遂げることはできませんでした。
力をお貸しくださった皆さまに心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
そしてお疲れさまでございました。
2度とこの手の学会がやってこないことを心より願っております。


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