げに恐ろしきは手数料である。リボの利息も恐ろしいがそれはどうでもいい。さいたま市がデジタル地域通貨「さいコイン」の運用を7月31日から開始するそうである。さいたま市の行政サービスアプリの一機能として実装される様で、瀕死のポイント制度「たまポン」も統合されるらしい。初回利用時の2000ポイントに釣られる予定であるが、キャッシュレスのビッグウェーブは既に通り過ぎた後である。使える加盟店が近くに登場する事を祈っている。元はと言えばそのキャッシュレスのせいで運用に踏み切った面もある。試算では決済手数料として約300億円が市外に流出しているそうで、チリツモにも程が有る。その負担を被っているのは市内の小売店であり、行政としても看過出来ない問題であろう。結局「便利のコストを誰に押し付けるか」と云う商売の話になるのだが、そこに行政が介入して上手くいくもんなのかなと、ポイントだけ毟る気マンマンの一消費者は思うのである。