体質改良の上より観たる教育期児童の健康法
稲葉, 幹一,稲葉幹一 著
出版社:洛陽堂
出版年:1913
大きさ、容量等:369p ; 23cm
著者の稲葉は小学校の教師だったので医学生理学的な知見に学びながらも教育現場からの声として本書を上梓。稲葉の目から見ると本書刊行で世話になった高島は文字通りの児童学の泰斗そのものに写ったことだろ。
高島の児童学が完成期を迎えた時代。亀之助経営の洛陽堂との協働が眩しいばかりだ。
標題 / (0002.jp2)
目次 / (0010.jp2)
第一編 健康法の基礎に關する事項 / (0016.jp2)
第一章 健康の原因 / 1 (0016.jp2)
第二章 健康法の効果を大ならしむるに必要なる事項 / 41 (0036.jp2)
第二編 兒童健康の方法に關する事項 / (0057.jp2)
第三章 一般兒童健康法 / 83 (0057.jp2)
第四章 學校兒童に於ける健康法其一(學校體育) / 186 (0109.jp2)
第五章 學校兒童に於ける健康法其二(學校衞生) / 256 (0144.jp2)
第六章 都市學校に於ける體育上の缺陷に應ずる兒童健康法 / 289 (0160.jp2)
附錄 / (0178.jp2)
タイトル
我子の職業選択
著者
稲葉幹一 著
出版者
洛陽堂
出版年月日
大正9
我子の職業選択
稲葉幹一 著
[目次]
標題
目次
一 こどもは将来何かの職業を持つべき使命がある / 1
二 職業の準備はこどもの時からせねばならぬ / 7
三 職業準備の階段 / 11
四 職業の基礎的準備時代 / 14
五 職業の基礎としての智育 / 25
六 職業指導とは如何なることか / 32
七 親としてのこどもの職業選択 / 43
八 職業の世襲は果して一家の為であらうか / 45
九 世襲でなければならぬ職業ありや / 49
一〇 世襲を以て利とする職業ありや / 52
一一 児童が十四五歳に達して家業に欲求を有するか / 55
一二 児童が現在家業に欲求を有せずとするも将来欲求を持たしめ得る望みありや / 57
一三 児童の望める職業と家業とが其性質上類似の点ありや / 59
一四 児童は果して其家業を継承するに必要なるよき性能を有するや / 61
一五 児童は果して家業に堪へ得るだけの体力を有するや / 63
一六 児童は家業に対して如何なる道徳観を有するか / 65
一七 児童は家業に対して或る種の才能を有するや / 67
一八 中等学校へ進むものの注意 / 71
一九 職業選択の機会 / 77
二〇 陳列館訪問 / 79
二一 諸会社 銀行 商店 工場訪問 / 82
二二 其他の機会 / 84
二三 予備的職業準備 / 86
二四 異常児の職業選択 / 88
二五 天才は一見痴鈍の如しと / 99
二六 不具児童の職業選択 / 102
二七 学校選択 / 107
二八 商店 銀行 会社 工場の選択 / 112
二九 商業見習者の用心すべきこと / 116
三〇 幼年者を工場に働かしむるは考へものである / 119
三一 工場法に於ける幼少年及女子の保護 / 124
三二 健康保全の上より観たる職業種類 / 145
三三 児童を感情家として育てるは何れの職業にも不利である / 153
三四 能率の高い業務家となるには娯楽の指導が必要である / 155
三五 業務の成功は青年時代の勤勉の中にある / 159
三六 子どもの観察を鋭敏にせよ / 162
三七 気質と職業 / 166
三八 業務の信念を児童一日一日の生活に養へ / 172
三九 健全生活の三方面 / 177
四〇 職業決定法 / 182
四一 職業選択の実例(一) / 212
四二 職業選択の実例(二) / 220
四三 職業選択の実例(三) / 228
四四 職業選択の実例(四) / 236
四五 少年職業雑感 / 245
附録
「フレノロギー」の職業選択 / 253