寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

さあ大変、異動だ…(14)

2012年02月02日 08時39分45秒 | 日記
"如何銀"(いかぎん)は庶民的な雰囲気を漂わせたお店でした。
ただし料理の材料は吟味を重ねているらしく店内に値段表らしきものは一切ありません。 玄関からカウンターを越えて小さな座敷を案内されました。
「どうぞ、お上がりやす」
京言葉の柔らかさが若宮本部長の心を和らげます。
「あ、どうも…」
ペコリと頭を下げて若宮本部長は長身を折りながら靴を脱ぎました。
三畳くらいのこざっぱりした座敷でした。

二人が向かい合って座るとおかみさんがふすまを開けて入ってきます。
「ようこそおいでやす…」
三つ指をついて挨拶を受けて若宮本部長は(こりゃ高そうだワイ)
部屋の調度品にも品があるのはわかりましたが、こんな挨拶を受けて同じような神楽坂や新橋(東京の色街)のお店を思い浮かべていました。
しかし高級なのは若宮本部長を丁重に扱っている証拠です…
若宮本部長は悪い気はしませんでした。
しかもおかみさんはすごく若宮本部長好み(笑) …
楽しい夜になるかもね♪
ワクワクしていました…
コメント
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