Cornell & Diehl - Exclusive

2021年　8月

今回は　Cornell & Diehl - Exclusive

暑い日が続きます　こんな日はラタキアの清涼感のあるブレンドか　バーレィのドライ感とペリクの酸味を感じるブレンドが良いのかな　と前回の記事で書きましたね
C&D のOld Joe Krantz （OJK）がことのほか美味くて良く手が伸びるこの頃ですが
酸っぱさの強いのも良いかと思って開けてみたのが当ブレンドになります

Exclusive （排他的）という名前の当ブレンドになりますが
何が排他的なのか　説明を見るとよくわかります



レッドバージニアと　マイルドなキャベンディッシュに　50％（そう書いてありますが）ものペリクが入っているそうです…

Bayou Morning においては　25％のペリクが入っていますが　50％というとちょっと多いです…
Bayou-based Tobacco ということですので　ニンニクと唐辛子の効いた　あのケイジャンの味付けを
想像するのですが　はてどうでしょうか…

またTRDC の説明には　1996発売のバルクで　Escudo　に似ていると書いてありますが
まったく似たところはありません　ペリクも多いことは確かですが　50％というのはちょっと盛りすぎで　そんなには入っていないと思います
ただ　ペリクの元になっているバーレィはキャベンディッシュの形なのかたくさん入っていると感じました　その証拠に　何とも強いニコチンを感じ　少しめまいを感じるほどになります
心臓にもよくない感じがしますので　年寄りにはちょっとお勧めできないタバコになります

そういった意味で　排他的なタバコであると思いましたね






少しダークな色合いのリボンカットになりますが
酸っぱさと少しケイジャンの香りを感じるニオイになりますが
他のブレンドで見られたような
腐ったような臭いニオイはないようです

葉組は
Cavendish, Perique, Virginia　　となっていますが
この記載以上に強いニコチンを感じるのは
ペリクとキャベンディッシュに含まれるニコチンが強いのだと感じました



ペリクが多いので　リボンカットですが燃えにくく感じます
しかし燃えすぎることはありませんのでクールスモーキングが出来るようです
静かに細い煙を出しながら少し口径の太めのパイプで喫ってやる方が良いと思います


点火とともに立ち上がるのは　ペリクの酸味とレイズン　プラム　イチジクのいわゆるダークフルーツ味とレッドバージニアの落ち着いた甘さになりますが　キャベンディッシュからの甘さもあると思います
ペリクの清涼感というものはあまり感じませんが　ぶ厚い酸味を感じます
ケイジャンの旨味分と辛さも感じます
この辺りは　他のVaPer のペリクとは少し違い　C&D ならではのペリクの味わいかと思います
ペリクとケイジャンスパイス由来の旨味を強く感じますので
まさに出汁の効いた漬物という感じの味わいがあります

これがこのブレンドの特徴であり　このブレンドが好きな方はこの辺りの味わいが好きなのだと
思います　酸味と旨味が全面に出たブレンドであると言えますね



想像していたよりもずっと穏やかな刺激の少ない酸味と甘さのある喫煙になるのですが
ペリクが多いせいか　バージニアの本来のアーシーなタバコ感であるとかホッとするような
安心感を感じないようです
どこか落ち着かないんですよね　その原因はやはり強いニコチンにあるのかもしれません…


ペリクは好きな葉っぱですが　バージニアに適度な比率で混ぜ合わせられたときにその効果は絶大かと
それはラタキアにも言えることですが　ラタキアはいざ知らずペリクにおいてはやはり個性が強すぎますのでこれほど含有量が多くなるとホッとするタバコにはならないようです
特殊なタバコであると言えます

また　ニコチンも強く　喫っているときは最初のうちあまり気にならないのですが
次第にその強さを感じ少しクラっとしてきます　心臓もひっ迫感があって
どうも体にはあまりよくないと思われますね

なので慣れがあるかもしれませんが　常喫には程遠く時折喫ってみたくなるブレンドかと思います
OJK のようなドライ感もなく　甘さはあるもののただただ酸味の強いブレンドで
どうやら夏向きとは言えそうにありません…
ただパフるとキャベンディッシュからのバーレィの風味を感じますので
そういった意味では少しOJK と似たところも感じますが
いかんせんペリクが多すぎ　ニコチンも強すぎるようです
そういった意味において排他的であり　難易度の高いブレンドになるかと思います

逆に暑苦しくなりそうなブレンドでしたね

こういったブレンドがお好きな方もおられるでしょうが
この私のような年寄りにはきつすぎるかもしれません
ペリクは嫌いではありませんが　バランスの問題かと思います

そういった感想になります
それでは　また