相変わらずギリギリを攻める国である。9月の新学期以降、18歳未満の感染拡大が続く英国である。新規陽性者数は5万人弱だが、特に行動制限等を再強化する心算は無いらしい。無論陽性と判明した人は家で大人しくしていろと要請はするのだろうが、それ以外はほぼ平常運転の模様である。と言うよりはそうしないと人手不足で色々支障が出ているから、働ける人に働いてもらわないとならない状況なのであろう。冬になって入院者数が増加に転じればまた対策も変わるのであろうが、この攻める姿勢は真似しないまでも学ぶべき点は有る様に思う。事ここに至っては、絶対的な安全安心など有り得ない。利益と損害を常に天秤にかけて判断し、盲目的な感染対策は止める勇気が欲しい。まずはテレビ番組等でお馴染みの「遮蔽効果がスカスカのアクリルの仕切り」を止める所から始めてはどうか。置いておくと何となく安心、と云う思考停止は感染より恐ろしいと私は思うのである。