妥当な判断だとは思う。三菱UFJウォレットアプリが年内でサービス終了するらしい。自行のデビットカード所有者しか使えず、国内シェアトップのiPhoneに未対応である上に、デビットカード自体がVISA Touchに対応している。更にGoogle Payにカードを登録できるのでは存在価値に疑問符が付くのも仕方ない。取り敢えずキャッシュレスのトレンドに乗ってみた、だけの様な気もする。三井住友はApple PayかGoogle Payを使って下さいモードだし、後はみずほが自前のウォレットをどうするかが注目である。何か障害が発生する前に止めるのが賢明な気がする。決済手段が海外勢に占領されるのは甚だ遺憾ではあろうが、銀行がウォレットアプリを提供する理由の再検討が必要に思える。購買データが欲しいだけなら物理カードで十分間に合うし、かと言って現時点でカードレスにするとATMで詰む。スマホに依存しない生体認証をカード代わりにする位でなければ、導入するメリットが見出せない様に思うのである。