鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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オジロワシ2023 2/10 漁場は開いてないのに一郎は獲る

2023年02月10日 | オジロワシ
2023/2/10 金曜日

少しは暖かくなったようですが 雪はずっと降っていましたので漁場は開いているとは思えませんが
モエレに向かいます

しかしながら 予想に反して思わね展開が待っていました
その様子を簡単に振り返ります


先日このモエレで オジロワシが姿を現したのですが
漁場は開いてはおらず 木の上でじっと様子を見ていたオジロワシの成鳥になります
このオジロワシ この私は このモエレの主とも呼べる一郎でないかと思ったのですが
見た目の雰囲気がそう思わせました
富江でも一二郎でもないこのオジロワシですからそう思うわけですが
漁場の開いてない満足に漁も出来ないこのモエレにやって来ることを考えても
一郎ではないかと思ったわけです

もとよりたぐいまれな漁のスキルを持つ一郎ですから
漁場が開いてなくともそれなりに獲物をとってしまうところがあります
漁場がほとんど開いてない1月の寒い時期でも 大きな雷魚を簡単にあげてしまうのが一郎です

このブログではもう何度も取り上げている一郎になりますが
富江 一二郎とも関係が深く ここ数年は姿を見せませんでしたが
状況が変わったようでもあり 一昨年去年とまたぼちぼち姿を見せるようになったようです

去年は富江は全く姿を見せず 一二郎のみここへ姿を見せていたのですが
富江の姿がないのは富江の身に何か不幸があったのかもしれません…

一二郎は 春恵という若いオジロワシと巣を構えたのが去年のことになりますが
今年は見ていません…
その代わりに一郎がここへやって来ているのかもしれません
この時期は漁場が閉じていますので誰が来てもここでは満足な漁が出来ませんが一郎だけは例外と言えます

状況が変わって以前のルーティンが復活したのかもしれません
そんなことを考えながらモエレへ向かうことになりました



漁場は開いている様子はないのですが
中の橋の上から思わね景色が飛び込んできました


雪で覆われた沼の中腹
A-水門と B-水門の真ん中あたりの雪原の中に

黒いカラスたちが集まっているのが目に入ります
土手側の岸と中洲があるところの間の雪原の上になります



どうやら真ん中にいて

身をかがめて何かを食べているのがオジロワシのようです
その周りにそのおこぼれにありつこうとカラスが集まって来たようです

この状況はよく見る光景ですが 漁場のほとんど開いてないこの時期にそれを見るのは稀なことです
いったいどこからこの魚(?)を獲ってきたのでしょうか…







カラスがたくさん集まってきていますから
それなりに大きさのある獲物だったと思われます

想像するに A-水門の前のところか 岸と沼の間のわずかな隙間の部分から
魚が姿を見せるのを待って獲ったものと思われますが
この時期そんなことが出来るのは一郎以外には思い当たりません……

沼の中ほどまで獲物を持ってきて食べるのも用心深い一郎のやりそうなことです
キツネや人通りも気になるのかもしれません



このオジロワシは

どうも先日見たオジロワシと同じに見えますね
頭はあまり白くはありませんが 小雨覆いの白と黒のコントラストが強いです
この特徴は一郎もそうですが さらに一郎の大きな特徴は 大雨覆いの初列風切の手前から5~6枚が
黒い羽に白い縁が目立つ
のが一郎固有の大きな特徴になります
この様な特徴のオジロワシはほとんどいなくて 一郎しか思い当たりません
この特徴は左右の翼に見えます

もう一つは 尾羽の●● になるのですが
小さいのが3個中ほどに集まって見えます
一二郎は小さい●●が2個 離れて見えるのが特徴です

まあ顔の雰囲気でおよその特定ができるのですが
それを裏付けるのがこれらの固有の特徴となります


暫くこのオジロワシは 雪の上の獲物を

食べることになるのですが



近くまで行く前に
どうやら食べ終えたようで

体を起こし 右の奥を見ています
魚があったところにはその後をカラスが屈んでつついていますね



ここでこのオジロワシ

くちばしに雪をつけたまま少し屈んでから




飛び上がりました!




ちょっと遠すぎるので はっきりしないのですが



カラスを引き連れて












岸の近くを左に旋回してゆきます
この時翼がしっかり見えればよいのですが 上面は見えませんし
尾羽の●●もよく見えません…



 
先ほど魚を食べていたところをまた横切ってゆくのですが



その場所にはカラスが

たくさんたかってましたね



オジロワシはどうやら 学校の右の方にある並木の上の待機場に行ったようです


こちらがその木になりますが




カラスもそばにとまります
この木はいわゆる一郎の木で かつての一郎がよくここにとまっていました
一二郎と富江は このもっと奥の木になります

この木にとまることからも 一郎であることを示唆します




漁場の方を見て










広く全体をまた見ます
こうしてみると 雨覆いのコントラストがかなりくっきりしているのがわかります



雪の上のカラスが

食べかすをくちばしに挟んでいます




後ろに透けて見えるのは 小学校の校舎になり 学校の時計が見えますね



さてここからこのオジロワシ(一郎を)よく見るのですが







顔だけでは一郎であることを特定できませんが




胴体脇に見える 大雨覆いの翼基部に近いところの5~6枚分の羽にグラディエーションのある
白い縁がくっきりと見えます これこそが一郎の大きな特徴になります
なのでやはりこのオジロワシは一郎で間違いないと思います




この時期から一郎がここへきて魚を獲ってくれるならば期待が膨らみます
スペシャリストの登場となりました

一郎はこのあと少しして 低く飛び降りたのち沼を横切ってから後ろの松林を抜けて
南東の方角に消えてゆきました 残念ながら写真は撮り損ねましたが
去年もそちらの方へ帰っていった一郎になりますから行動は同じです
それでは また

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