気が付いてしまった様である。今回の騒動でリモートワークを導入し3週間経っても業務に支障が出ない事に、愕然としたIT企業役員が居るそうである。裏方の並々ならぬ苦労で何とか回っているのが実情であろうが、それでも「顔を合わせないと仕事にならない」と云う固定概念を突き崩すには十分だろう。VPNを安価に張り巡らせられると云うインフラの進歩を知ってはいても、実践するのは腰が重いと云うのが人情である。これを機会に柔軟な働き方を認める方向に進んでくれれば、多少なりとも慰めにはなるだろう。ネット会議を積極的に活用している企業では、他社員の家にあるAlexaやSiriを呼び出し合ったりバーチャル美少女のアバター+ボイスチェンジャーで完全武装したおっさんが登場したりと、ちょっとしたカオスになっている様である。どこら辺までを柔軟と認めるかは今後詰めていく必要は有りそうだが、ITで出来る事はそうした方が、皆が幸せになれると思うのである。