鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Drucquer & Sons - Trafalgar

2019年02月06日 | パイプタバコ
2019年 2月

今回は Drucquer & Sons - Trafalgar

Greg Pease さんの Drucquer & Sonsタバコの復刻版 2作目 となります
御存知 ナポレオンが初めて敗れた この海戦の名前がついたこのタバコ
イギリス人にとっては 忘れられない地名でしょうが 
A classic mixture, Trafalgar というのもわかります。

しかしながら そんな伝統的 English を想像したものですが
実際は少し違いました。


お馴染みの 100g缶 ですが





ラタキアの含有量は いたって少なく見えます 
黄色と茶色の葉っぱがたくさん目立ち 小さなリボンカットになっています


少し皿にとりわけると

ラタキアと ペリクは黒いですから それ以外の ブライト レッド のバージニアと
黄色の オリエント/ターキッシュ が中心のブレンドとなっています。


葉組を見ると
Latakia, Oriental/Turkish, Perique, Virginia
となっていて いつもの English タイプ といえますが
はたして 味の方はどうだったのでしょうか。


感想
乾燥状態はすこぶる良く このままで簡単に火が付き 最後まで静かに燃えます。

点火と同時に まずオリエントの香りと甘みが起ち上がります
次いで レッドバージニアの甘味が来るのですが ラタキアもペリクも かなり控えめで
あまり酸味を含まない甘みだけが 強く感じられます。

English というと まず バージニアの甘味とラタキアのがツーンと来るスモーキーな香り
が来るのですが 
このタバコは まずオリエント 次いでバージニアがきます
これはもう English ではなく Balkan もしくは Oriental という感じですね

Trafalgar という名前とは裏腹に 実に バルカンチックなタバコの様です


最初は何処にいるのかわからなかったラタキアも 次第に低いところで スモーキーで
ウッディな香りを出すし ペリクも 深い甘味とペッパリィな辛みを だしますが
いたって控えめで調味料的な感じです。

それよりも オリエントとバージニアの甘味がこのタバコの味を引っ張ります。

もう少し詳しく味の説明をすると

なんといっても このタバコの中心は オリエント となります
このオリエント マクレのグランドオリエンタルシリーズの 
Classic Samsun を思わせるような甘みがあります フローラルな香りの中に
どこかナッティーな味を感じさせるあの香です

それに バージニアのブライトは控えめで ややペリクの効いた レッドの甘味が合わさり
ラタキアも少し味にアクセントを与え 
良い感じで 香りの強い甘味のたったとても喫いやすいタバコです。
ニコチンも強くなく 実に喫いやすいところですが 
Samsun の甘味は 引っかかりが少なく 少し飽きるところがあるかもしれません・・・

しかし 中盤から このタバコ独特の スパイシーな味と香りが強く起ち上がります
これがこのタバコの大きなポイント となります。

Tobaccoreview.com を読んでいると このタバコ Levant の泥臭さをとったような
タバコであると言っている人がいましたが 私は Levant は まだやったことがないので
その辺りは分かりませんが


このスパイシーさがとても気になりました・・・。
どこか泥臭い なんとも言われない香りと味がします・・・

でもどこかでこの味 味わったことがあります
いろんなものを思い浮かべながら味の記憶をたどると ハタと思い当ったものが
ありました。

それは あの カレーの味なんですね・・・。

カレーというと あの黄色い ターメリック を思い浮かべる人がいると思いますが
あのウコンの黄色い味ではなく クミン の味なんですね。

カレーで実際に一番使うスパイスは クミンです
クミン 5 に対して コリアンダー 2、 カルダモン 1、 そして残りの 2 の部分で
ターメリックやら 唐辛子やら その他たくさんの種類のスパイスを加えて味を決める訳です

しかし ほぼ半分の量を使っているクミンが カレーの本来のカレーらしい味を
決める訳です。

まったく 何処にも書いてはいないのですが このタバコに カレーの味を感じたわけです

この味が このタバコの癖になるところかと思うのですが
ここからは この私の独善的な考えなので 
あまり深く考えないで聞いてもらいたいのですが・・・・・・。



このタバコに使われているオリエント葉 が気になったので
マクレの グランドオリエンタルシリーズの オリエント葉を調べてみました
そうすると 喫ったことは まったくないのですが
このタバコが引っかかって来ました

それが


この McClelland - Katerini Classic (Grand Orientals)
なんですね

このタバコのオリエントは 西南マケドニアの ギリシャ の丘陵でとれるそうで
Samsun の種から栽培されたそうで カレー の味がするそうです。

この土地の地図


実際にこのタバコは喫ったこともないので なんとも 比較のしようもないですが
このトラファルガーに カレーの様な味を感じたのは 事実で
案外あるかもしれないと思ったわけです。


このスパイシーな味は 終盤まで続くのですが
オリエント バージニア の甘味と伴に ラタキアも加わり このカレー風味の
スパイシーさが全開となり 終焉を迎えます。
前半のおとなしさとは打って変わり 少し体の中がホットな感じになります

華やかな甘さと 泥臭いスパイシーさが同時に味わえる 面白いタバコではないでしょうか。

一押しではありませんが、とても喫いやすく いくらでも喫えるタバコかと思います。
一つ言えるのは ホッとするタバコではないということです
カレー風味のスパイシーさが そうさせるのかもしれませんね。

しかし このシリーズ 面白いタバコが目白押しですね
品切れが多くて なかなか買えませんが
Levant も  Inns of Court も Red Lion も気になりますね
 
今 買えるのは 最後のだけですが いずれ喫ってみようと思います


それでは また


パイプランキング
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (JN)
2019-12-08 22:28:58
こんにちは
私は日本語が母国語ではない理解してくれ
翻訳読んだことは理解することができました
容量が多くタバコを購入することを躊躇したが、
あなたの後期のおかげで、本当に多くのことがされてい
ありがとうございます
カレー味という表現が本当にと届きました
詳細ながら楽しいブログです lol :)
返信する
JNさん お役に立てて良かったです (おっさん)
2019-12-11 10:41:39
こんなブログですが参考になれば幸いです
パイプタバコは楽しいですが お気に入りのタバコが見つかるといいですね。
おっさん
返信する

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