メリー・クリスマス
いよいよ年も押しつまってまいりました。
イヴ3連休もずーっと飲みっぱなしで、年賀状もまだ完成しておりません。
他にも乗り気じゃない仕事とか、将来を左右する仕事とか目白押しですが、
まだまだ忘年会等の予定が立て込んでいて、
はたして年内にすべて終えられるか皆目見当がつかないといったところです。
さて、クリスマスの今日、大学に出勤してみたら、
見知らぬ方からクリスマス・カードが届いていました。
開けてみると、競技ダンス部の保護者の方からでした。
といっても福島大学の社交ダンス部ではなく、
東北学連のどこかの競技ダンス部の保護者の方のようで、
宛先は 「全東北学生競技ダンス連盟会長 小野原雅夫様」 となっておりました。
以下、全文引用させていただきます。
「小野原様
11月に行われました全東北学生競技ダンス選手権大会での
小野原様が書かれました 「~最後の試合に寄せて」 に感動いたしましたので、
おハガキ送らせていただきます。(乱筆乱文で失礼いたします)
子供の応援もかねて、大阪や北海道での大会も観に行きましたが、
東北の学生達は、どこにいてもマナーが良く、いつも元気で、
たくさんの感動やパワーをいただき、ありがとうございました。
ダンスとは無縁でしたが、毎回楽しくて
学生達みなさんの笑顔を見ることがとてもうれしくて
本当にステキなスポーツでした
子供の卒業とともに、大会へ行くことはなくなると思いますが、
今後もみな様が楽しく踊って、見ている私達がしあわせな気持ちになる様な
大会であり続けてほしいと思います。
学生や先生のみな様、今までたくさんの感動をありがとうございました
Merry X’mas」
保護者の方からこんなに熱いメッセージをいただいたのは初めてです。
私ですら見に行ったことのない大阪での全日本戦や、
北海道での対北戦にも観戦に来ていただいていたようで、本当に有り難いかぎりです。
学生たちの踊りがこうして感動やパワーを見る人に与えていたのだということを知れて、
全東北学生競技ダンス連盟会長としてたいへん誇らしく思います。
これからも全東北の学連が、日本中の学生競技ダンスが、そしてダンススポーツ全体が、
東北や日本全国に元気を与え続けてくれることを期待したいと思います。
ちなみにメッセージのなかで触れられていた私の挨拶文も、
ついでに引用しておこうと思います。
実を言うとこの文章、2006年の秋大会に寄せて書いた挨拶文で、
今回は原稿が間に合わず使い回させていただきました。
私はこんなに長く連盟会長をやるつもりはなかったので、
そろそろ挨拶文のネタも尽きてきてしまったというのが実情です。
6年前のものならたぶん誰も読んだこともないし、覚えてもいないだろうとの判断でしたが、
まさか保護者の方にこんなに真剣に読んでもらっているとは驚きです。
あんまり手を抜いてる場合じゃないなとちょっと反省しました。
でも、2006年といえば私が全東北学生競技ダンス連盟会長に就任した年で、
これが初めて秋大会のために書いた挨拶文ですので、
マンネリに陥る前のパッションが感じられる文章となっていたのかもしれません。
「 4年生の東北学連最後の試合に寄せて
全東北学生競技ダンス連盟会長
小野原 雅夫(福島大学教授)
4年生の皆さん、4年間本当にお疲れさまでした。1年のときあれだけたくさんいた新入部員の中で、今日の日を迎えることができたのは果たして何人いるでしょうか。大学ごとに事情は様々だと思いますが、4年間ダンス部で戦い続けるのは並大抵の苦労ではなかったでしょう。学業との両立、お金の問題、部内の人間関係、技術的な壁、試合の成績、カップル間のいざこざ、就職活動との兼ね合い等々、途中でやめようと思えば、いくらでもやめる理由はあったろうと思います。そしてもちろん、やめるという選択肢はけっして間違った選択でも、弱さの表れでもなく、その人が真摯に自分の大学生活や人生のあり方を考えた上での、ひとつの正しい選択だったのだろうと思います。しかし、皆さんはやめるという道を選びませんでした。どれだけ苦しいことがあっても、踊り続けることを選択しました。まずはそのことに拍手を送りたいと思います。今日の試合結果はどうあれ、今朝の練習ヒートに立ったというそのことだけで、すでに皆さんは勝者です。この4年間踊り抜いたという経験は、そしてダンス部を4年間支え続けたという経験は、これからの皆さんの人生にとって途轍もなく大きな糧となることでしょう。ダンス部に注いできた汗と涙と笑いのすべてをフロアにぶつけるつもりで、今までで最高の踊りをライバルや後輩たちに披露してあげてください。
1年生、2年生、3年生の皆さん、4年生を慰労するために少し苦しい面ばかりを強調しすぎてしまいました。ダンスは、そしてダンス部はそんなに苦しいことばかりではありません。いや、それどころか色々な苦労や苦悩をすべて吹っ飛ばしてくれるくらい、楽しくて面白くて深い感動を与えてくれるものでもあります。皆さんも4年生の先輩方が本当に楽しそうにダンスについて語り、一心不乱に踊り、熱心に指導してくれたのを覚えていることでしょう。今日は、先輩たちの踊りを目に焼き付けておくと同時に、先輩から教わったすべてを披露して、先輩たちの苦労に報いてあげてください。
ご来場の皆さま、東北学連秋大会に足をお運びいただき誠にありがとうございました。とりわけ、選手の御家族の皆さま、これまで彼らの課外活動を応援くださり、本当にありがとうございました。彼らの晴れ舞台を最後までごゆっくりお楽しみください。」
いよいよ年も押しつまってまいりました。
イヴ3連休もずーっと飲みっぱなしで、年賀状もまだ完成しておりません。
他にも乗り気じゃない仕事とか、将来を左右する仕事とか目白押しですが、
まだまだ忘年会等の予定が立て込んでいて、
はたして年内にすべて終えられるか皆目見当がつかないといったところです。
さて、クリスマスの今日、大学に出勤してみたら、
見知らぬ方からクリスマス・カードが届いていました。
開けてみると、競技ダンス部の保護者の方からでした。
といっても福島大学の社交ダンス部ではなく、
東北学連のどこかの競技ダンス部の保護者の方のようで、
宛先は 「全東北学生競技ダンス連盟会長 小野原雅夫様」 となっておりました。
以下、全文引用させていただきます。
「小野原様
11月に行われました全東北学生競技ダンス選手権大会での
小野原様が書かれました 「~最後の試合に寄せて」 に感動いたしましたので、
おハガキ送らせていただきます。(乱筆乱文で失礼いたします)
子供の応援もかねて、大阪や北海道での大会も観に行きましたが、
東北の学生達は、どこにいてもマナーが良く、いつも元気で、
たくさんの感動やパワーをいただき、ありがとうございました。
ダンスとは無縁でしたが、毎回楽しくて
学生達みなさんの笑顔を見ることがとてもうれしくて
本当にステキなスポーツでした
子供の卒業とともに、大会へ行くことはなくなると思いますが、
今後もみな様が楽しく踊って、見ている私達がしあわせな気持ちになる様な
大会であり続けてほしいと思います。
学生や先生のみな様、今までたくさんの感動をありがとうございました
Merry X’mas」
保護者の方からこんなに熱いメッセージをいただいたのは初めてです。
私ですら見に行ったことのない大阪での全日本戦や、
北海道での対北戦にも観戦に来ていただいていたようで、本当に有り難いかぎりです。
学生たちの踊りがこうして感動やパワーを見る人に与えていたのだということを知れて、
全東北学生競技ダンス連盟会長としてたいへん誇らしく思います。
これからも全東北の学連が、日本中の学生競技ダンスが、そしてダンススポーツ全体が、
東北や日本全国に元気を与え続けてくれることを期待したいと思います。
ちなみにメッセージのなかで触れられていた私の挨拶文も、
ついでに引用しておこうと思います。
実を言うとこの文章、2006年の秋大会に寄せて書いた挨拶文で、
今回は原稿が間に合わず使い回させていただきました。
私はこんなに長く連盟会長をやるつもりはなかったので、
そろそろ挨拶文のネタも尽きてきてしまったというのが実情です。
6年前のものならたぶん誰も読んだこともないし、覚えてもいないだろうとの判断でしたが、
まさか保護者の方にこんなに真剣に読んでもらっているとは驚きです。
あんまり手を抜いてる場合じゃないなとちょっと反省しました。
でも、2006年といえば私が全東北学生競技ダンス連盟会長に就任した年で、
これが初めて秋大会のために書いた挨拶文ですので、
マンネリに陥る前のパッションが感じられる文章となっていたのかもしれません。
「 4年生の東北学連最後の試合に寄せて
全東北学生競技ダンス連盟会長
小野原 雅夫(福島大学教授)
4年生の皆さん、4年間本当にお疲れさまでした。1年のときあれだけたくさんいた新入部員の中で、今日の日を迎えることができたのは果たして何人いるでしょうか。大学ごとに事情は様々だと思いますが、4年間ダンス部で戦い続けるのは並大抵の苦労ではなかったでしょう。学業との両立、お金の問題、部内の人間関係、技術的な壁、試合の成績、カップル間のいざこざ、就職活動との兼ね合い等々、途中でやめようと思えば、いくらでもやめる理由はあったろうと思います。そしてもちろん、やめるという選択肢はけっして間違った選択でも、弱さの表れでもなく、その人が真摯に自分の大学生活や人生のあり方を考えた上での、ひとつの正しい選択だったのだろうと思います。しかし、皆さんはやめるという道を選びませんでした。どれだけ苦しいことがあっても、踊り続けることを選択しました。まずはそのことに拍手を送りたいと思います。今日の試合結果はどうあれ、今朝の練習ヒートに立ったというそのことだけで、すでに皆さんは勝者です。この4年間踊り抜いたという経験は、そしてダンス部を4年間支え続けたという経験は、これからの皆さんの人生にとって途轍もなく大きな糧となることでしょう。ダンス部に注いできた汗と涙と笑いのすべてをフロアにぶつけるつもりで、今までで最高の踊りをライバルや後輩たちに披露してあげてください。
1年生、2年生、3年生の皆さん、4年生を慰労するために少し苦しい面ばかりを強調しすぎてしまいました。ダンスは、そしてダンス部はそんなに苦しいことばかりではありません。いや、それどころか色々な苦労や苦悩をすべて吹っ飛ばしてくれるくらい、楽しくて面白くて深い感動を与えてくれるものでもあります。皆さんも4年生の先輩方が本当に楽しそうにダンスについて語り、一心不乱に踊り、熱心に指導してくれたのを覚えていることでしょう。今日は、先輩たちの踊りを目に焼き付けておくと同時に、先輩から教わったすべてを披露して、先輩たちの苦労に報いてあげてください。
ご来場の皆さま、東北学連秋大会に足をお運びいただき誠にありがとうございました。とりわけ、選手の御家族の皆さま、これまで彼らの課外活動を応援くださり、本当にありがとうございました。彼らの晴れ舞台を最後までごゆっくりお楽しみください。」
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