話の散歩道

時々の話題の中に趣味の花の写真などを飾り日記風に綴ってみたいと思います。

富山の旅・その1五箇山相倉合掌集落

2012-09-10 14:59:34 | Weblog

9月の1~3日にかけて行われた越中おわら「風の盆」を目当てに9月2日~3日と富山へ行ってきました。見所は3カ所で世界遺産である五箇山の合掌集落、おわら「風の盆」そして黒部峡谷のトロッコ列車です。
その1は五箇山の相倉合掌集落です。1995年、ユネスコの世界遺産一覧表に文化遺産として登録されました。富山県南栃市相倉にある合掌造りの建物は20棟が現存しています。約100~200年前のものが多く、古いものは約400年前に建造されたといわれています。屋根の勾配は急で60度。断面は正三角形に近く、つまり雪が滑り落ちやすい形をしています。大きな屋根を支えるのは、チョンナと呼ばれる根本の曲がった太い梁で、斜面に生育した自然に曲がったナラを用いています。合掌の組み立てには釘は一切打たず、縄とネソと呼ばれるマンサクの木を使っています。屋根の葺き替えは15~20年ごとに、今は森林組合が中心になって行われています。雪深いという厳しい自然に対応する強固な造り、さらに生活と生業をひとつにした合理的な建築です。人々の生きる知恵が生んだ偉大な発明、それが合掌造りといえます。

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

 

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