- 松永史談会 -

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教育壇

2014年04月16日 | 教養(Culture)
高島平三郎30歳代時の論文の中に「教育壇」に掲載されたものがある。観察と試験(実験)を併用した子供研究について論じた論文だ。観察項目は多面的でその辺に独創性が認められるが、全体としては長編だが、内容的には高島自身が自覚している通り、研究ノート級。しかし、高島が「我が国における児童研究の発達」(「児童研究」1-2、5-15頁、明治31年)において、明治30年5月に発表された「小児研究」が我が国における児童研究を整理した最初の論文だったと回顧しており、したがって本論文は我が国における児童研究にとっては記念碑的な意味を持つ。
わたしが持っている高島平三郎の「小児研究(1)」の原稿(1897)




原稿は「割愛ス」で終わっている。活字版ではさらに2ページ分追加されている。


「小児研究」のはじめの部分

教育壇は「教育時論」を発行していた開発社刊の雑誌で、1号 (明30.2)-26号 (明32.3)まで出されている。






投稿者の西山績(山形県女子師範校長(1909年8月12日 - 1919年3月))に関しては

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南船北馬集 第十三編
 
1.冊数
 1冊
2.サイズ(タテ×ヨコ)
 188×127㎜
3.ページ
 総数:122
 目次:〔1〕
 本文:121
(巻頭)
4.刊行年月日
 底本:初版 大正6年6月11日
5.発行所
 国民道徳普及会




教育関係雑誌目次集成: 教育一般編 第 第 17 巻 巻, 教育ジャ-ナリズム史研究会中に教育壇の目次が収録されている。



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