2023年 8月
今回は G. L. Pease-Géométrie(ジオメトリー)
久しぶりの投稿となりますが 実はこのタバコもうすでに2缶喫いきっていて追加の注文を入れたばかりとなります しょっぱなから実に美味いと思ったのですが Temple Bar のようなプラグになっていますので
切るのもチトめんどいのもあってか 切り方で味も変わりますのでレビューするのが遅れることとなりました
GLP としては2作品目の ツァイトガイスト(時代精神)シリーズとなりますが
1作品目の Bankside よりもずっと喫いたくなるブレンドかと思いました
オリエント・ターキッシュ と バージニアの いわゆるオリエンタルブレンドとなるのですが
近年のC&D においてはこの類のブレンドが多いような気がします
なのでこちらも喫う機会が多くなっているのですが 以前のブレンドから比べると味わいも進化しており
こちらの嗜好もそれに合わせて変化していっているような気がします
歳をとったせいもあるのかもしれませんが ラタキア入りのものよりも刺激の少ないこのタイプのブレンドが 今のこの私の嗜好になっているのかもしれません
ビンテージの Basma のオリエント葉と Izmir のターキッキュを使用するのは最近のC&D の定番となっていますが ブレンドごとにその使用量と配分は違うようです
その違いでブレンドのイメージもかなり変わってきますが
レッドバージニアもブレンドによりかなり異なると思われ それの兼ね合いで味はかなり変わってきます
蓋をあけると四角く何層にも葉っぱの重なったものを圧縮した 硬いプラグが出てきますが
明るいオリエントと濃い茶色のレッドバージニアが葉っぱのまま重なり合っているのがわかります
これがまさにGLP におけるPlug ということですが
この仕様は Temple Bar とか Jackknife Plug と同じです
硬いので 角の部分から3㎜幅くらいに切ってゆくのですが
角を回しながら切ってゆくとこの様にまあるくなってゆきます(カッターで切りました)
小さい木のまな板の様なものを用意しておき その上で切るのですが
この切り方によってあるいはほぐし方の程度によって味わいが異なることになります
Gaslight のように細く刻むと甘みも強くなるようですが
味が均一化しますので面白みに欠けるかもしれません
なのでお勧めの切り方は この3㎜くらいに角の部分から切り崩したものを
ある程度ばらける程度に解したものを 緩めにパイプに詰め
静かに喫ってやるのが良いかと思います
そうしますと オリエントの甘さと香り立ち
色の濃いバージニアのとってもアーシーなパンチのある風味が縦横に混じり合う
実に深みのある味わいを感じることが出来ますのでこのブレンドの美味さを存分に感じることが出来ます
GLP におけるオリエンタルブレンドと言いますとすぐに思い浮かべるのは
古い順に
① Cairo
② Embarcadero Embarcadero-2
③ Temple Bar
などを思い起こすのですが
①と③にはペリクが入ってますので大きく味も異なります
形態は③と同じなのですが
味の純粋な比較対象としては ②のEmbarcadero になるかと思います
しかしEmbarcadero にはBasma のオリエントは入ってませんのでそこが大きく違いますし
なんといってもバージニアに大きな違いがあるようです
なので結果的には全く別のブレンドという認識になります
当ブレンドのニコチンは少し強く 味が濃いと思います
それはこのブレンドに使用されているブラウンのバージニアの特性になるかと思いますが
Basma のオリエントも使用量が多く バージニアよりオリエントファーストのブレンドで
オリエンタルな甘さを強く感じるのですがバージニア自体の甘さはさほど感じずそれよりもどっしりとした アーシーでウッディなバージニアの風味を感じるブレンドになり
バージニア自体の甘さの強いブレンドではありません
しかしそんな中でも素晴らしい甘さを感じるのは
オリエントが素晴らしいのだと思います
以下もう少し詳しい 感想 になります
その前に余談
このところハマっているのですが 数独(すうどく:ナンプレ)というパズルがあります
数独クラシック というアプリが無料でダウンロード出来るのですが
この私はタブレットで オプションのCMカットでやってます(600円位かかりましたが)
81個のマスに1~9までの数字を被らないように並べてゆくゲームです
世界中で愛されているパズルで難易度もやさしいものから相当高いものまであります
今エキスパートという難易度のものを700題程解いていますが
試行錯誤を繰り返して解くのではなく 演繹法で理論的に解いてゆくところが肝になります
テクニックも豊富でYoutube で調べると見ることが出来ます(ナンプレテクニック)
さて当ブレンドの名前でもあるGeometrie というのは幾何学という意味になりますが
当ブレンドの味の広がりと重なりを この数独に重ねて考えてしまうのですね…
縦と横に1~9までの数字が走るのですが その交差するマス目にはどちらの数字もは入らないという理論があって
妙にその部分をタバコの味わいに当てはめてしまうのです…
当ブレンドの場合だと 横軸にオリエントの甘さと風味がありBasma とIzmir の2種類があります
縦軸には レッドバージニアの甘さと いろんな風味をとることになるのですが
その重なり合う部分で味が増幅され そうでないところでは各々の味が混じり合う状態になります
これは味の分解ということを無理やり幾何学的にとらえてみただけの話ですが
それにはプラグのカットの仕方が大きく関与しているのかと思うわけです
ある程度大きくカットした方がより幾何学的にとらえることが出来るのかと思った次第…。
点火とともに
軽いバージニアのシトラスの香りもするのですが
それよりも広がってゆくのはオリエンタルな香りと甘さになりますでしょうか
バージニアの甘さもあるのでしょうが
ピカンティなダークフルーツの風味を伴う甘さ というのではなく
その甘さにはもっとモルティな風味がありますが
甘さの主立つものはもっとオリエンタルなクリーミィで軽さのある横に広がりのある甘さになります
この甘さはオリエント由来の甘さであると思われ
とりわけBasma のオリエント葉の使用量の多さも感じるところになります
イズミルよりもBasma の存在をしっかりと感じるのは その透明感のある
少しフローラルな香りを含んだエーテルのような少しアルコールを思わせるような甘さになるでしょうか
エステルとも違いもっと芳香性のないもっと地味な甘さになりますが
この甘さがこのブレンドの特徴になるようです
当然イズミルも甘いのですがそれよりもより感じるのはBasma の甘みということになります
当ブレンドはオリエントが多いと思われるのでニコチンは少ないはずなのですがそうではなく
思った以上にニコチンのボディと味の濃さを感じるのは
当ブレンドに使用されているレッドバージニアによるところが大きいのだと思われます
そこがまた当ブレンドの特徴になるのですが
Embarcadero に比べ 強さも味の濃さも感じるのは オリエントの違い・使用量と
バージニア葉の違いによるところが大きいと思います
当ブレンドのバージニアはレッドなのだとは思うのですが ブラウンに傾いた強さのあるバージニアになるかと思います
レッドそのものの酸味はあまり感じませんし ダークフルーツのような風味は感じないようです
それよりも強く感じるのは 酢のような酸味をふくんだ土の香りと木の香りになります
いわゆるアーシーでウッディということなりますがそこにバージニアのタバコ感も感じることになります
オリエントが引っ張る甘さになると思うのですが 当然のことながらバージニアの甘さもありますので
軽さのある甘さと腰のある甘さが混じり合った通常のバージニアブレンドとは少し違う風合の甘さのブレンドとなるようです Jackknife Plug の強さと甘さをちょっと弱めたようなそういった甘さでしょうか
けっして強い甘さではありませんが 味も濃いのでEmbarcadero よりも印象に残る甘さになります
あれも美味いのですが 当ブレンドはもっと印象に残る味になるようです
Embarcadero の良いところの一つに イズミルによるナッティーな香ばしさが挙げられますが
当ブレンドにおけるナッティーさはさほど感じません
時おりその風味も感じることがありますが それよりも
当ブレンドはオリエントの横に広がるちょっとフローラルな風味を含んだ透明感のある上質の甘さになると思います
この部分が当ブレンドの秀逸なところであって
アーシーで素朴なバージニアとよく合うのだと思います
オリエントはさほどスパイシーではありませんが
当ブレンドには軽い酸味もスパイスも乾燥した香ばしさも感じられるのは
このバージニアとオリエントの相乗効果になるのかと思います
決して軽いわけでもなく 簡単に喫うことのできるブレンドではありませんが
オリエンタルな甘さの存分に味わえるかなり美味いブレンドかと感じ入ります
味も濃い目ですのですぐに美味さを感じることが出来ますが
ややニコチンが強めなのと 詰め方ほぐし方が最初わかりにくいので難易度は高めですが
あまり小さくカットはせず ある程度ほぐしたら緩く詰めるのがコツになります
そうすればクールに燃えますので極上の喫煙が楽しめると思います
いつでも買える美味いブレンドかと思います
それでは また
今回は G. L. Pease-Géométrie(ジオメトリー)
久しぶりの投稿となりますが 実はこのタバコもうすでに2缶喫いきっていて追加の注文を入れたばかりとなります しょっぱなから実に美味いと思ったのですが Temple Bar のようなプラグになっていますので
切るのもチトめんどいのもあってか 切り方で味も変わりますのでレビューするのが遅れることとなりました
GLP としては2作品目の ツァイトガイスト(時代精神)シリーズとなりますが
1作品目の Bankside よりもずっと喫いたくなるブレンドかと思いました
オリエント・ターキッシュ と バージニアの いわゆるオリエンタルブレンドとなるのですが
近年のC&D においてはこの類のブレンドが多いような気がします
なのでこちらも喫う機会が多くなっているのですが 以前のブレンドから比べると味わいも進化しており
こちらの嗜好もそれに合わせて変化していっているような気がします
歳をとったせいもあるのかもしれませんが ラタキア入りのものよりも刺激の少ないこのタイプのブレンドが 今のこの私の嗜好になっているのかもしれません
ビンテージの Basma のオリエント葉と Izmir のターキッキュを使用するのは最近のC&D の定番となっていますが ブレンドごとにその使用量と配分は違うようです
その違いでブレンドのイメージもかなり変わってきますが
レッドバージニアもブレンドによりかなり異なると思われ それの兼ね合いで味はかなり変わってきます
蓋をあけると四角く何層にも葉っぱの重なったものを圧縮した 硬いプラグが出てきますが
明るいオリエントと濃い茶色のレッドバージニアが葉っぱのまま重なり合っているのがわかります
これがまさにGLP におけるPlug ということですが
この仕様は Temple Bar とか Jackknife Plug と同じです
硬いので 角の部分から3㎜幅くらいに切ってゆくのですが
角を回しながら切ってゆくとこの様にまあるくなってゆきます(カッターで切りました)
小さい木のまな板の様なものを用意しておき その上で切るのですが
この切り方によってあるいはほぐし方の程度によって味わいが異なることになります
Gaslight のように細く刻むと甘みも強くなるようですが
味が均一化しますので面白みに欠けるかもしれません
なのでお勧めの切り方は この3㎜くらいに角の部分から切り崩したものを
ある程度ばらける程度に解したものを 緩めにパイプに詰め
静かに喫ってやるのが良いかと思います
そうしますと オリエントの甘さと香り立ち
色の濃いバージニアのとってもアーシーなパンチのある風味が縦横に混じり合う
実に深みのある味わいを感じることが出来ますのでこのブレンドの美味さを存分に感じることが出来ます
GLP におけるオリエンタルブレンドと言いますとすぐに思い浮かべるのは
古い順に
① Cairo
② Embarcadero Embarcadero-2
③ Temple Bar
などを思い起こすのですが
①と③にはペリクが入ってますので大きく味も異なります
形態は③と同じなのですが
味の純粋な比較対象としては ②のEmbarcadero になるかと思います
しかしEmbarcadero にはBasma のオリエントは入ってませんのでそこが大きく違いますし
なんといってもバージニアに大きな違いがあるようです
なので結果的には全く別のブレンドという認識になります
当ブレンドのニコチンは少し強く 味が濃いと思います
それはこのブレンドに使用されているブラウンのバージニアの特性になるかと思いますが
Basma のオリエントも使用量が多く バージニアよりオリエントファーストのブレンドで
オリエンタルな甘さを強く感じるのですがバージニア自体の甘さはさほど感じずそれよりもどっしりとした アーシーでウッディなバージニアの風味を感じるブレンドになり
バージニア自体の甘さの強いブレンドではありません
しかしそんな中でも素晴らしい甘さを感じるのは
オリエントが素晴らしいのだと思います
以下もう少し詳しい 感想 になります
その前に余談
このところハマっているのですが 数独(すうどく:ナンプレ)というパズルがあります
数独クラシック というアプリが無料でダウンロード出来るのですが
この私はタブレットで オプションのCMカットでやってます(600円位かかりましたが)
81個のマスに1~9までの数字を被らないように並べてゆくゲームです
世界中で愛されているパズルで難易度もやさしいものから相当高いものまであります
今エキスパートという難易度のものを700題程解いていますが
試行錯誤を繰り返して解くのではなく 演繹法で理論的に解いてゆくところが肝になります
テクニックも豊富でYoutube で調べると見ることが出来ます(ナンプレテクニック)
さて当ブレンドの名前でもあるGeometrie というのは幾何学という意味になりますが
当ブレンドの味の広がりと重なりを この数独に重ねて考えてしまうのですね…
縦と横に1~9までの数字が走るのですが その交差するマス目にはどちらの数字もは入らないという理論があって
妙にその部分をタバコの味わいに当てはめてしまうのです…
当ブレンドの場合だと 横軸にオリエントの甘さと風味がありBasma とIzmir の2種類があります
縦軸には レッドバージニアの甘さと いろんな風味をとることになるのですが
その重なり合う部分で味が増幅され そうでないところでは各々の味が混じり合う状態になります
これは味の分解ということを無理やり幾何学的にとらえてみただけの話ですが
それにはプラグのカットの仕方が大きく関与しているのかと思うわけです
ある程度大きくカットした方がより幾何学的にとらえることが出来るのかと思った次第…。
点火とともに
軽いバージニアのシトラスの香りもするのですが
それよりも広がってゆくのはオリエンタルな香りと甘さになりますでしょうか
バージニアの甘さもあるのでしょうが
ピカンティなダークフルーツの風味を伴う甘さ というのではなく
その甘さにはもっとモルティな風味がありますが
甘さの主立つものはもっとオリエンタルなクリーミィで軽さのある横に広がりのある甘さになります
この甘さはオリエント由来の甘さであると思われ
とりわけBasma のオリエント葉の使用量の多さも感じるところになります
イズミルよりもBasma の存在をしっかりと感じるのは その透明感のある
少しフローラルな香りを含んだエーテルのような少しアルコールを思わせるような甘さになるでしょうか
エステルとも違いもっと芳香性のないもっと地味な甘さになりますが
この甘さがこのブレンドの特徴になるようです
当然イズミルも甘いのですがそれよりもより感じるのはBasma の甘みということになります
当ブレンドはオリエントが多いと思われるのでニコチンは少ないはずなのですがそうではなく
思った以上にニコチンのボディと味の濃さを感じるのは
当ブレンドに使用されているレッドバージニアによるところが大きいのだと思われます
そこがまた当ブレンドの特徴になるのですが
Embarcadero に比べ 強さも味の濃さも感じるのは オリエントの違い・使用量と
バージニア葉の違いによるところが大きいと思います
当ブレンドのバージニアはレッドなのだとは思うのですが ブラウンに傾いた強さのあるバージニアになるかと思います
レッドそのものの酸味はあまり感じませんし ダークフルーツのような風味は感じないようです
それよりも強く感じるのは 酢のような酸味をふくんだ土の香りと木の香りになります
いわゆるアーシーでウッディということなりますがそこにバージニアのタバコ感も感じることになります
オリエントが引っ張る甘さになると思うのですが 当然のことながらバージニアの甘さもありますので
軽さのある甘さと腰のある甘さが混じり合った通常のバージニアブレンドとは少し違う風合の甘さのブレンドとなるようです Jackknife Plug の強さと甘さをちょっと弱めたようなそういった甘さでしょうか
けっして強い甘さではありませんが 味も濃いのでEmbarcadero よりも印象に残る甘さになります
あれも美味いのですが 当ブレンドはもっと印象に残る味になるようです
Embarcadero の良いところの一つに イズミルによるナッティーな香ばしさが挙げられますが
当ブレンドにおけるナッティーさはさほど感じません
時おりその風味も感じることがありますが それよりも
当ブレンドはオリエントの横に広がるちょっとフローラルな風味を含んだ透明感のある上質の甘さになると思います
この部分が当ブレンドの秀逸なところであって
アーシーで素朴なバージニアとよく合うのだと思います
オリエントはさほどスパイシーではありませんが
当ブレンドには軽い酸味もスパイスも乾燥した香ばしさも感じられるのは
このバージニアとオリエントの相乗効果になるのかと思います
決して軽いわけでもなく 簡単に喫うことのできるブレンドではありませんが
オリエンタルな甘さの存分に味わえるかなり美味いブレンドかと感じ入ります
味も濃い目ですのですぐに美味さを感じることが出来ますが
ややニコチンが強めなのと 詰め方ほぐし方が最初わかりにくいので難易度は高めですが
あまり小さくカットはせず ある程度ほぐしたら緩く詰めるのがコツになります
そうすればクールに燃えますので極上の喫煙が楽しめると思います
いつでも買える美味いブレンドかと思います
それでは また
僕も今,吸っていて虜になっています.ここ最近のVaでは傑作だと思いますね!
自分はおっさんさんと同じように,最近だと3ミリ位の厚いフレークくらいにしています.いずれ,レビュー2を準備する予定です.まさに,幾何学模様じゃないかと思っております.
ちなみに,今は研究が忙しいのでBanksideもいずれはレビューしたいなあとは思っているのですが,なかなか時間がないですね……
*余談:「,.」で表記しているのは研究の事情です.変な表記だと思われたらすみません.
Geometrie とはうまい名前を付けたものです
私も開缶して喫っている新しいブレンドがたくさんあるのですがなかなかレビューが書けなくて困ったものです……
貴殿の表現力のあるレビューを楽しみにしております-おっさん