2019年 7月
今回は Samuel Gawith - Balkan Flake
このタバコ SG のラタキア物 としてはこたびのシリーズにおける 最期のレビューと
なります。
Commonwealth Mixture と並び ラタキアが幅を利かせるブレンドとなります。
このおっさん 以前 このブレンドを試したことがあるのですが そのときは
うまく味わえなかった という苦い思い出があります・・・
何故そうなったのかは順を追って。
葉組は
Latakia, Virginia という実にシンプルなブレンドとなります
しかも ラタキア物としては珍しい Flake となります。
SG のフレイク ですから
この様に 薄くカットされた FVF,SJF の様なフレイクタイプとなります。
湿り気をたっぷり含んだフレイクで 枚数を数えると 14枚 ありました。
以前喫ったときは 12枚位だった記憶がありますから それよりは薄いことになります。
これを ふたつきの空き缶に移すので
ハサミでカットして入れるのですが
すべて半分に切って移しました。
全面黒っぽい ダークブラウン一色の フレイクです。
匂いもほとんどしない 実に地味なフレイクとなっています。
これを
皿にほぼ1枚分を取り分けて
充分に
ほぐしてから 喫いました。
以前このタバコを喫ったときの感想は
その味を味わう以前に 実に燃えないタバコ だったというイメージがあります
このたばこ 想像しているより というか 触った感じよりずっと湿気が強い・・・!
のに加え、フレイクの詰め方 ということで
その時は折って詰めるやり方をしていたんですね・・・
だから猶更 上手く燃えなかったわけです。
そこで 今回は しっかりと味わうために 燃えやすいように充分細かくほぐして
詰めてみたわけです。
最初は 15分位乾燥させてから詰めてみました
しかしながら それでも簡単に火が消えてしまうんですね・・・
手で触った感触とは裏腹に 実に燃えにくいんですねこのタバコは
綺麗に燃えないと 味も甘みも来ないので
今度は30分以上 乾燥させてみました。
そうすると 静かに燃え始めたものです。
クールでスムースな燃焼 と謳われて居ますが
ある人に言わせると 水分が多すぎて 燃えにくいだけだ!
ということになるようです
水分で かさ増ししているのが この SG であると言われても仕方がない気もしますね。
C&D のように プロピレングリコール などの保湿材を使えば 燃焼しやすいので
しょうが、どうもそうはしない様です・・・。
そこが老舗のこだわりなのでしょうか?
また SG の考える所の バルカンソブラニー であると言われいるようですが
全くそれは的外れな味かと思います。
さて 味の 感想 となりまっす。
その前に 今開缶して かなり経っているのですが
やっと 本来のバージニアの味わいと甘みが出て来た様です
そうなれば ぐっとうまさが出てくるのですが
それは後からのお話しで
まずは 開缶したての味わいから。
このタバコ 実に面倒くさいタバコで 先にも言ったように
美味しく味わうには それなりの技術と根気が必要です
まずは綺麗に燃焼させるための時間が必要です
そうして上手く火が付いて初めて喫煙が進むのですが
まず最初に来るのは
がっしりとしたラタキアの味わいとなります
ウッジーな清涼感のある 味わいではなく モノトーンの ダークでカッキリとした
ラタキアそのものの味わいでしょうか。
他のブレンドで感じるような ラタキアの味わいとは違って どこか素朴で飾りのない
味わいになります。
バージニアの甘味は 極々穏やかで控えめ
どれほどのラタキアの含有量かは分かりませんが、ほとんど目立った甘さは感じない
ようです。
最初 ラタキアに足すことの FVF などのバージニア
というつくりをを想像していたのですが、そういった味でもなく
とにかく甘さは控えめで バージニアのアーシーさが グラスとヘイの香りに乗って
かすかにやって来るだけのように感じます。
何とも地味な味わいで もっと濃い味を想像していたものですが そうではないようです。
そして 最初は かなりの塩味を感じましたね
いうなれば 塩漬けしたラタキアを喫っている様なイメージが湧きました・・・。
何じゃぃこれは・・・しょっぱいぜ 少し・・・(ーー;)
でもそれは乾燥と伴に気にならなくなったのですが・・・。
このタバコ Balkan Flake という名前ですが
いったい 何処がバルカンなのか さっぱり分かりません・・・
これはバルカンではなく 地味な English ですね。
オリエントは入っていないので 定義からしてもバルカンではありませんし
味わいの方も まったくのイングリッシュとなりますね。
このタバコと比較すると Commonwealth の方が
甘さをかんじるようです
後者の方がバージニアの甘味が起つようです。
また GH の Balkan Mixture というのがありますが
あちらは 完全なるバルカンですから 味わいは全然違います。
雲泥の差 があるということになりますね。
このタバコクールでスムース であると書いてありますが
それは 先にも述べたように 燃焼しにくいから ということになるようです
痛く同感。
このタバコの味のイメージとして ビーフジャッキー を思い出します
スパイスのあまり効いていない 素のそれを連想しますね
甘味はあまり感じませんが ラタキアによる干し肉の旨みを感じます
そうしますと 考えようによっては 素朴で地味な旨み系のたばこを連想しますが
やはり 問題は 甘味となります。
それだけでは やはり好んで手が伸びるタバコではないように思いますね。
もう少し甘みがでないと 美味いタバコとは言い難い様です。
そんな印象を感じていたこのタバコですが
思わね味の変化がありました
開缶して 10日位経った頃でしょうか
熟成が進んだのか 乾燥が進んだのか たぶん両方の理由からであると思いますが
やっと バージニア本来のの甘味が起ってきましたね。
FVF のような 少しヘイの香りの起った 落ち着きのある甘みを感じるようになりました。
そうすると ぐっと美味しいタバコになりますね
ラタキア物 ということで ラタキア用のダンヒルを多投していたのですが
どうもそうではなく バージニア用の サシエニの方が このタバコにはあっているように
思います。
地味な味わいなので あまり手の伸びなかったこのタバコですが
半分以上喫ったところで 本来の美味しさを味わえたような気がします。
このタバコを美味しく喫うには
開缶した後 1か月位 置いておくのが良いのかもしれません
そうしないと 本来の美味しさが来ないような気がします。
そうして味わってみると 地味ながら なかなかのタバコかとは思います。
しかし 何度も言いますが これは バルカンではありません イングリッシュ ですね。
オリエントの味の広がりを求めるならば お門違いのタバコになります。
ラタキア自体も オリエントのアロマをこのタバコには感じない様です。
そんな感想ですが
このタバコ なかなか難しいところがあるので
初心者の方にはお勧めは出来ません ということになります。
それでは また
今回は Samuel Gawith - Balkan Flake
このタバコ SG のラタキア物 としてはこたびのシリーズにおける 最期のレビューと
なります。
Commonwealth Mixture と並び ラタキアが幅を利かせるブレンドとなります。
このおっさん 以前 このブレンドを試したことがあるのですが そのときは
うまく味わえなかった という苦い思い出があります・・・
何故そうなったのかは順を追って。
葉組は
Latakia, Virginia という実にシンプルなブレンドとなります
しかも ラタキア物としては珍しい Flake となります。
SG のフレイク ですから
この様に 薄くカットされた FVF,SJF の様なフレイクタイプとなります。
湿り気をたっぷり含んだフレイクで 枚数を数えると 14枚 ありました。
以前喫ったときは 12枚位だった記憶がありますから それよりは薄いことになります。
これを ふたつきの空き缶に移すので
ハサミでカットして入れるのですが
すべて半分に切って移しました。
全面黒っぽい ダークブラウン一色の フレイクです。
匂いもほとんどしない 実に地味なフレイクとなっています。
これを
皿にほぼ1枚分を取り分けて
充分に
ほぐしてから 喫いました。
以前このタバコを喫ったときの感想は
その味を味わう以前に 実に燃えないタバコ だったというイメージがあります
このたばこ 想像しているより というか 触った感じよりずっと湿気が強い・・・!
のに加え、フレイクの詰め方 ということで
その時は折って詰めるやり方をしていたんですね・・・
だから猶更 上手く燃えなかったわけです。
そこで 今回は しっかりと味わうために 燃えやすいように充分細かくほぐして
詰めてみたわけです。
最初は 15分位乾燥させてから詰めてみました
しかしながら それでも簡単に火が消えてしまうんですね・・・
手で触った感触とは裏腹に 実に燃えにくいんですねこのタバコは
綺麗に燃えないと 味も甘みも来ないので
今度は30分以上 乾燥させてみました。
そうすると 静かに燃え始めたものです。
クールでスムースな燃焼 と謳われて居ますが
ある人に言わせると 水分が多すぎて 燃えにくいだけだ!
ということになるようです
水分で かさ増ししているのが この SG であると言われても仕方がない気もしますね。
C&D のように プロピレングリコール などの保湿材を使えば 燃焼しやすいので
しょうが、どうもそうはしない様です・・・。
そこが老舗のこだわりなのでしょうか?
また SG の考える所の バルカンソブラニー であると言われいるようですが
全くそれは的外れな味かと思います。
さて 味の 感想 となりまっす。
その前に 今開缶して かなり経っているのですが
やっと 本来のバージニアの味わいと甘みが出て来た様です
そうなれば ぐっとうまさが出てくるのですが
それは後からのお話しで
まずは 開缶したての味わいから。
このタバコ 実に面倒くさいタバコで 先にも言ったように
美味しく味わうには それなりの技術と根気が必要です
まずは綺麗に燃焼させるための時間が必要です
そうして上手く火が付いて初めて喫煙が進むのですが
まず最初に来るのは
がっしりとしたラタキアの味わいとなります
ウッジーな清涼感のある 味わいではなく モノトーンの ダークでカッキリとした
ラタキアそのものの味わいでしょうか。
他のブレンドで感じるような ラタキアの味わいとは違って どこか素朴で飾りのない
味わいになります。
バージニアの甘味は 極々穏やかで控えめ
どれほどのラタキアの含有量かは分かりませんが、ほとんど目立った甘さは感じない
ようです。
最初 ラタキアに足すことの FVF などのバージニア
というつくりをを想像していたのですが、そういった味でもなく
とにかく甘さは控えめで バージニアのアーシーさが グラスとヘイの香りに乗って
かすかにやって来るだけのように感じます。
何とも地味な味わいで もっと濃い味を想像していたものですが そうではないようです。
そして 最初は かなりの塩味を感じましたね
いうなれば 塩漬けしたラタキアを喫っている様なイメージが湧きました・・・。
何じゃぃこれは・・・しょっぱいぜ 少し・・・(ーー;)
でもそれは乾燥と伴に気にならなくなったのですが・・・。
このタバコ Balkan Flake という名前ですが
いったい 何処がバルカンなのか さっぱり分かりません・・・
これはバルカンではなく 地味な English ですね。
オリエントは入っていないので 定義からしてもバルカンではありませんし
味わいの方も まったくのイングリッシュとなりますね。
このタバコと比較すると Commonwealth の方が
甘さをかんじるようです
後者の方がバージニアの甘味が起つようです。
また GH の Balkan Mixture というのがありますが
あちらは 完全なるバルカンですから 味わいは全然違います。
雲泥の差 があるということになりますね。
このタバコクールでスムース であると書いてありますが
それは 先にも述べたように 燃焼しにくいから ということになるようです
痛く同感。
このタバコの味のイメージとして ビーフジャッキー を思い出します
スパイスのあまり効いていない 素のそれを連想しますね
甘味はあまり感じませんが ラタキアによる干し肉の旨みを感じます
そうしますと 考えようによっては 素朴で地味な旨み系のたばこを連想しますが
やはり 問題は 甘味となります。
それだけでは やはり好んで手が伸びるタバコではないように思いますね。
もう少し甘みがでないと 美味いタバコとは言い難い様です。
そんな印象を感じていたこのタバコですが
思わね味の変化がありました
開缶して 10日位経った頃でしょうか
熟成が進んだのか 乾燥が進んだのか たぶん両方の理由からであると思いますが
やっと バージニア本来のの甘味が起ってきましたね。
FVF のような 少しヘイの香りの起った 落ち着きのある甘みを感じるようになりました。
そうすると ぐっと美味しいタバコになりますね
ラタキア物 ということで ラタキア用のダンヒルを多投していたのですが
どうもそうではなく バージニア用の サシエニの方が このタバコにはあっているように
思います。
地味な味わいなので あまり手の伸びなかったこのタバコですが
半分以上喫ったところで 本来の美味しさを味わえたような気がします。
このタバコを美味しく喫うには
開缶した後 1か月位 置いておくのが良いのかもしれません
そうしないと 本来の美味しさが来ないような気がします。
そうして味わってみると 地味ながら なかなかのタバコかとは思います。
しかし 何度も言いますが これは バルカンではありません イングリッシュ ですね。
オリエントの味の広がりを求めるならば お門違いのタバコになります。
ラタキア自体も オリエントのアロマをこのタバコには感じない様です。
そんな感想ですが
このタバコ なかなか難しいところがあるので
初心者の方にはお勧めは出来ません ということになります。
それでは また
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