どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 2843

2020-10-19 19:44:34 | 時間の無駄
海産物なら、まず食べてみようとする。海に面した国であれば一般的傾向ではあろうが、日本は突出している様な気がする。生のホヤやナマコを食べる習慣が有るのは、我が国以外では韓国ぐらいだろう。流石に生食は無理らしいが、アメフラシを郷土料理として出す所もある。エチゼンクラゲが大繁殖した時には、何とか食べられないか工夫すらする。毎年フグに中る人が出ても、餅を喉に詰まらせた人程度の扱いしか受けないし、カキも余程の集団食中毒でなければ記事にすらならない。この海産物に対するガードの低さは異様である。その割には魚介類の消費量が年々減少しているのが不思議なのだが、食の選択肢が広がった事と、採算が取れる種類に生産が偏ったのが大きいのかも知れない。かつてはニシンで御殿が建ったが、ホヤでは物量的に無理である。鍋の季節を迎え、海産物をノーガードで堪能したいと願ってはいるが、諸般の事情も有り鶏の水炊きで妥協するのである。