現時点で289人らしい。今シーズンにインフルエンザと診断され、投薬治療を受けた人の数である。薬も貰えず追い返された人を含めればもう少し増えるのだろうが、それにしても少ない。多い年には10万人を超える感染者が出てもヨノナカは平常運転と云うのも、考え様によっては恐ろしい話である。これまでお互いどれだけ濃厚接触していたかが覗えると云うものである。これを契機に「風邪程度で休めるか」から「迷惑だから家から出るな」な方向でニューノーマル化を望みたいのであるが、国内の産業構造はサービス業に大きくシフトしてしまっている。その全てでネットリと濃厚な接触が求められる訳では無いが、現状では生活が立ち行かない例が多発するのも必然である。いい感じの距離を置いた関係性の再構築が急務なのであるが、20世紀的ネットリを要求するカス(タマー)も少なからず存在する。そう云う方々の面子を立てる方策が、感染終息の鍵かも知れないのである。