まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

東日本中震災!

2016-11-22 15:55:01 | グローバル・エシックス
今朝の地震には久しぶりに恐い思いをさせられました。

中通りでは震度5弱と言われるわりにはそれほど強い揺れはあまり感じなかったように思いますが、

揺れている時間の長さがあの日に似ていて、背筋の凍る思いがしました。

おそらく津波がやってくるだろうなと予想したら、すぐに津波警報が出されましたし。

あんな状態の原発に津波が再び来襲したらどんな被害がもたらされるか計り知れません。

幸い、地震被害も津波被害も原発災害も今のところ大したことはなさそうで一安心です。

でもあのときも何日も前からけっこう大きめの地震が頻発していましたし、

熊本のときも大きな被害をもたらした大地震のあとにさらにその上を行く本震が襲ってきましたから、

これで終わりかどうかは今の時点では判断がつきません。

気を抜くことなく注意を払っていたいと思います。

とりあえず万一のために私はクルマにガソリンを入れておきました。


さて、ちょっと話は変わってうちの近くのマンションの1階に入っているセブンイレブン。

この夏から少し駅寄りの位置に移転しました。

こんな感じです。



ミスタードーナッツが入っているビルの北側の広大な駐車場の敷地内にビルが建ち、

そこの1階に入ったのです。

このビルは何だろうと思って見ていたら、同じくセブンイレブンの入っていたマンションの1階にあった、

進学塾が自社ビルを建ててこちらに移転してきていたのでした。

その移転にセブンイレブンも便乗させてもらったのだろうと勝手に想像しておりました。

今どき自社ビルの建築なんて、このアベノミクス不況の時代に景気のいい話だなあ、

でもうちからは遠くなってしまったからちょっと不便になっちゃったなあなどと考えておりました。

ところが、そのマンションの関係者に聞いてみたところ、

そんな景気のいい話ではないということがわかりました。

あのマンションは免震構造を備えた最新のマンションなのですが、

あのどでかい建物を支えている免震ゴムを交換することになったそうなのです。

で、そのゴムを交換するにもいくつかの方法があるらしいのですが、

いずれにせよ数ヶ月から1年くらいの時間がかかるらしく、

ゴムを交換している最中に地震が来てしまうといけないので、

万全を期してじっくり時間をかけて、ゴムをゴムで覆いながら、

免震ゴムがまったくないという期間を設けずにすむ方法が選択されたそうなのです。

で、その間、住民の方々は今まで通りそこに住んでいられるらしいのですが、

1階店舗に関しては退去しなければならないということで、

交換が完了するまでのあいだ、あの場所にプレハブを建てて営業しているそうなのです。

なんだ、そうだったんだ。

あれは自社ビルではなく仮店舗だったんですか。

セブンイレブンがいずれ元の場所に戻ってきてくれると知って私はホッとしました。

それと同時に、あれだけ大きな千年に一回という震災が来たあとで、

再び私たちが生きているあいだに大きな地震がやってくるはずないだろうから、

じっくり1年もかけたりせずにパパッと取り替えて早く戻ってきてくれたらいいのに、

なんて自分の都合しか考えない自己チューなことも考えたりしていました。

だけど、今朝の地震で思い知らされました。

「千年に一度の」 なんていう形容句も無知な人間が考え出した気休めのキャッチフレーズにすぎず、

千年に2度だって3度だって、ほんの5年、10年間隔でやってくることだってありうるのです。

あのマンションの耐震ゴム交換はじっくり時間をかけてやっていただきたいと思いますし、

その間セブンイレブンが遠くてもじっと我慢したいと思いますし、

そして何よりも、もう死ぬまで大丈夫だろうなんて過信しないで、

あの日のあと抱いていた危機感をこれからも持続していきたいと思います。

それを福島の人間だけでなく、日本中の国民と政府にも共有してもらいたいものだと思います。


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