病院で測ると血圧が高くなる…白衣性高血圧
血圧は、ちょっとした精神ストレスで変動しやすいものです。病院への慣れもあるとは思いますが、白衣をきた方が傍にいると、血圧や、病気に対する不安などがこみ上げてしまい、誰でも血圧が高くなってしまう可能性があると思います。
白衣性高血圧とは、家庭で測る血圧は正常であるのに、白衣を着ている医師・看護師の前で測ると、血圧が高い場合を「白衣性高血圧」と言います。
日常と違う病院の中で、不安や緊張など精神的ストレスを受けると、交感神経が刺激され、血圧が高くなってしまうと言われています。逆に、家庭では血圧が高いが、病院では血圧が低くなる、逆白衣性高血圧という病気もあります。
高血圧の判断基準
高血圧治療ガイドラインで基準とされている高血圧の治療目標は、診察室で測った場合140/90mmHg未満、家庭の場合135/85mmHg未満と、5mmHgの誤差が設けられています。
血圧は1日の中でも変化しており、決まった時間に測定することが重要になります。家庭での血圧は1回の測定結果に一喜一憂するのではなく、継続的に測定し、自分自身の平均的な数値を見つけ、健康管理に役立てましょう。
高血圧のお薬の服用について
「家で測定すると、高血圧ではないからお薬の服用をやめる」と直ぐに判断してしまうのは好ましくありません。
近年、白衣性高血圧の方は、日常の生活でもちょっとした緊張・不安など精神ストレスで、一時的に高血圧状態になる可能性があると考えられています。白衣性高血圧の方も、慢性的な高血圧の方よりはリスクは減れども、心臓、動脈、腎臓などの障害が起こってくることが分かっています。
また、慢性的な高血圧になりやすいため、勝手な判断でお薬の服用を中止してしまうのはいけません。必ず医師と相談するようにしましょう。
白衣性高血圧の対策
まずは、白衣性高血圧かどうかを判断するためには、家庭で血圧を測ることが大切になります。
病院での血圧が高くなってしまう人は、家庭用血圧計で毎日決まった時間に、取扱説明書に記載された正しい方法で血圧を測定・記録する習慣を付けましょう。
その記録を医師に見せて相談することが「白衣性高血圧症」診断の役に立ちます。「白衣性高血圧症」と診断されても、家庭での血圧値が正常範囲であれば、治療は必要としません。
血圧計を持っていない方は、購入することをお勧めします。
腕にまいて測定するもの、手首で測定できるもの、測定記録を残しておけるものなど、多くの血圧計が販売されています。病院、ドラッグストアや薬局の店員、薬剤師の方などに相談してみましょう。
血圧手帳のすすめ
家庭での血圧を測定しているのであれば、測定結果を「血圧手帳」に記入し、持ち歩きましょう。
血圧手帳とは、日々の血圧の測定結果を記入し、グラフなど血圧の推移が分かるようになっています。病院受診時に医師に血圧手帳を提出すると、診察時の血圧だけでなく家庭での血圧の変動を考慮して、治療方針を決めることができます。
血圧手帳にも色んな種類があり、病院や薬局に置いてあるもの、インターネットでダウンロードできるもの、スマホアプリなどでもあります。継続して記入できるよう、自分に合った手帳を見つけることをおすすめします。
家庭での血圧も高めで、病院に来るとさらに高くなってしまうというタイプの人は、医師の指示に従って治療を進めてください。その際も、家庭での血圧値は高血圧治療薬の効き目などを判断する材料になりますから、家庭での血圧値の記録を残すようにしましょう。
12月に入ると、何となく忙しく感じてきます。
物騒な事件も起きていますので、火事や事故に注意して、年の瀬をお過ごし下さい。寒さも一段と厳しくなってきます。体調にも気を付けてくださいね。
※実践話し方クラブ担当(矢端)
血圧は、ちょっとした精神ストレスで変動しやすいものです。病院への慣れもあるとは思いますが、白衣をきた方が傍にいると、血圧や、病気に対する不安などがこみ上げてしまい、誰でも血圧が高くなってしまう可能性があると思います。
白衣性高血圧とは、家庭で測る血圧は正常であるのに、白衣を着ている医師・看護師の前で測ると、血圧が高い場合を「白衣性高血圧」と言います。
日常と違う病院の中で、不安や緊張など精神的ストレスを受けると、交感神経が刺激され、血圧が高くなってしまうと言われています。逆に、家庭では血圧が高いが、病院では血圧が低くなる、逆白衣性高血圧という病気もあります。
高血圧の判断基準
高血圧治療ガイドラインで基準とされている高血圧の治療目標は、診察室で測った場合140/90mmHg未満、家庭の場合135/85mmHg未満と、5mmHgの誤差が設けられています。
血圧は1日の中でも変化しており、決まった時間に測定することが重要になります。家庭での血圧は1回の測定結果に一喜一憂するのではなく、継続的に測定し、自分自身の平均的な数値を見つけ、健康管理に役立てましょう。
高血圧のお薬の服用について
「家で測定すると、高血圧ではないからお薬の服用をやめる」と直ぐに判断してしまうのは好ましくありません。
近年、白衣性高血圧の方は、日常の生活でもちょっとした緊張・不安など精神ストレスで、一時的に高血圧状態になる可能性があると考えられています。白衣性高血圧の方も、慢性的な高血圧の方よりはリスクは減れども、心臓、動脈、腎臓などの障害が起こってくることが分かっています。
また、慢性的な高血圧になりやすいため、勝手な判断でお薬の服用を中止してしまうのはいけません。必ず医師と相談するようにしましょう。
白衣性高血圧の対策
まずは、白衣性高血圧かどうかを判断するためには、家庭で血圧を測ることが大切になります。
病院での血圧が高くなってしまう人は、家庭用血圧計で毎日決まった時間に、取扱説明書に記載された正しい方法で血圧を測定・記録する習慣を付けましょう。
その記録を医師に見せて相談することが「白衣性高血圧症」診断の役に立ちます。「白衣性高血圧症」と診断されても、家庭での血圧値が正常範囲であれば、治療は必要としません。
血圧計を持っていない方は、購入することをお勧めします。
腕にまいて測定するもの、手首で測定できるもの、測定記録を残しておけるものなど、多くの血圧計が販売されています。病院、ドラッグストアや薬局の店員、薬剤師の方などに相談してみましょう。
血圧手帳のすすめ
家庭での血圧を測定しているのであれば、測定結果を「血圧手帳」に記入し、持ち歩きましょう。
血圧手帳とは、日々の血圧の測定結果を記入し、グラフなど血圧の推移が分かるようになっています。病院受診時に医師に血圧手帳を提出すると、診察時の血圧だけでなく家庭での血圧の変動を考慮して、治療方針を決めることができます。
血圧手帳にも色んな種類があり、病院や薬局に置いてあるもの、インターネットでダウンロードできるもの、スマホアプリなどでもあります。継続して記入できるよう、自分に合った手帳を見つけることをおすすめします。
家庭での血圧も高めで、病院に来るとさらに高くなってしまうというタイプの人は、医師の指示に従って治療を進めてください。その際も、家庭での血圧値は高血圧治療薬の効き目などを判断する材料になりますから、家庭での血圧値の記録を残すようにしましょう。
12月に入ると、何となく忙しく感じてきます。
物騒な事件も起きていますので、火事や事故に注意して、年の瀬をお過ごし下さい。寒さも一段と厳しくなってきます。体調にも気を付けてくださいね。
※実践話し方クラブ担当(矢端)