ある意味、明確なガイドラインを国民に周知出来たとも言える。ブラジルのボルソナロ大統領がワクチン未接種を理由に、サッカー観戦を断られたとお怒りの様子である。打たないのはともかく、陰性証明すら提示しないのは意固地になっているとしか思えないのだが、ともあれ「大統領でも断る」と云うのは大変分かり易い。我が国でも木っ端議員では無く、政府の大物でそう云う人が出てくるとラテンで宜しいと思うのだが、皆様ご多忙中の様である。根絶は無理そうだからニューノーマルの範囲内でなるべく元の生活に戻していきましょうや、と云うのが世界的な流れである。後遺症がしんどいらしいので罹らないに越した事は無いが、死ぬ確率はまあまあ減ったと割り切って暮らしていくしかあるまい。その点は大統領も譲歩出来る余地が有ると思う。それに「インフルごときで休むのは甘え」系の主張が罷り通らなくなったと思えば、コロナ禍も悪い事ばかりではないのである。