まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

びえも死生学カフェ@ふくしま始動!

2016-09-01 15:21:13 | 哲学・倫理学ファック
今年の5月に静岡で 「死生学カフェ」 というものを視察してきましたが、

あれから半年の時を経て、11月より福島でも死生学カフェを始めることになりました。

代表を務めるのは、福島市内で介護職員をされており、

「てつがくカフェ@ふくしま」 の常連のおひとりでもある吉川瞳さん。

静岡の死生学カフェのことを知るやものすごく興味を示され、一緒に視察に行き、

私以上に熱心にスタッフの皆さんから聴き取りをし、福島での実現に向けて教えを乞うていました。

そうしたら、なんとこのたび 「グリーフケア・アドバイザー」 の資格まで取得されてしまいました。

静岡の皆さんから、その資格を持っている人がいたほうがいいとの助言をいただいていましたが、

まさかこの短期間のあいだに本当に資格を取ってしまうとは

てつカフェのお色気担当とかてつカフェの壇密と自称していたのとは打って変わった真面目さです。

私としては 「てつがくカフェ@ふくしま」 のなかの一形態として、

「本 de てつがくカフェ」 や 「シネマ de てつがくカフェ」 みたいな形で、

「死生学カフェ@ふくしま」 が新たに付け加わるという方向性を考えていましたが、

ご本人からの要望もあり、「てつがくカフェ@ふくしま」 とは別組織として立ち上がることになりました。

その名も 「びえもカフェふくしま」 です

いやたしかに私も 「死生学カフェ」 という名称はちょっと重たいなあとは感じていたんです。

静岡のほうはもともと 「タナトロジー研究会」 を主宰しておられた竹之内裕文さんが始めたので、

「死に関する学問」 を意味する 「タナトロジー」 を日本語にする際に、

死だけではなく生という語も入れて 「死生学」 と訳したというのはいい訳語だと思いますが、

それでもやはりカフェで一般市民が語り合うのに 「死生学」 だと、

「死」 とか 「学」 という漢字がまだまだ重たい印象を与えるなあと思っていました。

ただそれに代わるいい言葉を思いつかないでいたところ、吉川さんがスマホで調べまくって、

「生と死」 はフランス語で 「vie et mort」、それを音だけ聞くと 「びえも」 になるということで、

「びえもカフェ」 という名称を思いついてくれました。

可愛らしい名前で私は一発で気に入りました。

生と死という重たいテーマを軽やかに語り合っていきたいという私の願いにぴったりです。

はたして皆さまはどうお感じでしょうか?

第1回の日程も決定し、昨日からブログ (「びえもカフェふくしま」) も開設されました。

ブログのプロフィール欄にはこんな写真が使われています。



とても象徴的な写真です。

ふだん意識しないけれど、常に生にぴったりと影のように寄り添っているのが死です。

時に死に思いを致すことで生を見つめ直してみませんか。

第1回は11月19日 (土) の開催です。

皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。


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