- 松永史談会 -

   こんにちは。ご機嫌如何ですか。

高島米峰のユーモアと先輩高島に対する態度

2014年04月13日 | 教養(Culture)
高島米峰は高島平三郎よりかなり年下だが・・・・。
高島君呼ばわりしている。東洋大学の第十二代学長で、高島平三郎の先代学長にあたる。










内藤湖南宛ての手紙などが関西大学に所蔵されている。京都学派の巨頭:内藤湖南と高島米峰間には著書の交換(謹呈本)があったようだ。
一言余計なことかもしれないが、やはり高島平三郎より米峰のほうが大物だったようだ。
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女子高等学園校長時代の高島平三郎(76歳)

2014年04月13日 | 教養(Culture)
赤丸印の長身の人物が高島平三郎。『高島先生教育報国60年』が出された当時の高島。ジャンボな後藤新平と言われるほどの堂々たる体躯を有する人物だった。

大正15年創立の西片町にあった女子高等学園(2年生の良妻賢母養成学校)には音楽学者の田辺尚雄が兼任で勤務していた。


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高島平三郎の金見村小学校訓導兼校長時代

2014年04月13日 | 教養(Culture)


高島の任期は明治17年9月~明治20年3月。明治20年3月8日より広島師範付属小学校へ転勤。
参考までに大正3-10年当時の校長山本真太郎(福山市今津町)は8月6日平和公園で演奏される「広島平和の歌」の作曲者:山本秀(みのる、広島大学教授)の親父。

高島平三郎の金見村小学校訓導兼校長時代のことは『高島先生教育報国60年』に教え子の小林篤の文章から、その一端を浮かびあがらせることができる。






明治19-20年ごろの「教育時論」に投稿した小論文に関しては加登田恵子:解説「教育に応用したる児童研究」として書かれた「わが国における児童学の誕生と高島平三郎」(日本児童問題文献・1,423-437頁、2005)が逐一レポしている。本雑誌にいろんな名前を使って登場する高島だが、実は加登田の場合高島の号/ペンネームであった「蜻蛉子」名義の投稿分を見落としている。
「教育時論57号(以下、教育時論は省略)」(明治19年):禁酒論・・・・・金見小学校勤務時代
61号(明治19年12月:稚経松ノ説
63号(明治20年1月):新体心理学の歌(蜻蛉子の筆名で)
66号:百尺ノ教育竿頭ニ一歩ヲ進メタルヲ見ヨ・・・・・・広島師範勤務時代
72号:酸素ノ話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・東京高等師範転勤後
74号:未来ハ己ニ定マレリ現在ハ如何セントスルヤ/標品採集ノ一法
77号(明治21年4月):我国従来ノ婦女教育ハ狂花一朝ノ観ノミ
84号(明治21年11月):理科教育論・・・・・・・・・・・・・・学習院雇教師として転勤
88号:歴史教授法一班

61号と88号掲載の文章は教育時論中「学術」という欄に掲載されたものだ。いずれも教育への心理学的観点の重要性とか発達論を視野に置いた教育論構築を提案した画期的なもの。また77号は高島の女子教育論だ。
57号・61号が金見小学校勤務時代のもの。

わたしとしては観音堂脇に立てられた高島の詩碑の内容が少し理解できかけてきたところだ。

安易な転載を防止るため画像に一部加工を施した。これが実際の「教育時論」61号(明治19年)の表紙だ。


加登田恵子が学習院から長野県師範転勤時に使っていた我が国における児童研究の概説書の嚆矢(こうし)といわれるのが「小児研究」だと指摘し、この原稿執筆段階には未見だとしたものの草稿がこれだ。

ところで冒頭にあげたおさななじみの内田の文章には私的には2つの点で興味を持った。
一つは福山藩の裕福な人間は現在の東京大学が設立されたとき、そこへ進学すべく東京西片(目の前が東京帝大・赤門)に転居したこと。今一つは高島は沼隈郡での小学校教員時代、キリスト教に関心を持ち友人知人をその信者にした。内田がそうであり、河本亀之助がそうであったことだ。ただし、自らは仏教徒(日蓮宗にご執心)を貫いた
小林の文章を読んで驚いた点は明治19年当時すでにダーウィン・スペンサーの話を小学生たちにしていたらしいことだ。
歴史にはもしもといった仮定は禁物だが、もしも高島が東京帝大を出ていたらどうなっていただろ。参考までに、高島は東京帝大出の夏目漱石とは同世代の人間だった。周知のように漱石夫人は旧福山藩士の娘
広島県の片田舎の小学校教師が弱冠19歳時より中央の教育情報誌に投稿を重ね。その内容は実に先進的で素晴らしいものだった。それが認められ、教育者として最高クラスの栄誉である大正天皇などを含む皇族の初等教育講師団(22歳のとき学習院幼年舎取締に就任)に組み込まれていった。

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高島が知人・友人・教え子たちを招いて開催した楽之会

2014年04月13日 | 教養(Culture)
高島夫妻が知人・友人・教え子たちを私邸に招いて月一回開催した私的集い:楽之会。
『高島先生教育報国60年』にはそのかつての参加者たちの文章がいくつか寄稿されていた。

児童文学の葛原しげるの書いた文章をご紹介。そもそも葛原が童謡・児童文学の道に進んだのも、それだけではなかったかもしれぬが、高島の影響大だろ。











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手島益雄「広島県続儒者伝」東京芸備社  大正14

2014年04月10日 | 教養(Culture)
タイトル:広島県続儒者伝
著者:手島益雄(日本電報通信社名古屋支局長)
出版者:東京芸備社
出版年月日:大正14




手島益雄「タイトル
広島県儒者伝 」

、シリーズ名、偉人伝 ; 第1編 、出版地:東京、出版社:東京芸備社、出版年:1925、大きさ、容量等
26p ; 24cm、装丁 : 和装

高島は明治38年には児童研究の傍ら、独協中学などで修身を教え、修身の教科書も執筆していた。
そして高島平三郎「現代の傾向と心的革命」洛陽堂 1910を洛陽堂からだし、ここでは世相批判を展開し、修身の授業や教科書の執筆を通じて悪しき世間の風潮に対して説教する人という面が強くなる。かれの問題意識が学術研究限定から大いに拡散する。大正4年ごろになると高島の児童学は完成され、以後は洛陽堂を舞台として東洋大学の弟子:関寛之が高島がこれまで構築してきた児童学・児童研究を継承する形での体系化に乗り出していく。 しかし、これは海外からの新しい学説の導入という面で後れを取るところとなり、関が児童学概論→児童学要領→児童学原理―児童の身体及精神(大正13) →児童学原論 児童の身体及精神(昭和2) →増訂版児童学原論 児童の身体及精神 (昭和9)をだした段階においてそれは決定的となっている感じだ。
わたしは心理学史に関しては門外漢だが、おそらくそういう見方で大過はなかろう。



タイトル:名古屋市論
著者:手島益雄
出版者:日本電報通信社名古屋支局
出版年月日:大正3

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手島益雄「広島県百人物評論」日本電報通信社名古屋支局、大正4

2014年04月10日 | 教養(Culture)
タイトル:広島県百人物評論
著者:手島益雄 著
出版者:日本電報通信社名古屋支局
出版年月日:大正4


旧藩主のほか、加藤友三郎、小鷹狩元凱(こたかりもとよし)
仁丹の森下博、教育者の高島平三郎。高楠・花井、山科礼蔵、富士川・呉秀三、永井潜、下田次郎らの名前が
和田英松(沼隈郡水呑村)とか宮城道雄(父親が沼隈郡鞆出身、ご本人は神戸生まれなので除外か)といった名前はなく、手島が考える百人の中からは漏れたらしい。
百という当時流行した物事を括り付ける便宜的カテゴリー。意味があるのは手島の関心圏とか人物の掲載順序













歯に衣着せぬ高島評。手島自身の言葉を引用すれば高島に向けて空鉄砲(実弾だと人は傷つくが空鉄砲は音だけで無害)を打ったといったところか。



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中萩原・慈雲寺の「一葉女史碑」 

2014年04月10日 | 断想および雑談
慈雲寺における序幕式には、小野静村長や村内の有力者、また親族の人々や一葉ゆかりの人々が集まりました。

 遺族を代表して謝辞を述べたのが、眞下専之丞の孫であり、樋口一葉の家に頻繁に出入りし、一時期は許婚(いいなずけ)でもあった元山梨県知事阪本三郎(渋谷三郎)であったことは前に触れた通り。

 阪本三郎は、文官の正装で声涙共に下る挨拶をしたという。

 序幕式の後、大藤小学校の講堂において記念文芸講演会が行われましたが、この時、壇上に上がったのは馬場孤蝶・戸川秋骨・高嶋平三郎の3名。

 前日、10月14日にも、甲府の春日小学校の講堂において、馬場・戸川・高嶋の三氏は記念講演会を開いていました。

 この「一葉女史碑」の発起人に名を連ねているのは、益田勝俊・萩原仙精・廣瀬彌七ら20名。(以上全文引用)

人付き合いの良い高島だが、一葉の妹クニ(樋口邦子)つながりだと『高島先生教育報国60年』に誰かが書いていた。
高島米峰の文章だった。
高島米峰曰く、世話人の馬場孤蝶が一葉の妹からの連絡を誤解して高島平三郎とすべきところを、間違って高島米峰と記念碑に刻してしまった。あとで間違いが判明し高島平三郎名は追刻したもの。これを知らされた米峰は発起人になることを承認せざるをえなかったらしい(『高島先生教育報国60年』264-65頁)。
慈雲寺(山梨県甲州市塩山中萩原 352










中萩原・慈雲寺に先般電話したのだが、耳の遠い老人(おそらく住職)が出てきたが、会話が成立せず。
台東区の樋口一葉記念館に電話したが、樋口クニのことは分からないとのこと。山梨県文学館では一葉女史碑に関する問い合わせ中(2009年に開館20周年記念企画展「樋口一葉と甲州」を開催)。本石碑の裏の拓本があるらしい。
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小酒井不木 著書目録

2014年04月06日 | 断想および雑談
小酒井不木 著書目録

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平成26年4月1日の奥山(PWD=地番の10倍の数値)

2014年04月04日 | 断想および雑談
鶯の鳴き声はなかった。不思議な静寂をたたえた水面が妙に印象的だった。


大きな木(常緑広葉樹)が見える。高度でいうとその10M下位に山神祠


有毒のアセビ


山桜(@途中にある森林公園)






山神さんの前面の林相、地形的には石神さんの前面は緩傾斜地が広がるが、山神さんの背後は傾斜が急になる。したがってこの石神は小田谷支谷を限る稜線上の傾斜変換点を選んで布置されていることになろう。


春霞


小田池の堰堤から飛行する航空機をショット、強い紫外線が気になり始める季節。


家を朝9時に出発し、帰宅は12時過ぎだった。
午前9時に家を出て、奥山へ。
9:24 東蔵坊横のイグサ乾燥場
9:37 森林公園登山口
9:52 小田谷口
9:56 いつもの蕨、蕨を収穫あと発見
10:11 鉄梯子(自動車で行くと我が家からここまでの所要時間は20分程度)
10:37 小田池
10:47 ヌタ場
10:57 山神
11:18 小田池に帰還
11:42 鉄梯子に帰還
12;20以前に帰宅

松永駅の駅前にあるまつなが(杉原)幼稚園付近から見た奥山340番地山(赤矢印の点滅部)、2014年2月9日撮影

動画(2012年4月)
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高島平三郎の心理学研究をテーマとした専論を取り寄せてみた

2014年04月04日 | 断想および雑談

高島は初代の立正高女校長。立正女子短としても高島の思想を調べておこうという機運が一時期あったのだろ。
飯田宮子にとっては代表的な論文ということなのだろ、業績欄に飯田宮子「蜻洲ー高島平三郎の児童研究」が記載されている。
飯田宮子「高島平三郎の心理学研究(1)(2)(3)」、立正女子短大紀要23/24/25号(1996-1998)
飯田宮子「蜻洲ー高島平三郎の児童研究」、上掲紀要29(2001)だが、論文としては普通に凡庸。役立ちそうなのは最後の論文で使われた「懐旧瑣談」情報only。これは高島の回顧録だろか。

これまで近くの大学や県立図書館からの借り出しやネット上にころがっている大学の研究紀要掲載の論文チェックは行ってきたが、体育学(後日紹介)と心理学、幼児教育からのもの限定で、役立ちそうなものとして

心理学・大学史
日本児童研究会(日本児童学会)と哲学館(東洋大学)
著者名(日) 清水 乞
雑誌名井上円了センター年報
号19
ページ101-135
発行年2010-09-20
URL http://id.nii.ac.jp/1060/00002854/
Creative Commons :
http://creativecommons.


②大泉溥(高島平三郎著作集)・③加登田恵子(日本児童問題文献解説1)・④石井房枝(心理科学研究会歴史研究部会編「日本 心理学史の研究」)、木内陽一(鳴門教育大学研究紀要・教育科学編8,1993)が主なものだ。
その他児童画研究や雑誌「児童研究」に関する研究に高島を論じたものがある。

高島が生きた時代は童話・童謡が流行し子供向け商品開発が始まる。こうした社会の大きな流れをけん引したじんぶつの一人として高島をみていくといろいろ発見があるものだ。
婦人運動の平塚らいちょう、西川文子など高島との接点をもっていたわけで人間類型としての子供・青年(山本瀧之助、丸山鶴吉は日本青年館理事として山本の顕彰に貢献)・女性(婦人)問題に高島は積極的に発言していった姿勢には目を見張らせられるものがある。大正期における子供・青年・女性が論壇・社会運動として展開された中でその中核を担った人たちが高島の周辺にはいたということだ。

切り口としては、たまたま管見したものだが・・・・・
佐藤達哉」ほか「現代日本における2つの心理学」、行政社会論集7-1(福島大)
など興味深い。


体育史・体育学では
ネットにころがっているもの限定だが、恩田裕(成城大学法学部)「真行寺朗生の体育思想」、教養論集(8) , pp.330 - 276 , 1990-12、NII書誌ID(NCID):AN10353310

清水諭「体操する身体」、年報筑波社会学8(1996),PP.119-150

言語情報科学の瀬崎圭二「流行論の生成と森鴎外「流行」
抄録 
「資本主義の成熟、交通、情報網の拡張といった外部的環境の変容の中、明治30年代から流行を紹介する雑誌が続々と刊行されると共に、流行を知の対象として位置付け、分析していくような言説が流通していくことになる。そうした中、藤井健治郎の「流行の意義性質及び其伝播に就いて」(『東亜之光』明治43・2)や、三越の流行会会員であった高島平三郎の「流行の原理」(『みつこしタイムス』明治43・7)は、ガブリエル・タルドを初めとした欧米の社会学、心理学の理論を基盤に、科学的に現象としての流行を捉えようとした。やはり流行会の会員であった森鷗外の小説「流行」(『三越』明治44・7)は、一人の男が用いていく事物が全て流行のものとなっていくことを「己」の「夢」として描き出しているが、この小説は、事物の商品化に際した商人や使用人たちの<夢>を表象すると共に、同時代の流行論が展開した覇権への欲望という<夢>を吸収するところに成立している。流行を知の対象とするこうした言説によってその実定性は確保され、まさに1910年前後、単なる一過性のはやりの現象である流行から、常に<新しさ>の誕生と消滅を繰り返す近代の流行、すなわち流行へのシフトチェンジが生じるのである。」



高島批判
1)波多野完治は高島の方法には批判的だ。子供観が旧態依然とした「小さな大人」にとどまっているし、進化論が日本に流行したということは明治30,40年代の日本は科学的方向に向いていたというよりも、むしろ、ムードとしての科学、つまり科学の法則に頼り、そこに思考の基準を求めようとしたことの現れ」(波多野「児童心理学講座1成長と発達、30頁」)だと。子供の絵と未開人の絵の説明あたりは「約説 原理((Rekapitulationstheorie ,Recapitulation theory))」(ドイツの生物学者ヘッケルの 「個体発生は系統. 発生を繰り返す」 という 仮説)を確信させるものだった。そういえば京都府女学校での講演でも波多野が言う「ムードとしての科学」、あるいは「科学的というイメージ」を女学生たちに吹聴していた。ハハハ
2)帰納的方法を志向したが、教育現場から吸い上げられた具体的事実を理論的に体系化する組み上げる作業が不在。高島の場合は理論的体系化の弱さ、理論的根拠の曖昧さを放置したまま「例示」主義的な説明、「実際的」応用を安易に繰り返すというところがあった。大泉溥によれば例示主義は「普遍は個別に宿る」といったゲーテ的教義(大泉はこれを科学的方法と称している)とは対極にある。高島の心理学研究は本人が目指した観察事実の理論化ではなく、欧米専門書の消化吸収とその内容を平易化して大衆に説明していく水準にとどまった。高島の女子教育は所詮良妻賢母の唱導だと・・・。そして大泉は高島の志を捉え、それは我が皇室国家という天皇制国家主義にすり寄りすぎていたと批判している。

最大公約数的な高島批判は木内陽一が指摘した「研究分野の拡大は明治期に見られた児童研究の体系化への強い意欲の背後への後退と表裏一体であったように思われる」という部分に収れんされてしまうかな~。
まあ。その辺は高島が置かれた社会的な立ち位置(私立大学の嘱託/専任教員か私立女学校校長、文部省嘱託で全国遊説)や官尊民卑と学閥の中で動いていた歪んだというか通常のというか、要するに学会ポリティックスの中でどうしようもな無かったのでは・・・・。しかし、わたしとしては早晩陳腐化する理論より、膨大な事実の山を残してくれたことに賛辞を送りたい。
ただ、高島の学問を同じ長谷川櫻南門下の高楠順次郎(東京帝大・梵語学)らのそれと比べるとやはり高島の軽さは否めないかな~

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これは参考になった!

2014年04月04日 | 断想および雑談

この分野の研究者は割りと地味目の方が多くて、物足らない論稿が多いのだが・・・・・この解題集は高島平三郎が生きた時代の児童研究書の傾向を掴むには役立った。


富士川游の人脈ネットワークと東京洛陽堂グループ、三原・長谷川櫻南の門弟グループ(中心は花井卓蔵、高楠順次郎だが、高島平三郎・永井潜は最晩年の弟子)が井上円了が創設した哲学館(現東洋大学)という場を使って結びついていた。


民間学者高島平三郎30~50歳(明治30年代から大正4,5年頃)にかけての時期、我が国における児童研究の中心的存在だった。その後は・・・・

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稲葉乾一「体質改良の上より観たる教育期児童の健康法 」大正2

2014年04月04日 | 断想および雑談
体質改良の上より観たる教育期児童の健康法

稲葉, 幹一,稲葉幹一 著


出版社:洛陽堂

出版年:1913

大きさ、容量等:369p ; 23cm



著者の稲葉は小学校の教師だったので医学生理学的な知見に学びながらも教育現場からの声として本書を上梓。稲葉の目から見ると本書刊行で世話になった高島は文字通りの児童学の泰斗そのものに写ったことだろ。




高島の児童学が完成期を迎えた時代。亀之助経営の洛陽堂との協働が眩しいばかりだ。



標題 / (0002.jp2)
目次 / (0010.jp2)
第一編 健康法の基礎に關する事項 / (0016.jp2)
第一章 健康の原因 / 1 (0016.jp2)
第二章 健康法の効果を大ならしむるに必要なる事項 / 41 (0036.jp2)
第二編 兒童健康の方法に關する事項 / (0057.jp2)
第三章 一般兒童健康法 / 83 (0057.jp2)
第四章 學校兒童に於ける健康法其一(學校體育) / 186 (0109.jp2)
第五章 學校兒童に於ける健康法其二(學校衞生) / 256 (0144.jp2)
第六章 都市學校に於ける體育上の缺陷に應ずる兒童健康法 / 289 (0160.jp2)
附錄 / (0178.jp2)

タイトル
我子の職業選択
著者
稲葉幹一 著
出版者
洛陽堂
出版年月日
大正9


我子の職業選択

稲葉幹一 著



[目次]
標題
目次
一 こどもは将来何かの職業を持つべき使命がある / 1
二 職業の準備はこどもの時からせねばならぬ / 7
三 職業準備の階段 / 11
四 職業の基礎的準備時代 / 14
五 職業の基礎としての智育 / 25
六 職業指導とは如何なることか / 32
七 親としてのこどもの職業選択 / 43
八 職業の世襲は果して一家の為であらうか / 45
九 世襲でなければならぬ職業ありや / 49
一〇 世襲を以て利とする職業ありや / 52
一一 児童が十四五歳に達して家業に欲求を有するか / 55
一二 児童が現在家業に欲求を有せずとするも将来欲求を持たしめ得る望みありや / 57
一三 児童の望める職業と家業とが其性質上類似の点ありや / 59
一四 児童は果して其家業を継承するに必要なるよき性能を有するや / 61
一五 児童は果して家業に堪へ得るだけの体力を有するや / 63
一六 児童は家業に対して如何なる道徳観を有するか / 65
一七 児童は家業に対して或る種の才能を有するや / 67
一八 中等学校へ進むものの注意 / 71
一九 職業選択の機会 / 77
二〇 陳列館訪問 / 79
二一 諸会社 銀行 商店 工場訪問 / 82
二二 其他の機会 / 84
二三 予備的職業準備 / 86
二四 異常児の職業選択 / 88
二五 天才は一見痴鈍の如しと / 99
二六 不具児童の職業選択 / 102
二七 学校選択 / 107
二八 商店 銀行 会社 工場の選択 / 112
二九 商業見習者の用心すべきこと / 116
三〇 幼年者を工場に働かしむるは考へものである / 119
三一 工場法に於ける幼少年及女子の保護 / 124
三二 健康保全の上より観たる職業種類 / 145
三三 児童を感情家として育てるは何れの職業にも不利である / 153
三四 能率の高い業務家となるには娯楽の指導が必要である / 155
三五 業務の成功は青年時代の勤勉の中にある / 159
三六 子どもの観察を鋭敏にせよ / 162
三七 気質と職業 / 166
三八 業務の信念を児童一日一日の生活に養へ / 172
三九 健全生活の三方面 / 177
四〇 職業決定法 / 182
四一 職業選択の実例(一) / 212
四二 職業選択の実例(二) / 220
四三 職業選択の実例(三) / 228
四四 職業選択の実例(四) / 236
四五 少年職業雑感 / 245
附録
「フレノロギー」の職業選択 / 253

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小野沢頼明 「論理園 : 一名・思想之構成」明治32年

2014年04月03日 | 断想および雑談
これは難解な文体の明治中期における論理学の本だ。ところどころに高島平三郎がコメントを付けている。
蒲生君平の「山陵志」もそうだが、本書も内容よりも文体が現代人には難解。

小野沢頼明 著『論理園 : 一名・思想之構成』開発社、明治32年11月



[目次]
標題紙
目次
第一章 発端 / 1p
第二章 三書生の性質、主義、行為 / 2p
第三章 慮作論理園の逍遥を促がす / 4p
第四章 三書生慮作の宿所に集まる / 7p
第五章 三書生論理園に趣むく / 17p
第六章 三書生論理園弁論の役割を議決す / 33p
第七章 論理園の制札 / 35p
第八章 論理園の不思議 / 37p
第九章 慮作帰納演繹両法の区別を論ず / 41p
第十章 形三論理園中推理圜に入り名木を見て名辞を弁明す / 49p
第十一章 形三論理園の名木を見て十八名詞を弁明す / 54p
第十二章 形三名詞林中の橋上に於て語辞を弁明してソクラチースと問答す / 64p
第十三章 形三名詞の四要目中の一なる外延内包を弁明す / 67p
第十四章 形三賓名詞を弁明す / 69p
第十五章 形三区分法を弁明す / 72p
第十六章 形三ソクラチースの代理となり事助慮作と定義を論じ及び三書生一童花車に乗り名詞林を一週す / 75p
第十七章 三書生一童推理圜の中圜に闖入し事助命題の大意を弁明す / 81p
第十八章 三書生一童名題川上に花船を浮べ護衛船音楽船を従へ命題の四元素を論ず / 87p
第十九章 事助花船中にて命題の種類を弁明す / 93p
第二十章 事助船中に於て命題の性質を弁明す / 94p
第二十一章 事助船中に於て命題の分量を弁明す / 97p
第二十二章 事助船中に於て命題の性質及び分量上の配置を弁じ慮作形三肯否両命題に関する演説を為す / 99p
第二十三章 事助船中に於て論理上命題の説明は外延的にあることを弁明す / 102p
第二十四章 事助船中に於て肯定命題主賓両詞の図解を弁明す / 103p
第二十五章 事助船中に於て大量否定命題主賓両詞の図解を弁明す / 106p
第二十六章 事助船中に於て小量肯定命題主賓両詞の図解を弁明す / 106p
第二十七章 事助船中に於て小量否定命題主賓両詞及び各命題至要の図式を弁明す / 110p
第二十八章 三書生推理島上に上り命題転換を弁ぜんとして各船に休憩を命ず / 115p
第二十九章 三書生一童推理島に上り事助命題対立推演を弁明す / 119p
第三十章 事助島上に於て命題転換を弁明す / 123p
第三十一章 事助島上に於て直接推演なる両立推演の各種類を弁じ三子一童其命題の大意に付発句を吟詠して帰船す / 127p
第三十二章 事助字有限命題川上に於て有限命題を弁了す / 136p
第三十三章 命題川の帰祝式 / 142p
第三十四章 三書生一童第三推理圜に入り慮作論式の端緒を弁明し一同紅雲橋を経て白雲台に登り推理の深奥を窺はんとす / 144p
第三十五章 慮作論式の推理を弁明す / 153p
第三十六章 慮作論式図式等を弁明す / 159p
第三十七章 慮作二段論法を案出して之を弁明す / 165p
第三十八章 白雲車上慮作論式の変体を弁明す / 174p
第三十九章 白雲車上慮作略体論式を弁明す / 179p
第四十章 白雲車上慮作抽籖法を発言し事助鏈鎖体を弁明す / 181p
第四十一章 白雲車上慮作想像論式を弁明す / 188p
第四十二章 白雲車上形三撰択論式を弁明す / 196p
第四十三章 白雲車と紅雲車と合体して一の景雲車を生じ三聖三子二重体を弁了す / 201p
第四十四章 三書生玉室に於て誤謬を談ずる方針を画策し慮作霊沼辺に論理誤謬を弁明す / 211p
第四十五章 形三霊池に於て白鳥の形容を仮りて語法誤謬を弁明す / 215p
第四十六章 事助霊囿の麋鹿の形容に由り事実誤誤を弁明す / 217p
第四十七章 三書生論理園の廻り舞台にて演説す / 221p
第四十八章 三書生帰納談話会に加入し弁口を叩く / 230p
第四十九章 三書生真味館に登り慮作論理の枢要を説明す / 253p
第五十章 形三事助争論し慮作仲裁を為す三子悠々論理園を去る / 258p

私などには『心理学綱要』 大正15年、再版、広文堂などある種の哲学書のように思われる。

開発社は雑誌「教育時論」を出した出版社。本書は明治32年、高島34歳時のもの。著者小野沢については現在のところ消息不明。

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高島平三郎「女の心 : 附録・嫁と姑」

2014年04月03日 | 断想および雑談
女の心 : 附録・嫁と姑

高島平三郎 著




[目次]
標題紙
目次
一 男女精神の差異 / 1
二 女の智識は総て具体的 / 9
三 女子の記憶力 / 20
四 衣服に対する観察 / 30
五 女性に特種の点 / 38
六 女性の優美 / 46
七 愛情は女子の特色 / 52
八 愛情と嫉妬心 / 62
九 女性の軽信 / 71
十 誤解されたる名誉心 / 83
十一 日本女子の誇る可き点 / 93
十二 女子の消極的意思 / 101
十三 抑制と指導 / 114
十四 女子の創作と摸擬 / 123
十五 偉大なる母の感化 / 129
附録嫁と姑
一 嫁と姑と仲のよくない理由 / 137
二 嫁の噂の捨てどころ / 144
三 人に三ッの生活がある / 150
四 青年は未来に生活す / 155
五 生涯一番面白い時 / 159
六 老人は過去に生活す / 162
七 社会は調和によりて進歩す / 172
八 今の女は外八文字に歩るく / 178
九 人格髷の流行 / 183
一〇 悪い意味の自然主義 / 190
十一 社会に触れて居るものと触れずに居る人 / 201
十二 嫉妬の心理 / 207
十三 麗はしい愛嬌 / 217
十四 結論 / 236

出版元: 洛陽堂

刊行年月:明44.3

ページ数:246p

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「来世の有無」

2014年04月02日 | 教養(Culture)
タイトル:来世之有無,
著者:新仏教徒同志会 編
出版者:井冽堂
出版年月日:明38.8

来世の有無
高島は実にクールな回答(いわゆる天国・地獄という意味での「来世」などなし)をしている。




目次・巻号
↓ 来世之有無 [67]

・ 標題紙

・ 目次

・ 山県悌三郎君/1

・ 加藤弘之君/1

・ 浩々洞諸君/1

・ 田中智学君/2

・ 大道長安君/2

・ 恵美忍成君/2

・ 大内青巒君/3

・ 江原素六君/4

・ 佐治実然君/4

・ 高島平三郎君/5

・ 志賀重昂君/5

・ 堺枯川君/6

・ 石川三四郎君/6

・ 三並良君/7

・ 藤岡勝二君/8

・ 鈴木券太郎君/8

・ 藤井瑞枝君/9

・ 山脇貞夫君/9

・ 清水友次郎君/10

・ 木下尚江君/11

・ 山県五十雄君/11

・ 坪内雄蔵君/12

・ 伊藤まさ子君/12

・ 忽滑谷快天君/12

・ 釈宗演君/22

・ 松本文三郎君/22

・ 人見忠次郎君/23

・ 幸田露伴君/23

・ 中村諦梁君/24

・ 加藤玄智君/24

・ 石川成章君/25

・ 川合清丸君/25

・ 浜口担君/25

・ 石黒忠悳君/26

・ 関野貞君/26

・ 前田慧雲君/26

・ 渡辺国武君/27

・ 小具貞子君/27

・ 吉田賢竜君/27

・ 大沢岳太郎君/27

・ 奥村五百子君/28

・ 与謝野鉄幹君/28

・ 本田増次郎君/28

・ 建部遯吾君/28

・ 井上円了君/29

・ 釈清潭君/29

・ 小林日薫君/33

・ 大塚保治君/33

・ 辻新次君/33

・ 留岡幸助君/33

・ 辰己小次郎君/34

・ 田中弘之君/35

・ 石井光躬君/35

・ 下田次郎君/36

・ 釈雲照君/36

・ 斯波貞吉君/37

・ 斉藤唯信君/37

・ 山内晋卿君/38

・ 下田歌子君/40

・ 片山国嘉君/41

・ 大瀬甚太郎君/41

・ 梅原融君/41

・ 野々村直太郎君/41

・ 広井辰太郎君/42

・ 桜井義肇君/43

・ 島田三郎君/44

・ 亀谷天尊君/44

・ 南条文雄君/45

・ 常磐大定君/46

・ 重野安繹君/46

・ 村上専精君/46

・ 谷本富君/47

・ 岡田朝太郎君/48

・ 三島中洲君/48

・ 姉崎正治君/49

・ 角田柳作君/49

・ 山路愛山君/51

・ 宝山良雄君/51

・ 高木壬太郎君/52

・ 三輪田真佐子君/53

・ 加藤文雅君/53

・ 伊藤銀月君/54

・ 原千代子君/56

・ 香取秀真君/58

・ 湯本武比古君/58

・ 後藤宙外君/59

・ 内田周平君/59

・ 戸水寛人君/60

・ 茅原華山君/60

・ 丸山通一君/60

・ 棚橋一郎君/62

・ 富士川游君/62

・ 海老名弾正君/63

・ 荻野仲三郎君/64

・ 渡辺又次郎君/64

・ 平井金三君/65

・ 沢柳政太郎君/86

・ 青柳有美君/87

・ 徳富猪一郎君/88

・ 梅謙次郎君/88

・ 中島力造君/88

・ 中島徳蔵君/89

・ 中島半次郎君/89

・ 丸井圭次郎君/92

・ 平子鈬嶺君/92

・ 望月信亨君/92

・ 棚橋絢子君/93

・ 井上哲次郎君/93

・ 島地@雷君/94

・ 大鹿愍成君/95

・ 近角常観君/96

・ 黒田真洞君/96

・ 桑木厳翼君/97

・ 根本通明君/97

・ 桑原@蔵君/97

・ 融道玄/98

・ 橘恵勝/98

・ 毛利柴庵/100

・ 伊藤左千夫/100

・ 境野黄洋/101

・ 高島米峰/102

・ 中村胆山/103

・ 田中治六/103

・ 加藤咄堂/104

・ 和田覚二/104

・ 古川流泉/105

・ 杉村縦横/105


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永続的識別子info:ndljp/pid/815052タイトル来世之有無著者新仏教徒同志会 編出版者井冽堂出版年月日明38.8請求記号79-601書誌ID000000460164
公開範囲インターネット公開(保護期間満了)
資料種別 (materialType)Book
タイトル (title)来世之有無
タイトルよみ (titleTranscription)ライセ ノ ウム
著者 (creator)新仏教徒同志会 編
著者標目 (creator:NDLNA)新仏教徒同志会
出版地 (publicationPlace)東京
出版者 (publisher)井冽堂
出版者よみ (publisherTranscription)セイレツドウ
出版年月日 (issued)明38.8
出版年月日(W3CDTF形式) (issued:W3CDTF)1905
フォーマット(IMT形式) (format:IMT)image/jp2
容量・大きさ (extent)106p ; 23cm
原資料(日本全国書誌番号) (sourceIdentifier:JPNO)40042724
永続的識別子 (identifier:NDLJP)info:ndljp/pid/815052
URL (identifier:URI)http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815052
NDL請求記号 (callNumber)79-601
原資料のNDL書誌ID (sourceIdentifier:NDLBibID)000000460164
NDC (subject:NDC)160
言語(ISO639-2形式) (language:ISO639-2)jpn
利用対象者 (audience)一般
コレクション情報 (type:collection)図書
デジタル化出版者 (digitizedPublisher)国立国会図書館
提供者 (provider)近代デジタルライブラリー
提供制限 (accessRights)インターネット公開
公開範囲 (rights)インターネット公開(保護期間満了)
階層レベル (type:biblevel)0
作成者典拠ID (creator:NDLNAId)00768365
出版地(国名コード) (publicationPlace:ISO3166)JP
目次 (tableOfContents)標題紙 / (0004.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
目次 / (0006.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
山県悌三郎君 / 1 (0007.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
加藤弘之君 / 1 (0007.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
浩々洞諸君 / 1 (0007.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
田中智学君 / 2 (0008.jp2)

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大道長安君 / 2 (0008.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
恵美忍成君 / 2 (0008.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
大内青巒君 / 3 (0008.jp2)

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江原素六君 / 4 (0009.jp2)

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佐治実然君 / 4 (0009.jp2)

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高島平三郎君 / 5 (0009.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
志賀重昂君 / 5 (0009.jp2)

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堺枯川君 / 6 (0010.jp2)

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石川三四郎君 / 6 (0010.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
三並良君 / 7 (0010.jp2)

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藤岡勝二君 / 8 (0011.jp2)

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鈴木券太郎君 / 8 (0011.jp2)

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藤井瑞枝君 / 9 (0011.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
山脇貞夫君 / 9 (0011.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
清水友次郎君 / 10 (0012.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
木下尚江君 / 11 (0012.jp2)

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山県五十雄君 / 11 (0012.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
坪内雄蔵君 / 12 (0013.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
伊藤まさ子君 / 12 (0013.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
忽滑谷快天君 / 12 (0013.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
釈宗演君 / 22 (0018.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
松本文三郎君 / 22 (0018.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
人見忠次郎君 / 23 (0018.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
幸田露伴君 / 23 (0018.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
中村諦梁君 / 24 (0019.jp2)

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加藤玄智君 / 24 (0019.jp2)

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石川成章君 / 25 (0019.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
川合清丸君 / 25 (0019.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
浜口担君 / 25 (0019.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
石黒忠悳君 / 26 (0020.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
関野貞君 / 26 (0020.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
前田慧雲君 / 26 (0020.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
渡辺国武君 / 27 (0020.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
小具貞子君 / 27 (0020.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
吉田賢竜君 / 27 (0020.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
大沢岳太郎君 / 27 (0020.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
奥村五百子君 / 28 (0021.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
与謝野鉄幹君 / 28 (0021.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
本田増次郎君 / 28 (0021.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
建部遯吾君 / 28 (0021.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
井上円了君 / 29 (0021.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
釈清潭君 / 29 (0021.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
小林日薫君 / 33 (0023.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
大塚保治君 / 33 (0023.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
辻新次君 / 33 (0023.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
留岡幸助君 / 33 (0023.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
辰己小次郎君 / 34 (0024.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
田中弘之君 / 35 (0024.jp2)

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石井光躬君 / 35 (0024.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
下田次郎君 / 36 (0025.jp2)

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釈雲照君 / 36 (0025.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
斯波貞吉君 / 37 (0025.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
斉藤唯信君 / 37 (0025.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
山内晋卿君 / 38 (0026.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
下田歌子君 / 40 (0027.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
片山国嘉君 / 41 (0027.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
大瀬甚太郎君 / 41 (0027.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
梅原融君 / 41 (0027.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
野々村直太郎君 / 41 (0027.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
広井辰太郎君 / 42 (0028.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
桜井義肇君 / 43 (0028.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
島田三郎君 / 44 (0029.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
亀谷天尊君 / 44 (0029.jp2)

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南条文雄君 / 45 (0029.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
常磐大定君 / 46 (0030.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
重野安繹君 / 46 (0030.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
村上専精君 / 46 (0030.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
谷本富君 / 47 (0030.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
岡田朝太郎君 / 48 (0031.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
三島中洲君 / 48 (0031.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
姉崎正治君 / 49 (0031.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
角田柳作君 / 49 (0031.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
山路愛山君 / 51 (0032.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
宝山良雄君 / 51 (0032.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
高木壬太郎君 / 52 (0033.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
三輪田真佐子君 / 53 (0033.jp2)

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加藤文雅君 / 53 (0033.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
伊藤銀月君 / 54 (0034.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
原千代子君 / 56 (0035.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
香取秀真君 / 58 (0036.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
湯本武比古君 / 58 (0036.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
後藤宙外君 / 59 (0036.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
内田周平君 / 59 (0036.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
戸水寛人君 / 60 (0037.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
茅原華山君 / 60 (0037.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
丸山通一君 / 60 (0037.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
棚橋一郎君 / 62 (0038.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
富士川游君 / 62 (0038.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
海老名弾正君 / 63 (0038.jp2)

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荻野仲三郎君 / 64 (0039.jp2)

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渡辺又次郎君 / 64 (0039.jp2)

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平井金三君 / 65 (0039.jp2)

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沢柳政太郎君 / 86 (0050.jp2)

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青柳有美君 / 87 (0050.jp2)

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徳富猪一郎君 / 88 (0051.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
梅謙次郎君 / 88 (0051.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
中島力造君 / 88 (0051.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
中島徳蔵君 / 89 (0051.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
中島半次郎君 / 89 (0051.jp2)

--------------------------------------------------------------------------------
丸井圭次郎君 / 92 (0053.jp2)

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平子鈬嶺君 / 92 (0053.jp2)

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望月信亨君 / 92 (0053.jp2)

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棚橋絢子君 / 93 (0053.jp2)

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井上哲次郎君 / 93 (0053.jp2)

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島地@雷君 / 94 (0054.jp2)

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大鹿愍成君 / 95 (0054.jp2)

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近角常観君 / 96 (0055.jp2)

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黒田真洞君 / 96 (0055.jp2)

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桑木厳翼君 / 97 (0055.jp2)

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根本通明君 / 97 (0055.jp2)

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桑原@蔵君 / 97 (0055.jp2)

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融道玄 / 98 (0056.jp2)

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橘恵勝 / 98 (0056.jp2)

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毛利柴庵 / 100 (0057.jp2)

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伊藤左千夫 / 100 (0057.jp2)

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境野黄洋 / 101 (0057.jp2)

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高島米峰 / 102 (0058.jp2)

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中村胆山 / 103 (0058.jp2)

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田中治六 / 103 (0058.jp2)

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加藤咄堂 / 104 (0059.jp2)

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和田覚二 / 104 (0059.jp2)

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古川流泉 / 105 (0059.jp2)

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杉村縦横 / 105 (0059.jp2)



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