聞いてて胃が痛くなる様な話である。沖電気がLINE Payの送金機能を実装する金融機関向け開発キットの発売開始を発表した当日の午後に、LINE Payのサービス終了が発表されたのであるから、実際に吐血して病院に担ぎ込まれた犠牲者が出たかも知れない。そこら辺の周知が水面下で行えなかったものかとも思うが、タイミング的に情報漏洩に敏感になっていたのが災いした可能性も有る。関係者各位には心からのお見舞いを申し上げる。Paypayに一本化する事は既定路線だったとはいえ、ここまでスッパリとサ終させてしまうとは思っていなかった。4400万人のLINE経済圏と云う安定基盤が有るのにそれをお払い箱にするのは勿体無い様にも思う。ブランドの統一に拘ったのかも知れないが、だったらLINE Paypayと改名する程度に留める事も出来ただろう。そう云う安直な道を選ばなかった潔さ、事業再編の決断の速さには敬意を表するが、やはり背中を預けられる相手では無さそうだと改めて思うのである。