Scandinavian Tobacco Group (STG) - Escudo Navy De Luxe

2019年　10月

今回は　Scandinavian Tobacco Group (STG) - Escudo Navy De Luxe

コインカットの　VaPer　を語る時絶対にはずせないのがこのタバコになります
それ程有名でありユニークなタバコでしょうか。　評価もすこぶる高いですね

Escudo（エスクドー、エスクード）というのは　ポルトガルの貨幣単位で
1　Escudo　≒　0.58円　位にになります。

この貨幣の形にちなんで　このような名前が付けられたのかと思います
そこのところは　Flake Medallions　とおんなじことで　やはりそのコインの形を意識しての
ネーミングになります。

Davidoff - Flake Medallionsはオーリックで作っています。

このエスクードは　STG　で作られている様ですが実はやはり
オーリックで作られているようです
ということはどちらも　デンマークの　オーリック製造と言う事になり
味わいも似ているのかと思うのですが　そこのところは全く違いました。


この　STG　というのがよく分からないのですが
この　Escudo　に関しては　TRDC　の説明を見ると

1912～1952：Cope brothers設立　➔　ガラハーに売却　➔　1994迄　Escude販売
ここで一旦は無くなってしまうのですが
1997年に　A&C　Petersen　がオリジナルのレシピを買い取って　2000年まで　アメリカで
その販売を始めたのですが　それも　2000年で終了となりました

しかし　2004年に　オーリック/STG　がその権利を買い取り製造をはじめ
2006年に　今のように　アメリカで販売を始めたようです


このような　コインカットになっているのですが　真ん中の詰ものはありません
そこが　メダリオンとは違いますが
それだけではなく　ノースキャロライナの　バージニアと　
ルイジアナペリクをブレンドしたバージニア　の　2層構造になっていると書いてあり
バージニア自体の　リッチな味わいを期待できそうです。


しかして　その　　感想　は･･･

結論から言うと　このタバコ　相当美味いです
喫い始めから喫い終わりまで　甘味と味の深み　香りと満足のゆくタバコ感
そして一貫して流れて行くスムースで快適な口当たりの良い味わいは
どれをとっても素晴らしく　これぞ　VaPer　という感じです
人気の高いのも理解できます。


このタバコ　まず粗くほぐして詰めるのですが　少しだけ乾燥させたほうが良いと思います。
その方が味と香りが起ちます。

点火と伴にまず起ち上がるのは　シトラスとグラスの香りを含んだ明るめのブライト系の
甘さです。上品な軽い酸味を含む爽やかな甘さが来るのですが　これが結構甘い･･･
何か入っているのかもしれませんが　上質のハチミツの様な甘味でしょうか･･･
しかし　全然しつこいわけではなく　口当たりもいいですね。

そのすぐ後に　今度はレッドバージニアの味わいが来るのですが　これがまたいい
ペリクのレーズンの味わいに乗って　ヘイの香りとともに　深いアーシーな甘みが
来るのですが　これがドライで　フルーティな味わいを演出します。
理想的な展開で　この上下の甘味が合わさって　飽きの来ない深くて上品な甘さが
最後まで続いて行きます。
パフる時に感じるヘイとアーシーなタバコ感は　このタバコの満足感を押します。

実によく出来たタバコで　飽きが全く来ません
理想的な　VaPer　と言えるのではないのでしょうか。

STG(オーリック)　というと　PS　も含めて
少し雑なバージニア　というものを想像していたのですが
このタバコは（Flake Medallionsも含めて)全然違いますね

マクレや　GH　SG　のバージニアとも違いますが　それに匹敵するような美味さがあります
予想外の収穫でした
このタバコに対する私の評価はかなり高いです。

同じ　オーリックの　フレイクメダリオンと比べて見ると
10人中　8人は　こちらの方が美味いと言うと思います
それくらい　分かりやすい美味さがありますね
この私もそう思うのですが　あちらの方も　甘さは控えめながら
他にはない旨さがあってよろしいかと思います


オーリックというと　どうしても近年のダンヒルたばこを思い起こしますが
予想外の美味さを感じました。
手軽で美味しい　VaPer　をお探しの方に　お勧めします。

そんな感想になります
それでは　また