新紙幣の発行まであと2週間である。渋沢栄一氏の肖像が使われているとあって、埼玉の一部地域ではまんじゅうを売り出すまでの盛り上がりだが、実際売れているのかは分からない。紙幣刷新の際には詐欺が横行するのもよくある話なので、事前の対策が肝要であろう。旧紙幣は使えなくなるので交換してあげます、とご親切に持ち掛けてくる手口が想定されるが、聖徳太子とだったら取り替えてやると突っぱねて欲しい。また、新紙幣に慣れた人がほぼ居ない事に付け込んで「自販機で使えないから交換してくれ」と雑なコピー品を持ち込む横着者も居るかも知れない。新札は全体的にざらざらであり、識別用の立体マークが左端に印刷されているので触れば一発で分かるだろうが、そこら辺を口八丁手八丁で騙すのが詐欺師の手腕である。素人では太刀打ち出来ない必殺技を繰り出し兼ねないのであり、どれだけ贋作防止を盛り込んだとしても心の隙まではカバー出来ないのである。