直撃は免れたが、しとしとのさいたまである。しかし21世紀の台風はどう動くか分かったものではない。何かの拍子でこっちに向かって来るかも知れないので、備えだけはしておきたい。秋雨前線とのコンボが決まった関係もあって、直近72時間の総雨量が500mmに達する地域も有る。最近は200とか300とかが普通に感じられてしまうのだから、慣れとは恐ろしい。すぐ流れていくから実感し難いが、積雪と考えれば都市機能が麻痺するレベルである。そう云う意味では、危険性をもっと目に見える形にする工夫が必要だろう。各自治体ではハザードマップを作成して注意喚起はしているが、どれだけの雨が降ったら危ないのかは専門家でも予見は難しい。だったらここはお役所仕事モードを発動し、この地区は72時間で300mm降ったら避難、の様な決め打ちした防災計画を立ててはどうか。今まで無事だったから自分は大丈夫バイアスの主観に任せるのは、21世紀では好ましくないと思うのである。