鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

Gawith, Hoggarth & Co. - Kendal Flake

2021年11月18日 | パイプタバコ
2021年 11月

今回は Gawith, Hoggarth & Co. - Kendal Flake

このブレンドも アロマチックに分類されるのですが
意外とケンダル臭はおとなしく それ以外の香りが他と違うブレンドとなるようです
前回レビューした Rum Flake はケンダル臭をほとんど感じませんでしたが それよりもやはりその香りは強いのですが Ennerdale と比べるとずっとおとなしく 
それ以外の香りに関しても 派手な香りは感じられない どちらかと言えばおとなしい味わいのブレンドと
なるようです。

ですから甘さも香りも含めて地味で喫いやすいブレンドになっているかとは思います
ただ味の部分で少し気になったところがありました…。





しっかりと厚みのあるフレイクが出てくるのですが
コニストンと同じように フレイクに弾力性があります
それよりも色は茶色に傾いているのは 基本バージニアの量が関係しているようです

説明を見ると
A stronger tobacco with light side proportions of 68% virginia and a dark side of nearly 1/3, including 16% dark-cured Indian leaf, provide a medium strength smoke. The dominant flavour is one of scented almond and this complex top note is achieved by the combination of over 10 different flavours, including Rose Geranium, Vanilla, Rum, Tonquin, Musk, Heliotropin and Rose Fragrances

このブレンドの構成は 68%の基本バージニアと 
残りの1/3を 16%のdark air cured Indian leaf と 16%のdark fired Virginia で構成されている
バージニアであると書かれておりますが バーレィは入ってないようです
しかし 10種類の香り成分が使用されていますので 案外バーレィも入っているのかもしれません…

その香りの部分が問題になるのですが
Alcohol / Liquor, Almond, Coffee, Floral Essences, Other / Misc, Rum, Sherry, Tonquin Bean, Vanilla, Whisky
上の説明とは別のところにこの様に書かれているのですが少し内容が違っていますね

どちらもアーモンドがメインに書かれているのですがこれがまたわかりにくい…
何処にアーモンドがいるのかこの私にはよくわかりません
その他のフレイバーもあまりにたくさんの種類が使用されておりますので
一つ一つをしっかり味わうことは無理なお話かと思います

ただ漠然と感じたのは 軽いアルコールの存在とトンキンの甘さとフローラルな香りになり
それに合わさって バニラの存在は弱いながらしっかり感じとれるようですが結果的にそうなのかということでありバニラに特有の 少し倦怠感のあるキレの悪いしつこさを感じました

それともう一つは Musk の存在となります
麝香(ジャコウ)のことになりますが 麝香鹿の睾丸から抽出した香料となりますが
なんとも不思議な香りになります

ある方は 中東のエルサレムの街のニオイと書かれているようですが
なんともわかりにくいお話で臭いのイメージが湧きませんね…

少し調べてみると
どうも美人さんをイメージさせるような清潔感のある肌のニオイとか
ベビィパウダーの粉っぽい香り
をイメージすると良いのかもしれませんが
少しお香のような香りもあるようです

この辺りがこのブレンドの好みを分けるようですが
そういった香りは確かに存在しておりそのムスクの甘さとともにこのブレンドの味わいの大きな
特徴となっておるようです

ただ当ブレンドの香りはかなり複雑で味わい的にも少しわかりにくいのかな…
と感じた次第。

感想

点火とともに
基本バージニアのよく熟成したバージニアの味わいがやって来ますが
Lakeland Scents はおとなしいと思いますのでそういった意味においてとても喫いやすいのかなと
思います

バージニアの甘さ以外にトンキン バニラ そしてムスクの甘さがやって来ることになるのですが
トンキンもバニラも控えめであって コニストンのようなトンキンのよく効いた甘さは感じないようです 結果的に甘さは控えめになるのですがそれだけではないようです

インディアンリーフを含むdark fired virginia の腰の効いたタバコの味わいはさほど感じないようです
そこはコニストンと大きく違っております

問題はこのブレンドのアロマとなります
Ennerdale はもっと香りが強烈で味がはっきりしていてこの私は美味いと思うのですが
当ブレンドの香りはもっと地味であると言えます
花の香りは穏やかで 甘さこそあるにはありますが
コニストンのようにトンキンのよく効いた甘さとは違ってもっとわかりにくいところがあるようです

点火して1/3くらいまでは バージニアのタバコ感とこの甘さがマッチして実に良い塩梅なのですが
それを過ぎると少し独特の香りが伸びてきて不思議な味わいを感じるようです
本来のわかりやすいタバコの味わいから 次第によくわかりにくい味わいに変わってゆくようです

その原因を探る時 Musk の存在が浮かび上がります

天然のMusk は今はとても使えませんので 合成のものが使用されていると思いますが
少し苦みを含んだその甘さはバニラに少し似てはいますが それ以上にどこか食欲を減退させるところがあるのかもしれません…
そういったスキっとしないものを少々感じてしまいます

ラムとかシェリーとかウイスキーのアルコールのせいなのでしょうか
時折じわっとよだれが落ちそうになる 少し酸味を含んだ甘さを感じるのですが
その部分はとても素晴らしいと思います
しかし全体を通して漠然とした甘さと苦みと少しお香のような香りを含んだ風味が
とても分かりにくいこのブレンドの印象になるようです

そういったこのブレンドの印象となります
使用されておる量も違いますが dark fired leaf の存在をあまり感じないのは
これらの香料が影響を与えているのかと思います

この私にとっては
Ennerdale Coniston の方が好みになりますが
当ブレンドも甘く喫いやすいのかとは思います(適当な苦みもあるしね)
ただ当ブレンドは味がなかなかわかりにくいのかと思いました


ある程度良くほぐして詰めた方が良いと思います
あまり解さないで詰めると 香りがきつくなり苦みも少し強く出るようです
そういった感想となります

それでは また

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