これぞ仁義なき戦いである。米国でVISAがApple Pay経由で決済された時の支払い手数料を見直す様、銀行と談判しているそうである。どうやらAppleはクレカ会社から少額ではあるが手数料を取っていた様である。これはApple Payリリース時、既存のクレカ各社のシマを荒らさない見返りとして取り決められた約束らしいのだが、ご存知の通りApple Cardで反故にされている。業を煮やしたVISAが反撃に出た格好であるが、恐らくGAFA各々と似た様な取り決めで決済機能を提供していると思われるので、クレカ企業とテック企業の全面戦争にまで発展する恐れがある。オラワクワクしてきたぞ。使う側からすればそこら辺は良きに計らえな話なので高みの見物を決め込む心算である。どちらの陣営も一枚岩ではなく、シノギ拡大の為に資本提携の杯を交わす、と云う抜け駆けも考えられる。個人向け金融事業そのものの再編すらあり得る一触即発の状況なのであり、任侠映画好きにとっては堪らない展開なのである。