どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2599

2020-02-18 20:10:12 | 時間の無駄
地方自治体もキャラ立てが必要な時代である。イメージ戦略の成否が地場産業・観光事業の振興に直結していると言っても良いだろう。餃子の年間消費量を賭けた熾烈な戦いは、その一例である。「宇都宮や浜松の人は餃子しか食べていない」と云う偏見を生む弊害も有る(うどんしか食べてない、と言い切りそうな香川県は例外とする)が、その手の独自性を前面に押し出す以上、ある程度の犠牲は覚悟すべきだろう。まずその前に住民のコンセンサスは一致させておきたい。ジンギスカンや芋煮は作り方を巡って内戦状態が続いているのだが、小異を捨てて大同に付く歩み寄りを期待したい所である。その様な突出した特長の無いのが特長の埼玉県であるが、他の都道府県には真似出来ない「東京の北側に接する」と云う地理的優位を誇る。ここは「北東京県」を名乗って唯一無二のキャラを確立して欲しいのであるが、新たな偏見が付け加わるだけに終わりそうな気もするのである。