鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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モエレのオジロワシ 2/21-④ 4年目勘九郎? 三冬の登場

2021年02月24日 | オジロワシ
2021/2/21 その④となります

その①はこちら モエレのオジロワシ 2/21-① 富江の到着を待つのは…錦之助!
その②はこちら モエレのオジロワシ 2/21-② 富江の食事とその後
その③はこちら モエレのオジロワシ 2/21-③ 幻次ものがたり 近いんだよね
この様になっていますが 今回が最終となります

錦之助が待っているところへ 富江と一二郎が現れ 首尾よく富江が魚を獲って食べ
巣材をもって飛び去ったところへ 錦之助が来て残った魚の食べ残しを食べているというところになります

富江の食事中に 幻次が上空低く飛んで来たのですが 今は姿が見えません…
そんな状況となります
お話はそこからとなりました



魚の頭を食べ辺りを見回している錦之助になりますが

ここが前々回の最後となります


その時漁場の左側の沼の中ほどの雪の上に 1羽の幼鳥が降りているのを発見します






こちらがその幼鳥になりますが 
胴体脇の翼の色を見ると 随分のマダラというか色が明るく ちょうど藤色がかっているように見えます 普通はもっと色が黒っぽくなるか あるいはトビのような扇型のグラディエーションがかった
色合いになるのですが この幼鳥は少し違って見えます
それだけでも特徴的であると言えるのですが
顔つきは幼いわりにきつい顔をしてますね



この横顔を見ると すぐさま思い浮かべるのは 九太郎とあの三冬になります
目の周りが黒いんですね なのできつそうな顔に見えてきます




こちらは漁場の錦之助になりますが
食べ終えたのか



くちばしを雪で拭って



ニンマリとしているのですが なんとも特徴のある顔で不気味な感じがしますね
この錦之助の血縁が礼二であり あるいは 三冬であり 今ここにいる幼鳥なのかもしれません…
そういった妄想を掻き立てるのは


富江や一二郎とは あまりにかけ離れた顔つきの

この錦之助を見ると浮かんでくることになります



さて雪の上の幼鳥は

上空を見ていますが





またオジロワシがやって来たようです





それが今回の もう1羽の幼鳥となるのですが
いったい誰なのか問題  となります
以前に見た顔であるから面白いわけです

といっても 去年 一昨年 さらにもっと前から見ている幼鳥となりますから
当然体の特徴も変わってきますが その面影が残っているから面白い   そんな話です


木の陰から現れたのは




こちらの幼鳥となります
パッと見
トビ模様のあるムツオ系ではなく 翼上面のマダラが不規則なバタフライ系 でもありません
言うならば ライン系 とでもいうのでしょうか

でもくちばしは先の方にはまだうっすらと黒味がありますが 黄色くなっているようです
なので 生まれてもうすでに3年以上は経っていると思われます


さあ この幼鳥がどんどん近づいてきます

顔がはっきりと見えますが
翼下のラインがはっきり見えました
もう細くなってきてはいますが まっすぐのラインが1本通っていますし
気が付いたのは左右のオオワシ模様です
左は極細いのですが 右には太く目立つのが1本見えます
そして何よりも特徴的なのは この顔つきです

四郎を彷彿とさせるようなきれいな顔立ちです 涼しい目をしたこの幼鳥
頭グレー系のこの幼鳥は見覚えがあります

お腹のマダラは白系なのですが 以前はここにびっしりと白いまだらがありました
今はそれもかなり消えていますが 顔つきとオオワシ模様にしっかりと見覚えがあります

そうです この幼鳥はズバリ 勘九郎だと思います
最初に見たのは2018年になりますので 今年で4年目 ということになります
2020年まではもっとお腹の白いまだらがたくさんあったようですが
ここに来て随分と少なくなっているように見えます


あまり露出は高くないのですが







この横顔がとっても綺麗です クールなまなざしは賢さを思わせますね
この幼鳥ならば 錦之助とは似ても似つかない 富江や一二郎 あるいは四郎などと同じ系列の
オジロワシであるといって差しさわりはなさそうに見えます
いわゆる正統派の顔つき というところになります(半分はこのおっさんの妄想ですがね…)









ここで少しターンして





翼上面が見えるのですが
トビ模様もなくうっすらと細くラインがまばらにあるように見えます
背中のマダラもあまり多くはありません
僅かに尾羽の上面には縦に黒いところが見えます



ここでまたぐっとこちら側に近づいてきます












顔がはっきり見えますね

















そこまでやるか!  というくらい拡大するのですが
近いとまた印象も変わりますね


ここで横向きになり





















右へ旋回して林の上に消えてしまうのですが
すぐにまた引き返してきたのも






角度が変わると違う鳥に見えますが
やはり同じ勘九郎ということになります
こちらが参考となります
オジロワシプロファイル⑥2018~

4年たってもオオワシ模様は消えてしまわないようですね


勘九郎は飛び去ってしまったのですが
漁場の方にはまだ

錦之助の姿が見えます


しかし 先ほど雪の上にいた幼鳥のそばには

右側に オジロワシの成鳥が降りてきていました



この成鳥こそ




前回の記事で上空近くを待っていた 幻次そのもののようです
その証拠として尾羽の縁の真ん中辺りが薄茶色に汚れているのがわかります
汚れているのかもともとそんな色なのかわかりませんが 大きな幻次の特徴となります




こちらが 三冬似の幼鳥ですが



ここで




飛び上がりました!


この時気になったのは翼指の傷になります




  
左の奥の方へ飛んでゆくのですが
翼指の傷はまだはっきり見えません…





ここで 左翼指6枚目の先に傷が見え 右翼指の方は3枚目の中ほどに目立つ傷が見えました



しかし 左側には




7枚目の根元にも大きな傷が見えますね
しかしこの幼鳥 翼上面には目立つラインはなく ただ色が薄い感じです
翼の下面にも はっきりとしたラインは見えないようです
その辺りも 三冬に似ているところになります



それをじっと見ている

幻次と



錦之助となります
いったいどういった関係なのか気になるところですね



さてこの幼鳥、
見たことがないようなので ここで名前を付けるのですが
三冬に似た感じですが 竜次(りゅうじ) という名前にします
少し強面のイメージとなりました。
訂正
この幼鳥を竜次としたものですが どうもやはり三冬ではないかと考えなおします
ラインが三冬はもっと薄かったように記憶していたのですが 顔つきや右胴体脇の白いマダラが消えかかっていることを考えると のちに幼鳥銀座で出てくる竜次とした個体とは全く違うことがわかります
今シーズン三冬をまったく見ていないこともあってどうやらこの個体を三冬とした方が自然かと思いました。
以降訂正を入れておきます



さてこの三冬やはりこちらの方へどんどん近づいてきます



 


翼下のラインはまばらにあるだけで
胴体脇の白い大きなマダラもあまり見えません
そして顔つき 特に目の辺りが三冬そのものです
ムツオ系ではありませんので お腹には白いまだらが見えますがもうあまりないようです




ここで旋回して



翼上面がはっきり見えますが
トビ模様ということではありませんが 翼基部から中ほどにかけ色が淡いです
藤色のようにみえますね



ここでまた




横顔が見えますが まさに三冬という顔つきとなります
右3 左6・7 という翼傷を覚えておきましょう
以前は左翼指6枚目に大きな欠損がありましたが 今はそれも癒えているようです


  








左側の胴体脇の白いまだらが目立ちます 右の方はほとんど消えてますが
左はマダラの上部が消えているのが特徴です 右は真ん中が消えてます


 





まさに三冬を思わせる顔つきですが
ここでまた 雷魚を取ってほしいものです









そして三冬は消えてゆくのですが


漁場に残っているのは

この幻次と 錦之助だけとなりました

ここでこの場を後にするのですが
毎日いろんな鳥が現れるようになってきたようです
毎年現れる鳥がほとんどなのですが 新しい発見もあります
そこが面白いところとなりますね
それでは また
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